ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

プロと言う事。アートと言う事。

2014-05-31 02:00:05 | Weblog

プロと言う事。アートと言う事。
この言葉にまつわる話しは、いつも堂々巡りで、
長い話になることが多い。 この二つの言葉に対して、僕は明確な意見があります。 個人的に、ですけど。

この二つの言葉は、ゴールが違う、と思います。
1つのゴールは「お金」もう1つは「美、感動の追求」

「プロフェッショナル 」という言葉は、職能を意味しています。
職業として、十分な技術を持っているか?ビジネス。そして、それで飯を食う。
受注があり、それに見合った商品、サービスを提供して お金を貰う。
だから、プロフェッショナルというのは、極端に言えば、ゴールは「金儲け」
それゆえの厳しさもあります。
間違わない。指示に的確に答えられる。などなど。

「アート」という言葉は、美、感動を追求する人。
自分の思う美しさ、 新しい美しいもの、を追求するのがアーティスト。
そして、その中には、明らかにその人だとすぐにわかる、と言う事が
含まれる、と考えます。
自分の思うとても美しい事を実現し、自分しか出来ないスタイルを作り上げて行く事。
そして、何より、感動が有る事。人の感じた事の無い感動を目指す。
だから、アートのゴールは 「美、感動の追求」
チャレンジする勇気も必要です。
失敗を恐れない事。

*******
実際、一人の職業ギタリストの中に、二つの要素は、せめぎあっているものですが。

僕は、どこまでも「感動の追求」が、最優先だと思います。
そこを外しては、何も始まらない。と、思います。
そして、世界一感動的なギタリストが目の前に居れば、
こういう議論は、いっぺんに無意味に思えるものだと思います。 

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