発表会が近づいて参りました。
色んなことを判断して、準備する時期です。
思い悩むことがあれば、実際に行動して解決しよう。
実行されない完璧な計画より、 実行された多少いびつな計画の方が断然価値のあるものだと思います。
「アドリブが出来ないんです」
今、良く聞く話題ですが、「出来るには出来るが、カッコ悪い。オルタードが出ない」
そんな人は、一度、ワンコーラス作曲してみてはどうでしょう?
ある程度、ここで何を弾けば良いのか、わかっているならば、
1小節歌い、それを譜面に書き、次の小節を考える。
そうやって、実際に、次の小節のいくつかの自分の選択肢の可能性を探るのは非常に有効です。
ーフレーズ集、耳コピしたフレーズなど、実は肝心な時にさっぱり出て来ないのは、良くある話しです。それは当たり前で、歌心のある人は、突然とってつけたように決めたフレーズを弾く事なんて出来ないんです。
逆説的に言えば、すでに何かの自分の歌心、メロディーがあると言って良い。究極のところ、それしかあなたは歌えないし、それはまた素晴らしい事と言える。だから 、ゆっくり歌ってみて、そのメロディーがもう少しマシなものにならないか、考えるのは、なかなか良い事です。
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最後に「 アドリブが出来ないんです」と言って始めもしない人に。
まず始めてみる、というのも大事ですよ。 勢いで、まずやっちゃう事の力を借りるのが
インプロヴィゼーション(即興演奏)と言えると思うんです。
最初はデタラメに聞こえても、やってみるのも大事。
立ち止まらずに弾き続ける。それが出来るだけでも価値だと思うんです。