宮沢賢治の自筆資料を発見 NHK
宮沢賢治の自筆資料を発見
詩人で童話作家の宮沢賢治がデビュー前に学生時代の同級生に宛てた自筆のはがきなどが見つかりました。
文筆活動を始めたころの賢治の素直な気持ちがつづられていて、専門家は「賢治の日常や思いがわかる貴重な資料だ」と話しています。
見つかったのは、宮沢賢治が、盛岡高等農林学校の同級生、成瀬金太郎氏に大正5年から9年にかけて送ったはがきや封筒などあわせて11点です。
デビューする前の文筆活動を始めたころの資料で、いずれも千葉県の近代文学の研究者が東京都内の古書店から入手しました。
このうち、就職をきっかけに南洋諸島に赴任した成瀬氏に送ったはがきには、自作の童話について「印刷した半紙を50枚送ったので、現地で配って欲しい」と書いてあり、多くの人に読んでもらいたいと願う素直な気持ちがつづられています。
また、絵はがきを送ったとする内容の手紙には「途中で盗む者があったらひどいめにあわせてやりましょう」と冗談めかした言葉が記され、賢治の人柄がしのばれます。
検証にあたった宮沢賢治の全集の編纂委員で、大妻女子大学の杉浦静教授は「これだけの自筆資料が新たに見つかることは珍しい。文学者として出発した時期の賢治の日常や思いがわかる貴重な資料だ」と話しています。
これらは、10月8日から千葉県の秀明大学で開かれる「宮沢賢治展」で公開されます。
09月24日 19時18分
宮沢賢治の自筆資料を発見
詩人で童話作家の宮沢賢治がデビュー前に学生時代の同級生に宛てた自筆のはがきなどが見つかりました。
文筆活動を始めたころの賢治の素直な気持ちがつづられていて、専門家は「賢治の日常や思いがわかる貴重な資料だ」と話しています。
見つかったのは、宮沢賢治が、盛岡高等農林学校の同級生、成瀬金太郎氏に大正5年から9年にかけて送ったはがきや封筒などあわせて11点です。
デビューする前の文筆活動を始めたころの資料で、いずれも千葉県の近代文学の研究者が東京都内の古書店から入手しました。
このうち、就職をきっかけに南洋諸島に赴任した成瀬氏に送ったはがきには、自作の童話について「印刷した半紙を50枚送ったので、現地で配って欲しい」と書いてあり、多くの人に読んでもらいたいと願う素直な気持ちがつづられています。
また、絵はがきを送ったとする内容の手紙には「途中で盗む者があったらひどいめにあわせてやりましょう」と冗談めかした言葉が記され、賢治の人柄がしのばれます。
検証にあたった宮沢賢治の全集の編纂委員で、大妻女子大学の杉浦静教授は「これだけの自筆資料が新たに見つかることは珍しい。文学者として出発した時期の賢治の日常や思いがわかる貴重な資料だ」と話しています。
これらは、10月8日から千葉県の秀明大学で開かれる「宮沢賢治展」で公開されます。
09月24日 19時18分