カラクイが下記のように折れて糸蔵の中に折れたカラクイが絃の巻かれた状態で残った場合。
これの取りはずしに悩んだ方は少なからずいることでしょう。
こうなった場合の簡単な取り除き方を説明しましょう。
下記のように中弦の絃をハサミで切り、絃を取り外します。
下は絃を取り外した状態
次に「つまようじ」を用意します。
「つまようじ」は先端と頭の飾り部分をハサミなどで切り取ります。
ついでに次の作業のために残ったカラクイと絃をはずしておきましょう。
下記のように棹を横にして、カラクイを挿入する側ではなく反対の小さな穴から詰まったカラクイに向けて木づちやなければ少し硬めの何か(とってのついた陶器のカップでもいけるかと思います)で軽くカットしたつまようじの頭をたたきます。するとどうでしょう。簡単にはずれます。 決して強くたたく必要はありません。軽く「コン、コン」と叩くだけで詰まったものが飛び出してきます。 注意点としては、詰まったカラクイの先端につまようじが当たるように確認しながら行ってください。斜めにつまようじを打ち込むとつまようじが取れなくなりますので気をつけたいものです。
以上ご参考まで。
金丸でした。