いよいよ動き出しました。
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大阪市の米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）」の運営会社ユー・エス・ジェイのグレン・ガンペル最高経営責任者（ＣＥＯ）は１７日、県庁で翁長雄志知事と初会談し、ＵＳＪの沖縄進出を表明、交通インフラ整備など事業計画に必要な支援策について協力を求めた。
建設場所は明言しなかったが、同社は本部町の国営海洋博公園での事業を計画している。
同席した森岡毅執行役員は会談後「東京五輪までに開業できればいい。来年に工事を開始するぐらいのスピードで動かなければ無理だ」と、事業の進め方について見解を示した。
ガンペル氏と翁長知事の会談は冒頭のみ公開された。ガンペル氏は会談後「沖縄にテーマパークを建設することに興味があることを伝えるために来た」と話した。翁長知事は「沖縄誘致に取り組みたい」と述べ、ユー・エス・ジェイへの支援を約束した。
翁長知事は記者団に「ＵＳＪの沖縄進出は地域振興に大きく寄与し、沖縄観光のブランドの向上につながる」と指摘した上で「県民のコンセンサスを得ながらさまざまな課題を解決したい」と語った。
カジノを中心とする統合型リゾート施設（ＩＲ）として展開する可能性については「カジノは沖縄の土壌にはふさわしくない」との見解を示した。
森岡氏は「施設の中身も大事だが、交通インフラやさまざまな規制緩和は、翁長知事から発信していただきたい部分も多い」と述べ、ＵＳＪ進出に向け知事からも政府に働き掛けるよう期待した。鉄軌道の導入については「あれば非常にいい」と話した。
