南西地域産業活性化センター(NIAC)は10日、県と全市町村の将来推計人口に関する調査報告書を公表した。それによると、県の人口は、現在の出生率に改善が見られなければ2025年に145万人でピークを迎え、60年には129万人まで減少するとした。
将来推計人口は、10年の国勢調査の結果を基準人口とし、各種統計資料を組み合わせて算出した。
14年で1・86となっている県の合計特殊出生率が、24年に長期的な人口維持が可能となる「人口置換水準」の2・07に回復した場合でも、ピークは29年の146万7千人になるものの、60年には137万6千人に減少する推計となった。
NIACの金城毅上席研究員は「20~30代の女性の人口が減少しており、出生率が改善しても将来的には人口減が避けられない」と分析した。/【琉球新報電子版】
将来推計人口は、10年の国勢調査の結果を基準人口とし、各種統計資料を組み合わせて算出した。
14年で1・86となっている県の合計特殊出生率が、24年に長期的な人口維持が可能となる「人口置換水準」の2・07に回復した場合でも、ピークは29年の146万7千人になるものの、60年には137万6千人に減少する推計となった。
NIACの金城毅上席研究員は「20~30代の女性の人口が減少しており、出生率が改善しても将来的には人口減が避けられない」と分析した。/【琉球新報電子版】