瑞穂酒造(那覇市、玉那覇美佐子社長)と酒類企画販売のOneSpirit(那覇市、仲里彬代表)は8日、ラム酒「THE OKINAWA ISLANDS RUM(ザ・オキナワ・アイランズ・ラム)」を発売した。
粟国や伊江など県内8島で生産した黒糖を使用している。
玉那覇社長は「多くの人に飲んでいただき、沖縄の黒糖や島々の魅力を知ってほしい」と期待した。
沖縄のラムプロジェクト「ONERUM(ワンラム)」の新シリーズ第1弾。アルコール度数40度で1本720ミリリットル入り。税込み2920円で県内外の酒販店で販売している。
県内8島で生産の黒糖を風味別にライト、ミドル、リッチの3タイプに分けて造った原酒をブレンドしたもので、風味の豊かさが特長。
製造工程で、蒸留後に残る廃液(ダンダー)を利用し、従来よりも風味が出るように工夫したという。
市販の酵母ではなく、自社栽培のサトウキビから取った酵母を使用するなどオリジナル性を追求した。
原料の黒糖を提供したJAおきなわの前田典男理事長は「今年は黒糖製法の伝来400周年の節目の年で、黒糖ラム酒が国内外へと大きく展開し、泡盛と並ぶ著名な酒として発展してほしい」と期待した。