琉球王国時代 最高位の神女「聞得大君」の行幸を再現 斎場御嶽で
琉球王国時代の祭祀を司った神女「聞得大君(きこえおおきみ)」の行幸を再現したイベントが、南城市の斎場御嶽(せーふぁーうたき)で行われました。
聞得大君は琉球王国時代に国や国王を霊的に守り、まつりごとをまとめる重要な役割を担ったとされます。
8年ぶりに再現された行幸「御新下り」(おあらおり)は、新たな聞得大君が就任した際に行われた儀式で、当時は首里城から斎場御嶽まで1日かけて歩き、東方の久高島を拝んだといわれています。
16日のイベントでは、南城市民から選ばれた聞得大君役や、この日のために歩き方や所作の練習を重ねた約60人が練り歩き、平和への祈りを捧げました。
南城市によりますと、次回は4年後の2028年に実施される予定です。