1710年、三絃匠主取に任命された知念の作といわれています。
太棹です。
天の曲りは大きく、中央にかすかに盛りあがった稜線があります。天面も広いです。
天と鳩胸は盛りあがっており、野坂は短く、野丸は丸みをおびています。
野丸から鳩胸にかけて、中央には天面同様かすかに稜線があります。
上記説明は本来の仕様ですが、近年は製作者によって微妙に太さや大きさ、稜線の出し方に違いが見受けられます。
※左から3本はカマゴンで、右端だけカミゲン。
図面は次のとおり。
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2018年5月4日
カミゲン棹(知念大工型)の修正で相談したく銘苅春政先生宅の工房を訪問しました。
ところが、この数日体調が万全でないようで、工房で横になっていらっしゃいました。
御年数えで85歳にもなりますので、大変です。
少しだけお話しをして引き上げました。
早く良くなって欲しいものです。
体力的にも精神的にも棹づくりはかなり大変な作業になりつつあるなと感じました。
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