本場沖縄の空手道と古武道を学ぶため、フランスの空手指導者や愛好家が19日来沖した。
一行は22日まで南風原町の沖縄松濤(しょうとう)館(春田憲佑館長)道場などで稽古し、修行に汗を流した。
沖縄の子どもたちとの文化交流や観光を含め、25日まで滞在する。
沖縄を訪れているのはフランス中西部の地域で空手道に励む、男性8人と女性5人。
参加者の最年少は13歳のウォンダ・ドゥペェブさん。
鹿児島出身の鹿島幸子さん(44)と夫で空手指導者のファブリス・マエさん(44)の呼び掛けでメンバーが集まった。
鹿島さんは2009年に沖縄を訪れ、春田館長(71)と知り合った。
「今回、指導を依頼し、快く受け入れてもらった。大変ありがたい」と感謝した。
黒帯のジョン・クリストフ・パーコーさん(44)は空手歴17年で、4段の腕前。
フランスで弟子を指導し、空手の普及に努めている。
「沖縄は空手発祥の地であり、いつか訪れたいと思っていた」と感激した様子で語り、「本物の技に触れ、自分に足りない技術を学びたい」と意欲を見せた。
沖縄松濤館で19日に行われた稽古では、春田館長から正座やおじぎ、2人一組の正拳突きなどの基本姿勢を学んだ。
指導した春田館長は「空手に対する熱い思いが伝わった。精神を鍛えるのが空手であり、同時に技術も磨いていってほしい」と期待を込めた。
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