沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

伝統と現代 組踊競演 10月のウチナーンチュ大会

2016-08-04 06:41:14 | ニュース

伝統組踊保存会(眞境名正憲会長)とあまわり浪漫の会(長谷川清博会長)は10月29日の午後2時と午後6時、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で「『伝統組踊×現代版組踊』伝統と未来」を開催する。

組踊と現代版組踊が初めて同時に上演される。

第6回世界のウチナーンチュ大会の連携行事。8月3日に県庁でPRイベントが催され、関係者が来場を呼び掛けた。

組踊は1719年に誕生した琉球独特の歌舞劇。現代版組踊は郷土芸能を取り入れた沖縄版ミュージカル。

同時上演では組踊「護佐丸敵討」と現代版組踊「肝高の阿麻和利」を演じる。

PRイベントで琉球古典音楽の人間国宝で伝統組踊保存会副会長の照喜名朝一さん(84)は「組踊では阿麻和利が逆臣として描かれるが、現代版組踊は阿麻和利が地域で英雄であることに着目した良い創作だ。現代版組踊をしている子どもたちもいずれ組踊に取り組んでほしい」と話した。

公演の問い合わせはタオファクトリー(電話)098(983)0144。

 

伝統組踊と現代版組踊の同時上演について語るあまわり浪漫の会の長谷川清博会長=3日、那覇市の県庁

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄軌道 新たに3案追加

2016-08-03 10:50:18 | ニュース

沖縄本島への新たな鉄軌道導入の計画案策定に向けて作業を進める県は2日、これまで公表していた那覇市と名護市を結ぶ骨格軸のルート案4案に加え、新たに北谷町や恩納村を経由する3案を追加公表した。

9千人弱の意見が寄せられた2016年5~6月実施のパブリック・インボルブメント(PI、県民意見参加)の結果を反映させた。本年内に需要予測や費用対効果を基にこれら7案などを比較評価する。

追加されたのは(1)すでに公表されているB案「中部西・北部東ルート」(約67キロ)に恩納村を経由する変更を加えたB派生案(約68キロ)(2)既存のC案「中部東・北部西ルート」(約63キロ)に北谷町を経由する変更を加えたC派生案(約65キロ)(3)既存のD案「中部東・北部東ルート」(約67キロ)に北谷町を経由する変更を加えたD派生案(約69キロ)―の3案。

「恩納村から金武町経由の路線があると県民利用者が増える」「多くの人が住み、観光客も移動する北谷町、沖縄市はどのルート案でも考慮してほしい」などの意見を反映させた。

そのほか骨格軸の環状化や複線化を求める意見や名護以北や那覇以南に延伸を求める意見があった。

県は今後、(基幹線から分かれる支線の)フィーダー交通の需要などを踏まえて環状化案や延伸案も検討していくか決定する。

2日に県庁で開いた沖縄鉄軌道計画検討委員会で委員に追加するルート案3案を説明した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄7月の暑さ、戦後一番だった

2016-08-02 08:27:43 | ニュース

 

沖縄気象台によると、7月の沖縄地方の地域平均気温は平年より0・9度高くなり、1946年に統計を開始してから最も高い記録に並んだ。先島諸島付近を含む沖縄の南の海域の月平均海面水温は、平年より0・8度高い30・1度となり、解析値の存在する82年以降、最も高くなっている。

地域平均気温平年差は、那覇、久米島、宮古島、石垣島、与那国島の5地点の気温の平年差を平均した値。平年に比べて、久米島で1・1度、その他4地点で0・9度高くなった。

県内の26の観測地点のうち、伊是名や名護、久米島など9地点で、月平均気温は通年で最も高くなった。

海面水温は、梅雨明け以降、台風1号の影響を受けた7月中旬を除いて高い状態が続いている。

気象台によると、赤道付近の海面水温が平年より高く、インドネシア付近で積乱雲ができやすい状態が続いたため、湿った空気がフィリピン周辺に流れ込んだ。その影響で、太平洋高気圧が平年より西に張り出し、沖縄地方が太平洋高気圧に覆われやすくなったことが原因とみられる。

気象台は、8月も引き続き暑さが続くと予想している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6年ぶりに東が勝利 与那原大綱曳

2016-08-01 07:08:20 | ニュース

440年余の伝統を有する与那原(よなばる)大綱曳をメインイベントにした「第34回与那原大綱曳まつり」(同まつり実行委員会主催)が30、31の両日、与那原町の御殿山青少年広場で行われた。

約1万5千人(主催者発表)が来場した。

31日の大綱曳では東西に分かれた約1600人が力を振り絞って引き合い、1分46秒の熱戦の末、東に軍配が上がった。

東の勝利は6年ぶり。

綱の上に乗る支度の主題は毎年異なり、ことしの主題は「阿麻和利・護佐丸の乱」。

東の綱に護佐丸、西の綱に阿麻和利が乗り、互いににらみ合って熱戦を鼓舞した。

綱の重さは約5㌧、長さは約90㍍。結び目にカナチ棒が差し込まれると同時に激しく引き合った。

昨年までの西の5連勝を食い止めた東は旗頭を高らかに掲げ、喜びに沸いた。【琉球新報電子版】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする