老いてなお 生き生きと しなやかに しっとりと

老いても老いずの風情で、しかしその歳らしく、しっとりとした趣を醸しだせる女性でありたい。後期高齢者の仲間入りを受け入れて

コロナ禍下の3回忌 (2)

2020-12-09 10:10:24 | 思うこと

今朝の寒さは真冬並み。冷えている。

ところで、佐世保から戻ってもう3日目。昨日は送っていた荷物も届いた。

荷物を出しながらまた思い出す。

甥の残した一人っ子がこの12月5日に3歳の誕生日を迎えていた。この子が初誕生日を迎えてすぐ甥は逝ったのだった。

以来、残された母子は月命日のころには必ず働いている福岡からお参りに帰ってくるという。

                             

妹が話します。

この3歳の子が、「ねぇ、おばぁちゃん、お父さんは何処に隠れているの?出てくればいいのに。お父さんに出てくるように言ってよ、おばぁちゃん。お父さんを連れてきてよ、会いたいよ」

最近は、そう言うのだそうです。「堪らない」と言って妹は涙声になります。

やっと、父親は何処にいるのだろうと思うようになったのでしょう。それを聞く私たちもつらい。

                          

思えば、我が家系は父親に縁の薄い家系です。

私どもの父も38歳で他界しました。末弟はまだ満3歳になってなかったのでした。それでも今は十分に高齢者です。

そして、私どもの母も末弟ほどのころに父親を失っています。妹も35歳で連れ合いを失いました。

つまり、私の祖母、母、妹、そして甥の連れ合いと、若くして難儀をすることになりました。

如何なる縁で、こういうことが続くのかと思います。すべては運命と言うことでしょう。こんな連鎖はもう切れて欲しいと思います。

ではまた、お会いしましょう

 

 

コメント (10)
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