老いてなお 生き生きと しなやかに しっとりと

老いても老いずの風情で、しかしその歳らしく、しっとりとした趣を醸しだせる女性でありたい。後期高齢者の仲間入りを受け入れて

人生、来し方にある色々なこと

2020-12-13 15:52:03 | 思うこと

今日も昨日同様、風もなくお日様のあたたかな午後を迎えている。

早めの温泉から戻り、昨日のお客さんのことを思い出した。

この方、房子さんは2・3年ほどのお付き合いの方で人柄がよく温和で、私にないものを持っていらっしゃる。

信頼できる方と思っている。

房子さんが、いつ頃だったか3人連れの時、「勿忘草さんは、私の過去を知っていますか?」「どんな?知らない」と答えたことがあった。

彼女としては、とても気にしていたようだった。

と言うのは、もう一人の律ちゃんが話したことには、<房子さんは勿忘草の家の同じ班の人の家にいたが、離婚して今は元のご主人の知り合いの人と再婚している>ということだった。これは、その時より以前に聞いていた話。

今の暮らしになるまでの経緯が複雑で、このことを私が知っているか気にしていたのだと分かった。

後期高齢者に分類される私と、周りの人たちも同じような年齢で、人生も此処まで来る間には、皆それぞれ色々なことがあって今がある。

他人にはできれば言いたくない話、できれば知られたくない話だって一つや二つは有るでしょうよと、私は思っているので詮索する気もしない。それはどうでもいい。今の房子さんとお付き合いしているのだから。

なので、知らないことにして過ごしている。

酸いも甘いも噛み分けて過ごせる年齢に、やっと気持ちが落ち着いたというのか、悟りをホンの少し出来たのかなと思う。

若いうちは今思えば、他人の噂話を聞いたり・したり未熟だった。今もまだまだであるが、残りの時間を、できるだけ大人になって暮らしたい。

そんなことを考え始めて……アラ私、残り時間がホントに少なくなったのかなぁ…

ではまた、お会いしましょう

 

 

 

 

コメント (12)
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