最近はウォーキング中でも買い物に行くときでも、歩いていると不図いい香りがする。
振り向いて見回して金木犀を見つける。そうだ金木犀の香りだと気づく。
自分の生活範囲を見回すと、なんと金木犀を植えてあるところが多いことか。
今更ながらに、この香りのする樹木を好きな人が多いことに気づく。
島にいるときのこと。
僅かに一人、金木犀のにおいは嫌いだという人がいた。彼女は「きな粉」も嫌いだと言った。
へ―そうなのか、人の好みは違うものだな~と思った。
確かに、金木犀の香りの強さに辟易するというのは少しは分かる。それでも歩いている途中ほのかに香ってきて、
探し出した時は何となくうれしい。
今日は、中学校の校門から中の方へと人々を誘う金木犀を撮ってみた。
きっと、この学校の卒業生は、この香りを好きになり、何年か経って中学校を思い出す時は
この香りが一緒に沸き立ってくるだろう。
そんなことを思いつつ歩を進めた。
ではまた、お会いしましょう