老いてなお 生き生きと しなやかに しっとりと

老いても老いずの風情で、しかしその歳らしく、しっとりとした趣を醸しだせる女性でありたい。後期高齢者の仲間入りを受け入れて

薩摩藩英国留学生記念館(冠嶽園から続く)

2021-11-28 15:13:44 | 思うこと

23日、冠嶽園から駅前に戻り、そこから薩摩藩英国留学生記念館に向かった。

くるくるMOMIJIバスの時間に合わせて来てくれて、無料で送り迎えをすると言う。

鹿児島市内からの人と二人で乗りこんだ。海岸伝いに進む車中ではドライバーさんが海の向こうに見える薩摩半島の説明をしてくれた。あの山が野間岳ですよ なんて聞くと、地元にいても、「あの辺が、そうか」と地図を脳内に浮かべて見比べた。

到着すると記念館の方が傘をさしかけてくれた。お礼を言いつつ中に入る。

動乱の幕末、薩英戦争が終わって2年後、薩摩藩から留学生は、この記念館のある岩場から小舟に乗り沖に停泊していた船に乗り換え香港へ向かった。

鎖国していた時代なので藩命ではあるが、名前も替え沖に有る甑島に行くことにして出て行った。19名の中にはわずか13歳の人もいて後にアメリカにわたりワイナリーを経営しブドウ王と言われた。この人が長澤鼎である。

森有礼、寺島宗徳、五代友厚、村橋久成、よく勉強しなかった私でも解る人たちが出てくる。

因みに、鹿児島中央駅の駅前広場には、この19名の銅像が建てられてある。岩場から小舟で出て、沖合に待っていたのはグラバーの船だったそうだ。グラバーさんって長崎のグラバー邸で聞いている、あのグラバーさんなんですって。

其処から4日目には香港についたそうで、明るい街に驚いたでしょうよ。

65日間でロンドンについたそうなので、意外と早かったのねと思うことだった。

こんな話を、ズッと付きっ切りで説明してくれる方がいて、ありがたいことだった。

何時になるか分からないが、また出かけたいと思う。

ではまた、お会いしましょう

コメント (8)
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