![]() | 妖精作戦 (創元SF文庫) |
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東京創元社 |
17年前、松浦はこいつに撃墜されたのです。
今でも鮮明に覚えていますよ。第六感の存在を初めて信じた瞬間でしたから。
表紙をめくったのは高校の帰り、電車の中でした。
数ページも読まないうちに、「これは電車で斜め読みするようなものじゃない!」と感じたんですね。
家に帰っても、この物語にどう接してよいものやら分からない状態でした。
夜7時くらいからようやくページをめくり始めて、あっという間にのめり込み、読み終わったら放心状態。
翌朝は、眠ったのかずっと起きていたのか自分でもよく分からない、徹夜でRPGをやったような精神状態で登校。
若かったんだね。
そんな問題作シリーズが、またもや新装版となって刊行されているじゃないですか。
元祖ライトノベルというべき本作の、物語としての寿命がどうなのか、非常に楽しみです。