オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

尾鷲市の街並み

2022年03月21日 | 紀伊半島


 尾鷲市内のホテルで目覚めたとある朝.日の入りの時刻はとっくに過ぎていて,カーテンを開けて窓の外の景色を眺めてみると,寝静まった尾鷲市の街並みが広がっていた.



 尾鷲漁港前のメインストリートも休日とあって,交通量はほとんどなく、とても静かだ。漁港の建屋の屋上には、カラスとトンビが共存して止まっていた.人間でいうところの朝礼でもしているのかもしれない.



 西側の方を見てみると,まだ瓦屋根の日本家屋がたくさん残っている.そして,街並みの中心に緑生い茂る丘陵地帯があって,その頂上付近に年季の入った建屋があることに気付く.



 地図で確認してみると,中村山公園と言って標高50メートルほどあるらしい.頂上にあるのは,1990年に設立された尾鷲市立天文科学館だそうだ.この場所は,戦国時代にこの辺りを治めていた仲氏が築城した中村山城の跡地に当たる.ホテルからの眺めには意外な発見があった.



 尾鷲市は熊野灘に面し,背後は山に囲まれた素晴らしい場所だ.このすてきな景色を眺めつつ,コーヒーを一杯飲んでから出発することにしよう.

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