12月は急にやって来た寒波のせいで,路面凍結が怖くてR166の高見峠やR169を経由して紀伊半島へ向かうことが厳しくなってきた.そんなわけで,自宅からほど近くにある和束町を午後の暖かな時間帯に巡る.休日の和束町には冬晴れの青空が広がっていた.
前回の記事に続き,今回は和束町のシンボルである安積親王陵墓が眠っている「たいこ山」に登ってみることにした.たいこ山に登るのは初めてではなく,約3年前に訪れている.そして,登ると言っても5分ほど歩けば,安積親王陵墓の前にたどり着く距離だ.
たいこ山はご存じの通り,頂上に安積親王陵墓があって,その周りを山の斜面に沿って茶畑が360度円を描くような形で栽培されている.たいこ山ではどの位置からでも,茶畑を眼下に和束町を眺めることができる.
そして,安積親王陵墓の前にたどり着くと,約3年ぶりの再訪とは言え,その迫力に圧倒される.古墳とは言え,通常のそれと違って,お墓の上に青々とした常緑樹林がひとつの巨大生物のような形でそびえ立つ.怖い感じではなく,どちらかというと樹木が笑ってこちらを見ているような気がする.
たいこ山山頂からの景色もすばらしく,和束町を手に取るように眺めることができる.和束町の町も茶畑も3年前と何ひとつ変わりなく,すべてが美しく目に映った.変わったモノといえば,わたしのオートバイだけかもしれない.
こんな感じで2023年の更新も今日で終わりだ.2023年はオートバイを乗り換えたものの,天候や体調不良の関係もあって,思うようにいかなかった.とは言え,半年ほどで走行距離は1万キロメートルを超え,新しいオートバイも和束町の風景が馴染んできたと思う.
新しい年もどうぞよろしくお付き合いのほどお願いします
コメントいただき、ありがとうございます。
今年も和束町の素晴らしい風景をお届けできればと思います。
本年もよろしくお願いいたします!