京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.とは言っても,今回は茶畑のお話ではなくて,茶源郷をオートバイで颯爽と走っていたときのこと.
道路にマガモの親子とみられるかわいらしい集団が歩いていた.相棒であるオートバイの排気音は,お世辞にも大きいとは言えない.マガモの子らは,オートバイがすぐ後ろにいることに,気が付いていないようだった.
マガモ子「道路は広くて歩きやすくて楽しいな.」
マ . . . 本文を読む
長い梅雨がようやく終わったと思いきや,すぐに台風がやってきては去っていった.これでやっと夏空の下をオートバイで走ることができる.今日は奈良県の東吉野村まで行くことにした.東吉野村は紀伊半島を南下する際の通過点であって,これまでゆっくりと散策したことがなかった.
東吉野村は,明治38年に二ホンオオカミが最後に捕獲された場所だそうだ.明治の終わり頃に,たくさんいた二ホンオオカミが忽然と姿 . . . 本文を読む
京都府は笠置町にある木津川にかかる沈下橋.連日の雨によって,橋のすぐ下まで川の水面が迫っていた.いつもは必ず釣り人がいるのだが,今日は誰一人としていなかった.
いつもは穏やかな流れの木津川も,この日は増水しており,流速はいつも以上に速かった.今は数多くのダムがあるのであまり心配はいらないが,明治や大正時代には,木津川の氾濫による大洪水があったそうだ.
木津川は関西本線と並走し . . . 本文を読む
雨のR425を十津川村側から下北山村側へとひた走る.雨の中走る酷道は,いつも以上によからぬ想像を掻き立てた.心細い気持ちで峠を目指し走り続けると,ようやく峠の白谷トンネルへと辿り着くことができた.ところが,ここで雨脚が強くなってきた.
1キロメートル弱の白谷トンネルが,真っ暗な口を開けていた.当然,トンネル内に照明はない.トンネル内は暗闇に包まれていた.ヘッドライトが照らしているとこ . . . 本文を読む
ここ二か月近く,休日になると雨.雲行き怪しい天気予報でだったが,しびれを切らして山へと遠出を決行した.しかし,天気の神様は,微笑んではくれなかった.小雨舞う中,R425を十津川村から下北山村へ走行するはめになってしまった.
そんなわけで,ウェット路面の酷道を慎重に進んで行くことにした.道中には,オートバイよりも遥かに大きな岩が,路肩にいくつも鎮座している.このような国道は,他には見当 . . . 本文を読む
天気はいつもと同じく,降水確率10~20%の曇り予報だ.雨が降らない方に賭けて,今日は我慢できず久しぶりに遠出することにした.奈良県の五條市からR168を南下して,十津川村へと向かった.交通量が少なくて,快調に進んで行くことができた.
ところが,十津川村へと近づくにつれて,雲がかなり低いところまで降りてきた.そして,ものの見事に,本降りの雨となってしまった.仕方ないので,東側を南北に . . . 本文を読む
京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.腰越峠からの和束町と茶畑の景色.休日,多くのチャリダーが颯爽と駆け抜ける峠道だ.今日は今にも雨が降り出しそうな天気のせいか,この道を走行しているのは自分一人だけだった.
出発前にオートバイのエアフィルターを交換し,アイドリングも調整したので,相棒のご機嫌は上々だ.走り慣れた峠を快調に下って和束町へと入った.
今日もいつものように曇天模様の空 . . . 本文を読む
天気予報では降水確率10%の曇りだった,とある休日.こういう天気の時は,山の上の方では,たいてい雨が降っている.オートバイに乗れない日が続いているので,濡れるのはある程度承知で,山へ向かって走り出した.
山の上の方へ行くに従って,路面が濡れ始めてきたが,幸い雨は降っていなかった.けれども,鈍色の空模様の下,山の中は昼間なのにとても薄暗かった.
ウェット路面でライディングも期待 . . . 本文を読む
京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.茶源郷にもついに梅雨がやってきた.今年の梅雨は,土日に限って雨を降らせているような気がする.そして,まだまだ梅雨明けの気配は一向に感じられない.
土日に限って天気が悪いので,この一か月間は,和束町や奈良県の北部を中心にオートバイで走っていた.そのお陰もあって,和束町の茶畑を丹念に見て周ることができた.
写真の撮り方によっては,茶畑を平面的・ . . . 本文を読む
三重r677は、三重県亀山市加太中在家(かぶとなかざいけ)から三重県伊賀市柘植(つげ)町に至る山道だ.途中には民家などもない為,交通量は極めて少ない.ツーリングマップルには,"林中極狭路 道に苔 大型バイク進入すべからず",と記載されている.
道路はやはり,自動車一台分の幅員の狭い峠道だった.道路の中央には,苔のセンターラインが出来上がっていた.そして,路肩の縁石までもが苔で覆われて . . . 本文を読む