鳥取県と島根県の県境の一部は,中海(なかうみ)と言って,淡水と海水が入り混じった湖になっている.そして,その中海には大根島と言う,東西に3キロメートル,南北に2キロメートルほどの火山島が浮かんでいる.中海も大根島も島根県だ.
大根島は,面積で言うと約7平方キロメートルのとても小さな島だ.それでも,列記とした火山島であり,島の中心部に標高42メートル程の大塚山という噴石丘がある.この噴 . . . 本文を読む
鳥取県の大山町は,北には日本海が広がっており,南には大山の北壁がそびえ立っている.海と山に囲まれた素晴らしい土地である.特に棚田と風車がある海沿いの景色は,真夏でもとても爽やかだった.
そんな素晴らしい海沿いを,JRの山陰本線が東西に走っている.さらには,御来屋(みくりや)駅といって,1902年開通当時の姿を残す駅舎がある.御来屋駅は,山陰最古の駅舎だそうだ.
暑さ厳しい昼下 . . . 本文を読む
【大山 3日目】
大山3日目の朝もまず大山へと向かった.この日も素晴らしい天気だったけれど,大山には笠雲がかかっていた.きれいな笠雲で,これはこれで貴重な大山の姿だった.この笠雲は,しばらくは晴れないと判断し,この日は島根半島を走ることにした.
島根半島を出雲の手前まで走り終えて,松江市の枕木山に登ってみると,北西側から中海越しに大山を眺めることができた.このような景観が見れるとは . . . 本文を読む
【大山 1日目】
大山1日目は,日中のほとんどの時間を自宅からの移動に費やしてしまった.14時を過ぎた頃,大山町に到着し,大山の北壁を見ながら,大山の西側を周遊して宿へと向かった.
西側から見る大山は,北壁や南壁と違って,とてもなだらかな山容になっている.その姿がまるで富士山に似ていることから,伯耆富士とも呼ばれているそうだ.大山の西側の麓は,伯耆(ほうき)町となっている.
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夏休みは,三泊四日の旅で,鳥取県の大山町へ遠征に行ってきた.旅と言っても,ビジネスホテルに宿泊し,食事はコンビニで軽く済ませ,朝から晩まで一日中オートバイで走り通しの四日間だった.
大山町は海と山がとても近く,日中の気温は35℃くらいまで上がるものの,とても爽やかだった.山での朝晩は,気温が20℃前後まで下がり,涼しくて気持ちがよかった.
大山町に初めて訪れたのは,去年の9月 . . . 本文を読む
暑さが本格的になる前に,今年も三重県熊野市の丸山千枚田を訪れた.関西に来てから3年目の夏を迎えるが,千枚田は毎年欠かさずに訪れるようにしている.
この千枚田には,一度見ただけでは満足できない魅力があると思っている.誰しも,何度訪れても飽くことのない景色の,一つや二つを持っているはずである.わたしにとって,丸山千枚田の景観がまさにそれに該当する.
8月上旬の千枚田は,コロナウイ . . . 本文を読む
三重県の尾鷲市に須賀利町という漁師町がある.須賀利町に向かう途中,トンネルを通り抜けると,ヤシの木と青い海が出迎えてくれた.長かった悪夢のような梅雨が,まるで嘘の様に思われた.
このビーチは,紀北町の船越海水浴場であり,須賀利町との境に位置している.この日は,遊泳が禁止されていたようで,ビーチには誰もいなかった.これもきっと,コロナウイルスの影響かもしれない.
須賀利町は尾鷲 . . . 本文を読む
梅雨明けとなった8月最初の日,三重県大紀町の錦漁港へ立ち寄った.ここも典型的なリアス式海岸で,漁港からだと太平洋をほとんど見ることができない.
この日は無風で,錦漁港には波風ひとつ立っていなかった.そして,まだ午前中なのに,暑い陽射しが,じりじりと容赦なく照り付けていた.長い雨から一転して,すっかり夏本番を迎えていた.
この時期の紀伊半島の海岸線には,暑さからの逃げ場がない. . . . 本文を読む
梅雨明け後,最初に向かったのは,やはり紀伊半島だった.三重県紀北町の三浦という所で,国道から海岸線を走る名もない村道へと寄り道してみた.傾斜の緩やかなストレート,そしてカーブの先に広がっていたのは,真っ青な夏色の海だった.
この予期せぬ景色のカーブを越えると,辺りは鬱蒼とした山中海岸へと一変する.そして,路肩にやや広い駐車スペースがあって,高塚山展望台へ遊歩道が続いている.
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長かった梅雨がようやく明けた.今年に限っては,梅雨が明けると言うよりも,雨期が終わったと言った方が適切かもしれない.本来は,しとしと長雨が続くのが梅雨だったはずだ.
それに引き換え,今年は京都でもスコールのような滝の雨が,何回か降った.まるで,熱帯地域の雨期を連想させるような7月で,オートバイに乗れたのは3回位だった.
さらに今年の7月は,台風の発生がなかった珍しい月でもあっ . . . 本文を読む