尾鷲湾北側の南浦でだるま朝日を見たあとは,一旦,尾鷲港へと戻ることにした.途中,尾鷲港を一望できる場所があったので,ちょっと寄り道してみた.いつもと違ったアングルで,尾鷲三田火力発電所や港の波止場を眺めることができた.
この尾鷲三田火力発電所は解体されて,その跡地にバイオマス発電所が設置されるということだ.稼働開始予定は2023年と言われている.尾鷲港のシンボルとも言える,あの煙突だ . . . 本文を読む
尾鷲港の近くの宿で一晩を明かし,翌朝まだ暗い内に日の出を見に,オートバイに跨って出発した.尾鷲湾に沿って,北側へと進んで行くと,尾鷲市南浦というところで,日の出が見れるらしい.途中で,林道に入ってしまったり,時間をロスしてしまったけれど,日の出には何とか間に合った.
水平線よりやや上空が赤く染まった東の空の下,暗い海から太陽が昇ってきた.まだ暗い尾鷲湾には,灯台のある小さな島が,ぼー . . . 本文を読む
池原ダム,七色ダムと回って,その後は一旦,海に面した熊野市へと出てから,海岸線を北上した.すっかり,もういい時間で,辺りは夕闇に染まりつつあった.日帰りのつもりだったけれど,急遽,尾鷲港ちかくの宿に泊まることにした.
三重県道の中井浦九鬼線で,九鬼町から尾鷲港を目指して,最後の峠越えだ.この道路は,しばらく通行止めであったけれど,この日は運よく通行することができた.リアス式海岸に沿っ . . . 本文を読む
今年としては初めて訪れた池原ダムで,青空の素晴らしい景色とポカポカ陽気に恵まれ,もう少しだけ,下北山村を南下してみることにした.この下北山村の川沿いの並木道は,あと数週間もすれば淡いピンク色の花でいっぱいになる.
奈良県の下北山村から,三重県神川町にある七色ダムへとやってきた.七色ダムは,池原ダムの下池となっており,池原ダムと揚水発電を行っているそうだ.まさにこの二つのダムは,兄弟同 . . . 本文を読む
まだまだ寒いものの路面凍結の心配はなくなったので,しばらくぶりに奈良県下北山村にある池原ダムへと向かった.今年初めてとなる池原ダム,道中は寒かったけれど,下北山村は雲ひとつない快晴で,ポカポカ陽気だった.
池原ダムは,自分が訪れるときは決まって快晴で,暖かなことが多いように思う.それにしても,久しぶりの池原ダムを見て,その水がめの量が少ないことに驚くのであった.この冬は,まとまった雨 . . . 本文を読む
雨降りの多い最近の休日・・・この日は何とか午前中だけは,好天に恵まれるという予報だった.気温も低めだったので,朝ゆっくりしてから,自宅からほど近い場所を回ってみることにした.まず訪れたのは,京都の綴喜郡(つづきぐん)井出町の万灯呂山展望台だ.ここは標高300メートルに過ぎないけれども,京都と大阪の街並みを一望することができる.
日常の喧騒がまるで嘘のように,聞こえてくるのは風が木の葉 . . . 本文を読む
奈良県は宇陀郡曽爾村の大字長野という所に,柱状節理の発達した断崖があるらしい.柱状節理と聞くと,すぐにあの楯ヶ崎を思い起こしてしまうのだが,山深い曽爾村と柱状節理の関係がどうもしっくりこなかった.
そんなわけで,曽爾村へと向かい,屏風岩を目指し,名もなき道を登り始めた.道は深い山の中を上がっていくようになっている.この日は,風が強くて,晴れたり曇ったりを繰り返す天候であった.
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夕暮れ前にやってきたのは,宇治田原の大滝.滝の前には,大瀧大明神という神額の付いた立派な鳥居が立っている.この鳥居から先は神域だ.
ここは雨乞いの不動尊としての信仰の場であって,ある伝説が残っている.日照りの続く年に,不動尊の使者が,うなぎに酒を飲ませて滝壺に放ったところ,うなぎは滝を伝って天に昇り,姿を龍に変え,雨を降らせたという.
階段を登っていくと,ご神木と思われる大き . . . 本文を読む
日暮れ前にやってきたのは,京都の宇治田原町の茶畑,そして集落を越えた先にある山奥へと通ずる人気のない名もない道だ.ここはちょうど,鷲峰山(じゅうぶさん)の北側に当たる山の麓である.
この道は大変な狭路で,路面上には杉や檜の枝葉が散乱していた.潔くオートバイから降りて,この道の先にある宇治田原の大滝を目指して,歩いて行くことにした.
緩やかな傾斜の道で,山を登っていくことになる . . . 本文を読む
どんよりと曇ったある休みの日のこと.オートバイに乗って,住宅街を抜け,山へと向かうにしたがって,珍しく霧が発生していた.和束町の手前の峠では,奈良方面の山並みが見えるのだが,この日は完全に霧によってホワイトアウトしていた.
霧によって,視界がかなり悪くて,峠を恐る恐る慎重に下って行き,なんとか和束町へと辿り着くことができた.いつもの茶畑も,霧の中にあって,幻想的な雰囲気を放っていた. . . . 本文を読む