伊勢志摩スカイラインを経由して,鳥羽の海岸へとやってきた.ここから先は,三重r128―またの名をパールロード―で海岸線を南下して行くのが常套手段である.しかし,敢えて三重r750というパールロードの東側を並走する県道を走ってみることにした.
鳥羽市の伊勢湾口に当たるこの地域は,石鏡(いじか)と言って,小さな港町がある.三重r750は,酷く狭い道だけれど,海岸線の高台から石鏡漁港と海を . . . 本文を読む
関西に越してきてから,3年目を迎えた2020年.ようやく,三重県の伊勢市と鳥羽市を結ぶ,伊勢志摩スカイラインを走行する機会に恵まれた.
伊勢志摩方面は,自宅のある京都からとても近い.けれど,伊勢神宮と言う観光地のメッカがあって,交通量が酷く多いので,今までこのエリアは避けるようにしていた.
しかし,このコロナ禍であれば,伊勢志摩方面の交通量も多少減っていることだろうと思って, . . . 本文を読む
荒船海岸で日の出を見た後は,あまりの暑さに少し涼もうと思い,那智高原に行くことにした.那智勝浦新宮道路の市屋ランプという交差点から少し進むと,和歌山r235が北に向かって走っている.この峠道を行けば,那智山の少し南に位置する南平野に抜けることができる.
和歌山r235は,起点付近にある那智勝浦町の下和田や井鹿の民家を過ぎると,極端に道が狭くなる.ちょっと県道には見えない道路で,道を間 . . . 本文を読む
8月30日の朝,日の出前に荒船海岸へ向かった.残念ながら,水平線の上に雲があって,日の出をベストコンディションでは見れそうになかった.
5時30分頃,太陽が雲の間から顔を出して昇ってきた.よく見ると,太陽の根元部分がくびれており,だるま朝日だった.そういえば,前回,尾鷲湾で見た日の出もだるま朝日だった.
だるま朝日をズームレンズで撮ろうと思って,あたふたしていると,日の出は終 . . . 本文を読む
夏休みは,鳥取・島根方面へ遠征に行って,すばらしい風景に出会うことができた.オートバイもライダーも完全燃焼気味であったけれど,急に紀伊半島の海が見たくなって,8月末に荒船海岸へ向かった.
前回,荒船海岸へ行ったのは,海霧を見ることができた2月頃だった.あれから,半年ぶりとなる再訪になった.コロナウイルスの影響で日常の在り方が,すかっり変わってしまったけれど,変わらない荒船海岸の景色に . . . 本文を読む
あっという間に終わってしまった2020年の夏.8月だけは天候に恵まれ,酷暑であったけれど,山陰地方の日本海を見てまわることができた.初めて行く土地で見る真夏の日本海は,とてもきれいだった.
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兵庫県 香美町 佐津海岸
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兵庫県 新温泉町 居組海岸
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鳥取県 岩美町
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鳥取県 大山町 御来屋漁港
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島根町加賀の複雑に入り組んだリアス式海岸は,海岸洞窟や奇岩に富んでいる.この付近一帯は,加賀の潜戸(くけど)と呼ばれている.北側の海岸で象岩を見た後は,来た道を真っすぐには戻らず,分岐しているもう一つの狭路を進んでみることにした.
象岩へと向かう道も酷く狭かったけれど,このもう一つの分岐道は,さらに狭かった.道路の両脇から,踊り出るように草木が生い茂っていた.草木と接触するのは,オー . . . 本文を読む
東西に広がる島根半島のちょうど中央部分は,島根町の野波や加賀(かか)という場所で,リアス式海岸が複雑に入り組んでいる.チェリーロードという桜並木の海岸線を西へ進んで行くと,加賀の海岸方面へと分岐していく道がある.
この加賀の海岸方面へ向かう道は,大変狭く,軽自動車が何とか通れるくらいの道幅になっている.離合箇所もほとんどなくて,道路の両脇,そして頭上には草木が生い茂っていた.
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早朝,暗かった空が太陽の上昇と共に白んできた.朝から強烈な陽射しですでに暑く,真夏日を予感させる一日の始まりだった.大根島を背にしながら,島根半島の東端,地蔵崎を目指してオートバイを走らせた.
島根半島の東端は,岬になっており,美保関(みほのせき)と呼ばれている.東端の地蔵崎には,明治38年に完成した石造りの美保関灯台がある.灯台に隣接している建屋は,元は灯台職員の官舎で,今はレスト . . . 本文を読む