三重県の大紀町に錦という港町がある。港町の奥へ進んでいくと、塩浜山村広場という高台へ登っていく一本の道が分岐している。そして、この高台から錦湾を一望することができる。波が強く、養殖のいけすが気持ちよさそうに浮かんでいた。
塩浜山村広場は、ヘリポートにもなっていて、ずいぶんと開けた場所になっている。津波が起きた時の避難場所になっているものと思われる。この場所への道は、グーグルマップにも . . . 本文を読む
坂本貯水池の北側奥にある東ノ川小中学校に別れを告げて、尾鷲へ向かう。学校の先には、集落跡地もあるが、あまりのんびりしていると、日が暮れてしまう。さあ、シニゴー線へ戻ろう。
R425の道路沿いにも廃屋が何件かある。住居だったのか、それとも何かの作業小屋だったのか、今となっては知る由もない。ただし、かつてはこの辺りに集落があって、人が暮らしていたことは紛れもない事実だ。
昭和30 . . . 本文を読む
山深いサンギリ線を走り抜けると、坂本ダムの堰堤が現れる。堰堤を渡り切れば、R425に接続する。坂本ダムから西は、通行止めになっているので、ここから先は尾鷲を目指して、酷道を東へひたすら走り続けるだけだ。
R425の下北山村から尾鷲区間は、常にどこかしらで落石や崩落が起きているので、通行止めが解除されることがほとんどない。関西に来てから三年が経ったが、この区間を走行できたのは、ただの一 . . . 本文を読む
サンギリトンネルを走り抜けて、大鍋小鍋の滝を鑑賞した後は、一路、坂本ダムを目指して、サンギリ線で深い山の谷間を下って行く。新緑の時期ならではの、緑のトンネルがとても爽やかだ。自動車でなくオートバイでなければ、この爽快感は味わえないことだろう。
新緑が気持ちいいサンギリ線だけれど、じわじわとその本性を現してくる。坂本ダムに近くづくにつれて、路肩の斜面から小さな崩落や落石が目立つようにな . . . 本文を読む
奈良県の上北山村役場から、林道サンギリ線を行く。林道といっても舗装されているので、オートバイでも自動車でも走行できるようになっている。ただし、路面状態はあまりよろしくないので、少しだけ注意が必要だ。
林道サンギリ線を走るのも、いつ以来だろうか。このコロナ禍で、遠出はできないので、一度行ったことのある場所を走るようにしている。そんな経緯もあり、しばらくの間、ご無沙汰していたサンギリ線の . . . 本文を読む
今,和束町の茶畑は新芽の時期を迎えている.新芽は樹木の若葉と同じように明るい黄緑色をしており,この時期の茶畑は,一年で最も光り輝いているように見える.新芽の茶畑をひと目みようと,オートバイを和束町へ走らせた.
とは言え,今年は天候不順のためか,お気に入りの茶畑はまだシートを被っている.というわけで,第二,第三候補の茶畑を目指して,和束町を奔走する.やって来たのは,奥山田射場線だ.
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雨上がりの朝,オートバイで三国越林道を駆け抜け,京都・滋賀・三重の県境に位置する東屋へたどり着く.一晩降った雨のおかけで,大気が澄んでいて,遠くの景色まで手に取るようによく見えた.
まるで地図帳で確認するように,南山城や月ヶ瀬方面の山並みを一望することができた.ここの東屋で休憩したことは,数えきれないほどあるけれど,たとえ晴れていても大気中の塵の影響か,景色が白っぽく霞んで見えてしま . . . 本文を読む
今年のGWは,まあよく雨が降る.こんなにも雨の多いGWは,今までなかったように思う.コロナ禍のことを考慮すれば,天気の神様が人間の味方をしてくれたのかもしれない.そんな憂鬱な雨の日は,五月晴れの和束町の写真を見て,心だけは晴れやかでありたい.
桜が散った後は,和束町の景観も次第に青々としてきた.4月も中旬を過ぎると,明るい緑の世界に様変わりする.とは言え,今年は茶畑の新芽の時期が,ち . . . 本文を読む
5月4日は,祝日の「みどりの日」だ.みどりの日とは,調べてみると,”自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ”ことを趣旨とし,定められているそうだ.そんなみどりの日にぴったりなのが,七色ダムの風景だ.
七色ダムは,飛び地の和歌山県北山村と三重県熊野市の県境に位置している.ダムの左岸が北山村で,右岸が熊野市神川町だ.そして,天端には国道のR169が走っている.絶妙な調和 . . . 本文を読む
尾鷲側からR425を西へ向かってひた走り,県境を越え,水量の多い隠れ滝を見ることができた.さらに西へ進むと,坂本貯水池が姿を現す.滝と違って,湖の水量は少なく湖岸が露出していた.そして,奈良方面の空には,雨雲が広がっていた.
坂本ダムまで行き,サンギリ線を経由して帰ろうと思っていたけれど,にわか雨に降られそうなので,坂本ダム手前にある不動滝を見て,尾鷲へ折り返すことにした.真っ赤な橋 . . . 本文を読む