オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

初冬のシニゴー線

2024年12月21日 | くねくね道
 オートバイには毎週末、欠かさずに乗っているけど、寒くなるとどうしてもブログの更新をさぼってしまう.少し前の写真になってしまうけど、11月の中旬に尾鷲からシニゴー線を走った時のことついて、振り返ってみることにする.  今年の夏はとても暑くて、11月を過ぎると、涼しくなる前にいきなり寒くなってしまった.紅葉を期待して、尾鷲からシニゴー線を走らせるも、予想とは裏腹に辺りは青々としていた.今年 . . . 本文を読む

殻池峠

2024年08月25日 | くねくね道
 殻池(からいけ)峠は、京都の和束町と宇治田原町を結ぶ3桁府道だ.高くそびえ立つ山林が日光を遮ってくれて、避暑にはうってつけの場所でもある.久しくこの道を走っていなかったけど、あまりの暑さに和束町からエスケイプしてきた.  府道の和束町側は和束川の支流が、道路と並行して流れている.樹木の木立と川の水の音で、辺りはマイナスイオンで溢れている感じだ.真夏でも本当に涼しくて、一気にクールダウン . . . 本文を読む

相津峠

2024年08月17日 | くねくね道
 相津峠(三重r710)は三重県の飯南町と大台町を結ぶ三桁県道だ.この県道も前回記事にあげた染谷峠と雰囲気が似ている.ヒノキや杉が林立していて、昼間でも薄暗く、夏場はひんやりしていて気持ちがいい.  峠の北側も南側も九十九折れが続き、いわゆる、険道となっている.ただ、峠の尾根筋近くに唯一、視界が開ける場所がある.いつもここに来ると峠ではなく、こちらの展望のいい場所にオートバイを停めて休憩 . . . 本文を読む

染谷峠

2024年08月16日 | くねくね道
 奈良r28は、室生と高見山をつなぐショートカット県道だ.国道は交通量が多いので、もっぱらこの道を使って室生と高見山間を行き来している.スギやひのきが林立していて、日中でも薄暗いのが特徴だ.  真夏のこの時期は、背丈の高い樹木が日光を遮断してくれるし、ひんやりとした風が吹き抜けていて、わたしにとっては人馬共にクールダウンできる貴重な峠道でもある.道幅狭く、ウェットだけど、路面状態はそこま . . . 本文を読む

坂足

2024年05月26日 | くねくね道
 いよいよ1.7mの狭小区間に突入していく.辺りは日中でも薄暗く、堆積物がびっしりと路面を埋め尽くしている.この堆積物は、長年月をかけて集まってきたものだろう.この道を走るたびに堆積物の量が増えているよう思う.  そして、和歌山県ではツキノワグマが絶滅危惧の状態にあるらしいが、ここ勝浦町でも目撃情報がないではない.停車時はエンジンをかけたままにして、音が途切れないように気を付ける. . . . 本文を読む

新緑の紀伊山地

2024年05月25日 | くねくね道
 橋杭港から一路、古座川方面へ向けてオートバイを走らせる.古座川から紀伊半島のど真ん中を南北に突き抜ける和r43という県道がある.古座川から北へ進んでいき、道の駅や民家をやり過ごすといよいよ山岳道路となり、辺りは新緑の緑で埋め尽くされる.  それに加えて、この道のいいところは、対向車とも後続車とも絶対に出会うことがないことだ.その理由は本当に簡単で、カーナビであれ地図であれ、この道の軌跡 . . . 本文を読む

三重r781

2024年02月04日 | くねくね道
 笠間峠は奈良県の室生と三重県の名張の境界にある.奈良・三重r781という3桁県道が、名張から西へ奈良県天理の手前まで東西につながっている.笠間峠は険道として知られているが、道が酷いのは名張側だけだ.  室生ダムでトイレ休憩し、やまなみロードを経由してr781を東へ進むと、あっという間の内に笠間峠にたどり着く.奈良側は至って普通の3桁県道という感じだった.ところが、笠間峠を名張側へ下ると . . . 本文を読む

秋空の藤坂峠

2023年10月28日 | くねくね道
 私のツーリングは行き当たりばったりなので,南伊勢町あたりを走っていて天気がいい日には決まって藤坂峠に吸い込まれてしまう.なぜかというと,藤坂峠からの展望は素晴らしいけど,ガスっていることが多いので足繁く通う必要があるからだ.ところで,南伊勢町側の起点はきれいに伐採されていてすっきりしていた.  峠では素晴らしい展望を見せてくれるが,そこに至るまでの道は過酷だ.このブログでも何度か記事に . . . 本文を読む

涼をもとめて

2023年07月20日 | くねくね道
 ここ最近の休日は好天に恵まれて,オートバイに乗ることができてはいるものの,真夏日を凌駕する酷暑となっている.まだ暑さの耐性ができていないので,紀伊半島の海沿いを走るには体がもたない.たまには紀伊山地のど真ん中にでも行ってみよう.  池原ダムからシニゴー線を西走し,まずは十津川村を目指すことにした.白谷トンネルのある峠に向かって,400cc二気筒エンジンを唸らせながら,標高をぐんぐんと上 . . . 本文を読む

新緑の不動滝

2023年06月16日 | くねくね道
 新緑のシニゴー線は,さわやかで気持ちがいい.池原~尾鷲区間は道幅もそこそこ広く,交通量も全くないのでオートバイで走行するなら,とても走りやすい道だ.ひたすら緑のトンネルの中を進んでいく.  緑のトンネルを抜けると,山深い渓谷が姿を現す.新緑の樹木の間から勢いよく流れ出るのは不動滝で,その少し上にあるのが銚子滝だ.滝の正面に架かる赤い不動橋が緑色の世界で異彩を放っている.  池原~ . . . 本文を読む