奈良県は吉野郡十津川村にある二津野ダム.以前に紹介した風屋ダムの少し南側に位置したところにある.快走路である国道168号線から側道へと分岐した道を進んで行くと,大自然の山深きところにダムが忽然と現われる.
10月の半ばを過ぎた頃の二津野ダムは,すべてのゲートを開けて放流を実施していた.辺りには,凄まじい轟音が響き渡っていた.二津野ダムは風屋ダムと同時期の1960年代初頭に竣工されてい . . . 本文を読む
池原ダムからR425を走り,上北山村のツキ谷でオートバイを停めて,千尋滝を目指し山道へと入った.途中から道なき道を進んで行き,20分ほどかけて千尋滝へと到着した.
ものすごい水量,轟音,そして立ち上がる水煙.この圧倒的な迫力の前では,適当な言葉が思い当たらない.立ったまま,ただただ滝を眺め続けるだけだった.
しっかりと滝を目に焼き付けて,来た道を戻ることにした.帰りの道では, . . . 本文を読む
雨降り予報だったとある祝日の朝.ベッドから起きてみると,外はからりとした秋晴れだった.天気予報は外れたようだ.何の計画もなしに慌てて支度をして,オートバイに乗って出掛けることにした.出遅れたせいで,交通量は非常に多かった.ここは下手に焦らずに,秋桜を愛でながら,ゆっくり気ままに走ることにした.
自然と行き着いた先は,池原ダムだった.R425は崩落によって,坂本ダムまで通行止めになって . . . 本文を読む
和歌山県新宮市の熊野川町へ向かって,和歌山r229を北上した.足郷トンネルを過ぎてからは,大きさも距離も小さい隧道が幾つも現われる.トンネル越しに見える緑の景色が美しかった.
この道は走り難さよりも,秘境感あふれる景色の方が印象的だった.全長40キロメートルある道のりも,気が付けば終盤に差し掛かっていた.冒険がもうすぐ終わってしまうことに対して,少し寂しい心持ちがした.
10 . . . 本文を読む
和歌山県の古座川町から新宮市の熊野川町へと,和歌山r229を北上した.足郷トンネルを越えて,新宮市に入ったが,道路状況は古座川町側と変わりなかった.強いて言えば,道幅がさらに狭くなったかもしれない.
ガードレールのない区間が多く,断崖から落ちないように慎重な運転を要求されることになる.ちょっと気を許して,大きな石ころでも踏めば,ハンドルを取らて谷間を流れ行く川へと,転落してしまうこと . . . 本文を読む
紀伊半島の海岸沿いと内陸部を南北に結ぶ道はないではない.地元住民を除いては,走行する道として選択することはまずないが,和歌山県の地方主要道と一般県道の二つがある.地方主要道の方は,今年の3月に訪れたので,一般県道の和歌山r229を走行してみることにした.
今回は,紀伊半島の海岸沿いから内陸部へと北上する行程だ.和歌山県の串本町から県道を経由して,R371で和歌山r229の起点へ向かっ . . . 本文を読む
奈良県は宇陀市室生の砥取(ととり).ツーリングの途中,ととり笑顔公園にて休憩することがよくある.ここは奈良県より南へと出かける際に,必ず立ち寄るスポットだ.
2019年も一年を通して,かかし達が少しずつアップデートされていく様子を,楽しく拝見することができた.去年の暮れ頃に写真を撮ったきりになっていたので,暫くぶりにかかし達の元気な姿にカメラを向けた.
それにしても,以前より . . . 本文を読む
奈良県は吉野郡十津川村の風屋(かぜや).十津川村は奈良県の最南端に位置していて,その面積は672.38平方キロメートルに及ぶ.日本一広い村であって,琵琶湖や東京23区よりも大きい.それでいて,人口は3000人程度なので,1平方キロメートル当たりの人口密度は5人弱ということになる.
そんな紀伊山地の山深きところに風屋ダムはある.戦後の電力不足を補うための発電用ダムとして,1960年に竣 . . . 本文を読む
日本列島に強烈な爪痕を残していった台風19号.京都南部でも12日は一日中,雨が降り続ていたが,夕方には雨があがった.翌朝,オートバイで京都南部の南山城村付近を流れる木津川の様子を見にいくことにした.
木津川は通常よりも,かなり増水している様子だった.いつもよく行く沈下橋,恋路橋は完全にその役目通り,沈下していた.近くにある笠置キャンプ場も木津川の増水を受けて,サイトまで水が及んでいた . . . 本文を読む
和歌山県は西牟婁郡すさみ町見老津(みろづ).紀伊半島先端のやや西側の海岸線を,国道42号線が走っている.海を肌で感じ取ることができて,いつまでも走っていたいと思わせてくれる気持ちの良い道路だ.
すばらしい海岸線を流していると,イノブータン王国の住人が,道路の脇に佇んでいる場所がある.すさみ町は,1970年に日本で最初のイノブタが誕生した場所となっていて,1986年にはイノブータン王国 . . . 本文を読む