和歌山県は東牟婁郡(ひがしむろぐん)の那智勝浦町.目の前に広がるのは那智湾.那智湾はちょうどCの字型となっていて,太平洋はもちろん海岸線もぐるりと一望することができる.
那智湾の南側海岸線の少し手前には,弁天島という小さな島がある.弁天島には赤い鳥居が立っている.島自体が御神体なのかもしれない.
太平洋の方に目を向ければ,リアス式海岸の先端と青い海が広がっている.空の爽やかな青色と海の藍色が一直線となって,美しい境界線を引いていた.
この日は風がとても強く,大きな波が海岸線に打ちつけていた.太平洋の南の方で発達している台風の影響かもしれない.次の日に開催予定だった那智勝浦町の花火大会は,高波のため翌週へと延期が発表されていた.
しばらくの間,夢中になって景色を写真に撮っていると,すっかり汗だくになってしまった.炎天下では風が少し強いくらいでは,全く涼しくないのだった.この暑さこそ,紀伊半島の夏なのかもしれいない.
真夏の暑い陽射しの下,那智勝浦には青い空と海が果てしなく広がっていた.
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