
およそ一年振りの再訪となった三重r33.今回も南伊勢町側から古和峠を目指した.幅員が狭くて,さらに路面状況もよくない.こんなに走りにくい県道は,他に見たことがない.

走れど走れど,あまり前に進んでいるような気がしない.そして,真夏だというのに路面上には,落ち葉が堆積していた.小さな石や枝はどうしても避けられず,タイヤからは鈍い音が頻発していた.

古和峠に至るまでの傾斜はそこまできつくない.どちらかといえば,東側にある藤坂峠の方が傾斜はきつい.しかし,幅員の狭さと峠までの距離は断然,この古和峠の方が上回っている.敢えて,なぜこのような道を走っているのか自問したくなる.それは,道があるからに決まっている.

そうして,ようやく古和峠へと辿り着くことができた.峠は切り通しとなっているが,展望は期待できず,生い茂る木々で囲まれている.二度目の走行であっても,峠までの道のりは,かなり長く感じた.もちろん,ここまで他の車両の通行は皆無だった.何となく不気味なこの峠に長居は無用だ.逃げるようにして,峠を下り始めることにした.
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