オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

一刀岩から龍穴神社へ ①

2018年12月14日 | 神社仏閣


 急に寒波が到来して寒くなってしまった今日この頃.京都から奈良県の山奥や三重県,そして和歌山県へアクセスするために必ず通るところがある.それは剣豪の里,奈良県は柳生町だ.いつもは素通りしてしまう所であるが,あまりの寒さのため,一刀岩といわれる巨石を求めて,天石立神社へ歩いて向かった.



 鳥居を過ぎてから,急に神秘的な道へと変貌する.日曜日の正午に近い時間帯だったが,誰もいないようだった.辺りは,しんと静まりかえっていた.



 天石立神社を通過して少しすると,目を見張るような巨石が視野に入ってくる.ただし,なんだか様子がおかしいことに気付く.そう,巨石は,その中央からきれいに二つに割れてしまっている.



 この巨石は,全体で長さ 8m、幅7m、高さ2mの花崗岩だそうだ.一説によると,剣術流派『柳生新陰流』の開祖とされる柳生石舟斎がある夜,一刀のもとに天狗を切ったと思えば,実はこの岩であったと伝えられている.なお,岩面には,天狗の足跡が残っているという.因みに石舟斎はこの修行で無刀の極意を悟り,柳生新陰流の始祖になったと言われている.



 この巨石は,二つに分かれているとは言え,明らかに元々はひとつだったはずだ.そして,分割された面が,平滑なのは,どうしてだろう.そして,この天狗の足跡が見えるだろうか・・・.


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