8月末の七里御浜海岸の風景.日中はまだ酷く蒸し暑くて,海岸に人影は見当たらない.七里御浜海岸は波がとても荒く,遊泳禁止になっている.海水浴ができないので,夏場は早朝に散歩する人や釣り人がいるだけだ.
そういうわけで日中の海岸には誰もいない.聞こえてくるのは,打ち寄せる荒波の音だけだ.海のさわやかな景色とは裏腹に,直射日光と蒸し暑さによるワンツーパンチで,5分もすると汗が滲んでくる.
こうも暑いのに七里御浜海岸に引き寄せられる理由は何かと考えてみる.ひとつは,夏の暑い時期にしか見せてくれない海の色がある.特に海岸付近の鮮やかな海の色がすばらしいと思う.そして,暑い日に海を見なければ,夏を肌で感じ取ることはできない.
それでも,空は少し秋めているように見え,夏は終わりへ向かっているように感じた.夏が終わってしまうと一年の終わりに向けて,怒涛の勢いで時間が過ぎ去っていく.夏が終わってほしくないと思いながら,一人汗を流しながら海を眺めていた.
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