Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

廃道を往く

2008年12月20日 | 3級、4級山岳
世の中は、酷道、険道、廃道、隧道ブームのようです。

というわけで、

津久井湖に逝って来ました。
目的は、神奈川県道515号三井相模湖線

記事によると、

『同区間は・・・道幅は1.7m弱しかなく、とても普通自動車が通り抜け出来る広さでは無い。なお、旧津久井町・相模湖町の境界付近は廃道となっており、現在は封鎖されている。』

血が騒ぎますね。いってきまーす。

写真提供:廃道ハンターK

↑まずはいつものように日産スタジアム朝7時。実はこの直前にポッケからデジカメを路面に落としてしまい、IXYさんがあぼーんしてしまいました。
デジカメ買い替えか・・・痛い出費だ

気温6度としばれる寒気の中、鶴見川沿いをひたすら遡上、まず30kmほど先の津久井湖を目指します。


↑津久井湖に到着。これから険道にはいります。


↑狭愕の瞬間へのプレリュード・・・

写真提供:廃道ハンターK

↑民家の鼻先をぬけます。一応県道です。


↑いきなり落とし穴です。こんなブービートラップにはひっかかりませぬ。

そして前方になにやら怪しい構造物が見えてまいりました。

刮目セヨ!

写真提供:廃道ハンターK

↑幅1.7mのバリケードです。なんと、これでも侵入する車があるそうです。
なんと、今回同伴のPWD氏は、昔ミニバンで突入したことがあるそうです。


一応県道です。

狭隘区間は終わりました。

写真提供:廃道ハンターK

↑次は立ち入り禁止、廃道区間です。よい子はまねしちゃだめです。


↑自転車は打ち捨てます。


↑今日は他にも、和田峠に行こう、とか談合坂SAに自転車で侵入しようとか、ネタを考えていたのですが、もうハイキングるんるん気分で他の目的地はどうでもよくなってきました。

写真提供:廃道ハンターK

↑完全に文明に見捨てられた廃道です。荒れ放題です。

そして…

衝撃の瞬間が迫っていた






な、なんだあれは?

刮目セヨ!




写真提供:廃道ハンターK








おまけ

帰り、北条氏と武田信玄が戦ったとされる三増峠ヒルクライム(250mくらい)をしてきました。下から上まで、All Max, 心拍は常に185で、久しぶりに血の味を味わいました。まだ喉が痛いです…

写真提供:廃道ハンターK

SHAMAL ULTRA GOLD Shakedown in 城山湖

2008年10月13日 | 3級、4級山岳
昨日イタリアのヴィチェンツァから、大阪経由でいたりあ~んな工芸品がニャロメ家に届きました。このワッカは、プロスペックです。期待大です。
今まで完成車のワッカで10000㌔、カンパのプロトンという5万円くらいのホイールで25000㌔、それからMavic Open Proで5000㌔くらい、走行してきました。そして、
先週念願のハイエンドわっかを

(*´∀`)σ凸ポチットナ・・・

宅急便の箱を開けると、黄金色の物体が!
回してみると、猫が尻尾を踏まれたときに出す、かしがましくも、乾いたキャンピー特有のラチェット音が

「フギャ~!」
「ジャ~」
と鳴ります。こいつは、速そうです。はやくプラシーボ効果を試したいです。

3連休の最後の今日月曜日、土曜日の富士三連発、日曜日の朝練と足に乳酸をためまくり本当は休足日にする筈でした。が、おにゅーのパーツを試したかったのと、津久井の手前、城山湖までまったりスイーツツーリングに行くという誘いに乗ってしまいました。そこにはまたしてもうれしくないサプライズが

Lo and Behold!
見よ
シャマルはゴールドに限る!ナイス!




フレームを選んでしまう金色シャマルですが、銀色のパイプに黄色が挿してあるので、一応同系色。悪趣味の一歩手前です。
ただ、今日のように太陽光線がまぶしい日ですと、やたらゴールドに眩惑されます。股の下では常にゴールドの物体が回転しています。


シルバー・ホワイト系のフレームには合いそうですね。

+++++++++++++++
それでは、インプレ。世間の声はIsoyaの会長犬、ソラちゃんに任せます。


まず、回転体として非常に精緻なものだと実感できます。非常にソリッド。
ただ、普段使っているMavic ぷんぷろと比較すると、
硬い!
これは足が疲れてきた後半戦に体がどう反応するか?

元気なときは、その剛性を生かし、スプリントのかかりもよし、ダンシングで荷重をかけても寸分もロスせず推進力に受け止めてくれます(あくまで印象)
エアロ効果もミディアムなので、若干ながら感じられましたが、今日は足が疲れきっていたので、40km以上とかは試しませんでした。横風の影響も少々ありましたね。

重量が公称ペアで1395 g、踏み出しはかなり軽くなりました。長くて緩い斜面を30km位で登るような坂でも、いままでよりシッティングで粘れる感じ。ダンシングに移ってもパワーを受け止めてくれる(…元気なときはそうであろう)と予想されます。やはり軽さは正義だね!



+++++++++++++++


特別招待猛牛、ハイカーK田氏につられて連光寺参りです。


連光寺は初めてでした。いきなりアタック合戦の口火がさくぞうによって切られ、そうちょうがカウンターアタック、そしてFJ沢さまも間違った地点でウォォオ~とアタック、みんな熱いです。今日も軽くシゴキが入っています。


町田街道を津久井湖方面に抜け、城山近郊に出ます。
キンモクセイの香りが乾いた秋の空気とともに鼻腔をくすぐります。
日本の秋の里山だね~と 隣の猛牛K田氏と話しながらポタリングペースで待ったり上ハンで登っていたら、

佐久蔵先生が
「ウォオォォ!!!」と恒例の下ハンアタックでぶち抜いていきました。
何故、初めてのコースでそこまで積極的になれるのでしょうか(?_?)

城山湖、地図でみるかぎり平坦な場所にあります。
何もないと思っていた自分が甘すぎました。
突然前方にウォータースライダーみたいな坂が現れます。

歓喜に充ちた怒号が飛び交います。



22%とか書いてあります(^^ゞ



この勾配で走りながら写真を撮ると、膝に悪いです。
3連休、2回も20%以上を経験するとは思いませんでした。
前方から「頂上ですよ~後は下りですよ~」と聞こえます。
もう誰も信じません。


ハイ、22%は続いています。


猛牛K田氏、ハイキング開始です。
次はこの格好で朝練に登場下さい。


城山湖に到着しました。みんなブーブーです。




城山湖ヒルクライムを終えたら、ソフトクリームの時間です。
町田アイス工房ラッテ
実は、スイーツツーリングと銘打ってスイーツにありついたのは、本当に久しぶりです。


最近プロロード界を席巻している、史上最速の巡航ポジションを披露する有栖川宮様。笑顔も、そっくり。本家は、こちら


ススキをヘルメットにさし、秋を堪能する宮。

この頃3連休の疲れと、アルミシャマルの硬さから左膝に痛みが走るように
やはり、レース用機材はなかなかシビアです。
練習用Open Proは更にコンフォートに振ることにしました。

おわり

房総林道ハンティング:円満詐欺

2008年09月28日 | 3級、4級山岳
季節も移ろい、今年もこれを踏んでパンクする季節になりました。


被害者Kさんと、平地練と称して房総半島をぐるぐるまわって120キロ。
肝心の平地が全行程の四分の一、一体どこが平地練習なのでしょうかァ?しかし、二人とも林道マニアなので、林道をつなげ、延々と続くアップダウンを楽しんで参りました。
(クリックでリンクへ)


朝5時に家を出発し,横横道路をくだり一路久里浜へ。始発0620久里浜発に間に合った。

フェリーの扉が開く。開いたときに,「お待ちしておりましたわん♪」と誰かのサプライズを期待したが,そんなのあるわけねぇ。


海岸沿いを10km走り,一路マザー牧場方面へ。ここには標高400mの鹿野山という峠があり,牧場ツーリングを想起しないように。立派な2級山岳です。いきなり騙された感じです。マザー牧場ポタリングと銘打って誘われた場合,詐欺の可能性があります。簡単に誘いに乗らないように。



左上から
①マザー牧場でほげほげしようと思ったが,はぁはぁぜぇぜぇしてしまった。
②鹿野山から,今日のツーリングコースを眼下に望む。山だらけ林道縦走。
③久留里線久留里の駅にて
④そして,里見氏の居城久留里城へ

なぜこんな所に城があるのかを知っていたか?それは信長の野望にでていたからである。城はこちら,の標識を左折して後悔
「や,山城だった・・・」
天守閣は山頂200mのところにあり,城なので九十九折などあるわけがなく,20%の激坂直登。お城めぐりポタリングの誘いも,地形によっては詐欺の可能性があります。平城か,山城か,事前にしらべておくように。


①ずいぶんモダンなつくりの天守閣でした
②すでに紅葉の季節の予感が
③これは養老渓谷に行く途中,大福山林道にて
④さきほどの20%の激坂直登


①養老渓谷まで来ると,一時間に一本の貴重なローカル小湊鉄道がやってきた。ラッキー
②むかしこの近辺の菜の花畑でYOMEにプロポーズをしたことがありまふ。というわけで思い出の地でもありました。
③養老渓谷には足湯がありました!ツーリング中に足湯があるとは素晴らしいルートだ。
④養老の紅葉は11月後半らしいです。このあたりにまた来るかんね。


①珍しく,コンビニではなく温泉宿でがっつり食べます。鮎の塩焼きは,塩ががんがんかかっていて補給という意味でも好都合です。
②真っ黒なお湯が東京湾って感じですね
③のどかな田園地帯
④宿のお風呂は,洞窟風呂でありました。まっすぐ行くと男風呂,左折で女風呂,なので手信号を出しましたが,後続は引っかかりませんでした。

温泉から上がると後半戦,養老清澄道路のアップダウンを繰り返し,四方木峠を越え,極真空手の聖地,清澄寺を過ぎ,鴨川を過ぎ,長狭街道を通って東京湾へ向かいます。

長狭街道の中間地点に,このツーリングの目玉,東京から一番近い棚田,「大山千枚田」があります
焚き火の煙でくもった初秋の田園の坂をゆっくりと登っていくと,日本昔話のような風景が広がります。




しばし靴をぬいでホゲホゲします。

大山千枚田を見終えたら,あとは帰るだけ,幸い時間も押していないので,林道のお代わりをすることに。選ぶは房総林道の王様,峯岡林道です。
それにしても林道の入り口が分かりにくく何度も地図休憩GPS確認を繰り返し,大迷走しました。
道いくおじさんおばさんに道を尋ね,あっちへくだりこっちへ登りを繰り返し,やっと(実は去年も一区間走った)林道の入り口にたどり着いたとき,K氏曰く。
「もう後は登るだけです」


①峯岡4号線入り口。ナイス!
②尾根を登りきる前にさらに激坂。ナイス!
③右へいっても左にいっても鋸南町。
④金谷港では,時間があったので磯ラーメンをば。塩分がクゥーッと染みました。

てなわけで,またも林道三昧。林道マシーンの購入へまた29インチほど近づいた週末なのでした。
そろそろ富士チャレにむけて高速練習はじめないと・・・

通勤闇クライム

2008年03月12日 | 3級、4級山岳
本日の帰宅は遠回り祭り75kmなーりー

水曜日はノー残業日
てなわけで朝からライトを二連で用意し、やる気マンマン。今日は半原越え経由で遠回りで帰ることにする

日暮れは五時四十五分、まだまだ日は短い

半原越えとは…

ヤビツに例えると、アプローチは善波峠。




左折と同時にいきなり10%のショート簑毛が始まり、簑毛が終わるとしばらく裏ヤビツをながし頂上前2キロでまた15%簑毛をやって終了、というイメージ。標高は500m。距離は約6km、平均勾配は6%(ただし下りセクションもいれての6%)


今日の発見♪
ボトルケージにプリングルス

これでヒルクライムタイムはお菓子タイム♪

利点:お菓子が辛い勾配を忘れさす

欠点:おててがベタベタになり、ギアシフトが滑る♪走りながら最後まで食べきれない


漆黒の闇、ただ登るだけ。


神奈川県愛川町はところどころ町の成長が1980年代でとまっていて、ノスタルジーを感じます。



帰りは相模原経由でしたが、あまりのパンチャー向けアップダウンコースに途中棄権したくなりました。

結局平日の通勤に110km走ってしまいました。明日は走らん!明日は超回復!

Morning and Night Rides

2008年02月05日 | 3級、4級山岳
結局先週はずっと雨、雨、雨
日曜日のレースも朝起きたら雨。出張中にこけて怪我したらしゃれにならない、と勝手に自分に言い訳して二度寝しておきたら、晴れやがった。
教訓:知り合いのいないレースは、サボりやすい。<敵前逃亡>
ときどき仕事の後に乗っていますが、やはりただ単に走るだけだとモチベーションの維持が必要ですね。 教訓:自転車通勤は、偉大なり。 今週は月曜日から晴れマーク連発。っということで、コーヒー飲んで6時に出発! 一時間ライドのつもりが、結局ホテル帰還が8時半に。40kmも計上してしもた。 今週はしっかり走らないと、週末来るYOMEに弛んだお腹を指摘される…
牧場多し

ここからぐわぁーんとダウンヒルして直線道路を突っ走るのら

カリフォルニアけったましん生活もあと二週間。仕事の方もだいぶまとまって来ました。留学していた10年前の語学力が復活したのがうれひい。

山岳自転車通勤

2007年09月13日 | 3級、4級山岳
おほん。我輩の職場は厚木にある。
見上げれば、ババンと山っ。
ジテツーの朝は山を目指してホクホク先を急ぎ、休み時間はほけーっと口を半分あけながら山を眺めてしまう。
で、本日。



昼休み。山においで~と呼ばれた気がした。



また呼ばれた。



待ってろや~

夕焼けの演出もあいまって、途中には日本昔話のような田園風景が広がっていました。

てなわけで、3級山岳越えで帰宅しました。

本日の消費カロリー:3816カロリー
走行距離:106キロ

今日はヤビツではなく、マニア向けの半原越えルート

距離:5キロ
平均:6%
標高:482m

ここで一句。
      半バラは小腹をみたす小山かな

林業のための林道らしく、交通量は零。先日の台風の影響で、道に砂利が浮いている上に、6時をすぎると文字通り墨を垂らした漆黒の闇!

闇の林道をライトの明かりだけを頼りに登っていく。なんか森の妖気が漂っている。
途中道の真ん中に、

ネコ。

ヒヒィィィィイイイイ!!!

やせ細った野良猫が鎮座していました。

恐ろしい思いをしながら、30分だけ小山のぼりをしてきました。単位は0.4箱根くらい。今度は明るい時間にこの牧場もコースに加えて、ヤビツの前に行って見よかな。