Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

安・近・短・強

2009年12月31日 | トレーニング

走り納めは追い込み練習でした。
近場はいいですね。11時には解散。


西風10m。荒れ狂う西風の中、つきあっていただいてありがとうございました。
きつかったっす。何度きれかけたことか。今日はやすろの独壇場でした。

で、データ解析

場所:海釣り公園周回コース
10周約18km


最大:53km/h
平均:35.4km/h
平均心拍:181
最大心拍:192
最大出力:843w
平均出力:279w www

JCRC埼玉クリテの平均パワー: 254 wだったので、はからずもレースを一本やってしまった感じ。してやったり。本当にありがとうございました。一人では絶対無理です。


新春の箱根路にむけて・・・

2009年12月31日 | 告知
箱根の山頂は寒そうですね。今年で4年目ですが、今までで最も寒そうです。
まぁ、最低限お日様がでていれば温かいと思いますが・・・

問題は汗をかいて登りきったあとの、山頂での待機時間だと思います。下記の追加装備を考えています。

替えの肌着(←汗で冷えた体を守る)
インナー手袋(効果のほどは不明)
ヒートテック
ホッカイロ
ローラー台(あれば最強、最バカ)

Sub 5度の装備でお越しください。走っている間は、暑いですけど。

タイムライン
6時30分 大手町集合
6時30分~7時 ゆっくり班スタート(鶴見通過おそらく7時20分以降)
7時 本隊スタート(鶴見通過おそらく7時45分以降)
風祭 ローソンで再集合~山頂

元気があれば箱根神社で初詣→大観山富士参拝・・・とか考えていましたが、ここらへんは現地で決めましょう。



それではよろしくお願いします。







機材の準備は整いました。
後部座席にカンチェラーラを乗せていきます!
プッ


Specialized SHIV Tandem concept bike
ここに記事がありやんす。



朝練納め、逃げ成功

2009年12月27日 | 平地、スプリント

いつも練習する仲間と口実をあたえてくれるIsoyaさんに感謝です。
今日もたくさん集まりました。

さて、今日は族車で出撃。

これは、何か
ディスクではありません。はりぼディスク。

エアロディスクカバーといふ→ここから購入
一万円前後の投資。これで、PowertapでTTイベントに出られる。
気になるエアロ効果は・・・

すいません、追い込んだのでインプレどころじゃありません。よくわかりませんでした。わかったのは、ホイールがひどく重くなったということ。
イ ン プ レ 糸 冬 了

まずは、往路から。


大師橋からやおらペースがあがります。
大鳥居~五反田まで前後を考えず先頭を300 wで牽きます。自爆。
大師橋で160wだった平均ワットが、200 wになったので大崎で御役御免!
▼五反田で850 wでスプリント。その後大失速。皇居まで失速。

次、復路。


皇居スタートと同時に先頭の4人がかわるがわるアタックします。あれ、ローテーションまわすのではなかったっけ?みんな自由です。

札の辻で出番が回ってきたので、様子見のアタック。
イェンス・フォイクトは1000wで逃げを仕掛ける、と聞いたので気分だけは1000wを出せるようにして、アタック。
Power Agentを見ると、Max 1140 wとか計時してます。ほんとかね。(←ほんとうみたい)一気にギャップができました。
でも様子見アタックのつもりです。
あ、信号が黄色になった。
後ろを振り返ると、Fukaさんがやや反則気味に信号をignoreしてきました。

『逃げ決まりました』

ここからは、とりあえず300 wで牽くことにします。300 wで逃げて、つかまるんだったらそれはしょうがない、ということで。
信号無視は、していませんよ。お目付役のFuka様が目を光らせていますから。
追い風なので、43km/hくらいで巡航します。300w 近辺ではなく、350 w近辺で踏んでしまったので、案の定後半失速気味に。そんなときFuka様に助けていただきました。蒲田の踏切で逃げ切りを確信。

六郷橋では当然勝ちをゆずってもらおうと思いましたが、全然ついていけませんでした。本当はFuka様と手をつないでゴールしたかったのですが…
↓私のイメージ。勝ちをゆずられるワタシ。


し、紳士協定が。
騎士道精神はどこへいったのだ www

Fuka氏優勝→家庭内ヒルクライム別会場へ

結局皇居~六郷橋まで19.38kmを38分51秒、平均速度29.84km/hでした。(追い風参考)

逃げ、といっても信号のある都内ですから、走り以外の要素、運不運もあるでしょう。
ただちょっとロードレースっぽいことができて楽しかったです。

というわけで、追走集団の頭をとったのは誰でしょうか。確認しに戻ります。

カベンディッシュでしたwww

二番手は…

ヨハン・ファン・スーメレン

違う


wakiwaki主将でした。

後日譚:ゴールライン手前で勝利を確信したカベンディッシュ、ファン・スーメレンに写真判定で敗れる!

二番手グループはokachanでした。


おしまひ。








ヤビツ走り納め

2009年12月26日 | 1級、2級山岳
パワータップ装着後初めてのヤビツです。一定出力のタイムアタック、密かに40分切りを狙っていましたが…



今朝の体重はベスト+2 の84kg、ホイールをシャマル>鉄下駄で+600g 冬装備、輪行セットで+ 1 kg、
以上は言い訳

名古木までは平均160wでペソペソアプローチ、省エネで到着。

今日のテーマは
300 W キープ
私の体重で300wは、ダンシングするとすぐ出ます。シッティングだと緩い勾配でいつもより一枚重いギアにしてトルクをかけるとでる感じかな。意外とカンタン。
問題はそれが40分維持できるか。維持できれば、夢の40分切りがついてきます。ハイ、少なくとも計算上は。

スタート
某やすろう氏が、『蓑毛まではオールアウター』とかわけわからないこと言っていると思っていましたが、やっと合点が。休むダンシングでもしっかり320wくらいでているので、きつい斜面も楽なペース。そのかわり、緩い勾配になるとすぐ出力がさがり240とかになります。仕方なくギアをチンチン!と重くして再び300wに戻します。蓑毛バス停留所は13 00で通過。いつもと同じペース

ここからが違いました。パワータップを使うと、今までと真逆の走り方になります。
旧型:きつい勾配は頑張る。きつい所をやりすごしたら、回転数を上げて軽いギアで乳酸をちらし、スピードに乗せる。
出力一定型:きつい勾配は、テキトーにやり過ごす。緩くなる直前にペースを上げ、重いギア踏んで、スピードに乗せる。

お、面白れ~

20分経過。サイコンの平均を見ます
320w
明らかにオーバーペース。でも速い。この区間はあきらかに速い。
菜の花台通過。28 30当社比では良いペース。行ける?

一瞬足の力が入らなくなります。
ハンガーノック?いや、さっきカレーの大盛食べたばかり。

ここからは黄金のタレでした。前半の貯金がきいて、40は切れるだろう、と甘く見ていましたが、最終コーナーで38 30。最後はアウターでペースアップをはかるも、撃沈。40分後半。おかしいなぁ、平均300wで40分切れる筈なのに…

メーター読みで全部の平均出力が
306w
でした。これは嬉しい!非常に励みになります。

痩せれば早くなる。
要するにこの事実が確認されただけのフィールドテストでした。


■尻下がりになっている。最後の5分のタレ具合がよくわかる(涙ぐましくもがんばって持ち直そうとはしているが、がんばるたびにタレている)
■やっぱり蓑毛はワット・トルクともに出ますね。
■蓑毛~菜の花台で4回 20km以上だしているが、菜の花台~頂上までの4回の平坦で20km越えていない。これだ!



次回はもうすこしきれいな波形をだしたいっす。

ヤビツ
17km
40:30
Ave 310W
Power to weight ratio: 3.8
重すぎだ・・・やせなくちゃ。

乱暴な計算の結果
最初の20分の平均W: 323W
FTP=307W
いや、これは絶対なにかの間違いだ。何かの間違いだ。
ありえないので、今度平地の実走TTで比較してみる。ローラー台の上の20m TTはありえないくらいきつそうなのでやらないよーだ。へへーん。

で、なんで平均300Wなのに40分切れないのだ!説明してくれ→犯人

FTP 85%走

2009年12月23日 | トレーニング
注:
トレーニングものです。興味がある人だけどうぞ。

PTつけて通勤したり、トリ焼いたり、ローラーペソぺ走したり、ローラーまじ走りしたりしてました。


月曜日の通勤。

距離:70km
最大出力:350w
平均出力:157w
最高速:52km/h
平均時速:23km/h
仕事量:1624kj (406カロリー)
最大心拍:178bpm
平均心拍:123bpm
Threshold:33%
Race Pace: 13%


今朝、40分ほど。DVD見ながら流す。前日忘年会の罪滅ぼし。

距離:15km
最大出力:526w
平均出力:145w
最高速:46km/h
平均時速:20km/h
仕事量:392kj (98カロリー)
最大心拍:NA bpm
平均心拍:NA bpm
Threshold:15%
Race Pace: 5%

・・・これはなんのトレーニングになりませんえ。ただの流し。

午後、ここで紹介したFTPの85%走をやってみた。
今勝手にFTPを284w と設定しているので、目標は230W - 240W。10分アップしてから、1989ツールのDVD,フィニョンとレモンの戦いを見ながら


距離:18km
最大出力:317 w
平均出力:181 w
仕事量:485 kj
朝の45分と質が全然違いました。

20分FTPの85%

20分間、平均230W、平均心拍169

わかったこと:
つらい。10分で投げ出したくなった。
この前の埼玉のレースが250w平均だったから・・・
ちょっと足をゆるめるとすぐワットが下がる。(竹刀をもった教師が後ろにたっているイメージ)
15分まではケイデンス100で230 wを保持。→つらい→ケイデンス90にしてギアを一枚重くした→パワーがあがった。心拍はかわらず。これは、TT走では重めで中回転がよい、ということかな。グラフでいうと緑の線が一段下がって、黄色の山が盛り上がっているところ。
確かにTTでは100から110の高回転でまわすことが多いのだが、本当はもっと重いギアを踏みたい。データで実証されました。
20分追い込むだけなので、回復がはやい。これだったら練習メニューに入れられる。燃え尽きる寸前、乳酸がたまる直前のあやういゾーンというのがよくわかる。これが短く強く効率よく、ということなのかしら。

丸焼け

2009年12月23日 | Weblog

遊びにいく計画をたてていましたが、鳥を焼かされました♪


ちょっとグモイです。ややをあやすように、なでなでしながら塩コショウをすりこみます。

ちなみにレシピはここを参考にしました


下準備ののち、一年に数回つかうか使わないかのヘルシオにin!!


この焼きあがり、大興奮!


できあがったら、おすそ分けだ~!
近所を走ります。


うまかった。ぶはー。次回は塩味をしっかりきかせよう。

2010シーズン開幕!?埼玉クリテ パワーデータ解析

2009年12月20日 | レース
朝車外の気温は氷点下3度。平地で遭難するかと思いました。
日中は太陽の陽光さえあれば大丈夫。真冬でもレースはできるんです。

今日は記事の最後でパワーデータを解析してみますね。超初心者ですけど…

機材編


いつものあの店、Bex IsoyaのY野大権現に組んでいただきました。
体重82kgのデブクライマーのくせに、28穴のリムしか持っていません。パワーを逃がしたくないので、1400Nというけっこう固めで組んでもらいました。200gの重量増は、平地を走っている分には全く感じません。
スポークをダブルバテッドにして気休めの軽量化をしています。

28穴は、体重重い人はやめておいた方がいいです。よくスポーク折れます。時々振れます。これは、乗り方と個体差もあるかもしれませんが…


実は、昨日の朝、ルンルン気分でIsoyaに向かっていたら折れました。
…今年二回目

一度チェーンをロー側に落としたことがあるのですが、その時の外傷が原因かもしれないです。


買うつもりがないのに、間違って発送されてしまった二個目のSan Marcoリーガル。到着と同時に返品しようと思って、箱を開けたら…

「カックイー」

返品はせず。


黒サドルはしまりますし、なんといってもこのコッパー(銅)色のレールとリベットが、フレームの銅色とこーでね~としているのがよい。自分のセンスのよさに最大限の自己満足。

観戦編

レースは埼玉県菖蒲町の一等地、田んぼを借り切って行われます。

このコース、赤城おろしがふきあれる横風区間でよく集団がちぎれ雲になる、と噂で聞いていました。幸か不幸か今日は無風。ですが、1,2,3月のいずれかにそんな日になりそうですね。ムフフフ!


直角コーナーの多い、これぞまさにクリテリウム。
序盤は集団でコーナーに突っ込むので、スリル満点、というか運は天任せ。
後述しますが、コーナーの立ち上がりで何度も何度も何度も踏まなくてはいけません。


これは登録者Aのゴールシーン。
道幅が狭く、ゴールスプリント時に横にならべるのは3人が限界か。
スプリント前の位置取りが肝心ですね。


学連もでます。将来を嘱望されるT大のN園選手も出場。スター性のある選手は、大会を盛り上げますね。レースは3人の逃げが決まったようです。

グルメ編
埼玉県のこのあたりは、うどんが名物。
帰り道道路わきの看板に誘引されて、向かったのがここ。


田舎風めん処の郷 明日香

おいしゅうございました。
肉汁うどん大盛+プチ祝杯でしたが、もうちょっといけたな。
来月は力うどん+カレーうどんだな。

付録:パワーデータ解析
一応レースもでました。

結果は…

じゃかじゃん


久しぶりに結果らしい結果が!
同姓の人が5位なんですけどw

データは…

じゃかじゃん

これは、Peak Powerグラフ。別名、「黄金のタレ成分表」
じぶんのタレ具合がわかる。
1000w近辺だと、5秒しか出せない。
500wだと、30秒でタレる。
ま、一回のレースですから、もっとデータの蓄積が必要だと思います。
タレるまでやってなんぼですね。タレるのも練習。


これはPower Zoneグラフ。やる気を示す。
レース時間の40%は集団内で足を休めている。これは意外。
意外とサボっているのですね。
でも、自分は全然サボっている自覚はないんです。次を見てください。


なんじゃこの心拍分布はwww
レース時間の90%Max域。地獄絵図www
最大心拍203,平均心拍184でした。
これホントかね?
でもありえないくらい苦しかったのは事実です。

データまとめ
最高速:50 km
平均時速:38.58 km
最大心拍: 203 bpm
平均心拍: 184 bpm
最大パワー: 821 w
平均パワー: 254 w

で、


こんな感じで出ました。
スゲー
データの宝庫だ。

これからはレースレポは全部パワーグラフさんに丸投げしようかな。
展開は・・・
■終始5番手から10番手に位置する。
■コーナーの出口で何度も踏む。涎垂らして前に追いつく、の繰り返し。
■ペースが速すぎて一列棒状。
■最初20番手くらいだったが、これでは最終局面の位置どりが不利だと思い、2週目に8番手くらいにあがってからその位置をキープ
■最終周もペースが速いのか、足がそろっているのか、後ろから上がってくる選手はいない。一人いた。その人勝った。
■スプリントはややロング気味で始まった。4人くらい前から垂れてきて、5位になって一人抜かれて6位。
■最後の最後でかならず出番のでてくる、弱気虫。今日は弱気虫が弱気だった。
■まだ自分でしかけるだけの実力がない。位置取りまでは持っていける。
■最後自分からしかけて最後までもがききる実力がない。
■たぶんあと10Wの上乗せ。そうすれば余裕をもって対処できるはず。

雑感:
朝練はとりあえず平均260wを目指してみるか。全ての信号でダッシュをすると。
最大ワット数をどこかの名無しのコーナー出口で出している。走りにムダが多いかも。
今回アップ中にパンクして、15分しかアップできなかった。最初の入りがいきなり地獄だった。
スタートして40秒で47kmでてるし
パワーのピークと最高速のピークが同期していないのは、セレクションに参加して足を使ったから?
レース中盤までの方がパワーがでている。アップ不足!

++++++
これがこの冬あと3回できるとは、お得ですの~

Functional Threshold Power (実効出力閾値*)

2009年12月18日 | トレーニング
家庭内パワータップ購入を期に、データをとりながらトレーニングをしようと思います。まずは、理論武装から、ということで毎年冬恒例の海外文献の翻訳を通じて理論を吸収したいと思います。



このサイト(Flamme Rouge)が気に入りました。自分の興味のある記事だけ、ダイジェストで要約してみます。

本文中、青字は訳者ニャロメの注です。それ以外は原意のママ。

+++ここから++++

Functional Threshold Power (実効出力閾値*)

Functional Threshold Power (FTP) はパワートレーニングをする際に鍵となる概念である。相関的、実効的、もしくは機能的出力閾値とでも言おうか。この閾値の定義はあまり定まったものではないので、注意されたし。
前提
FTPは一時間持続可能な最大出力のこと。「持続可能な最大出力」であって「平均出力」ではない。
FTP計測
FTPを計測する方法は様々ある。(実験室でやるようなVO2Maxテスト、1時間のTT、20分のTT、もしくはこのサイト<http://www.electricsheep.co.jp/hc/>)。20分のTT(例:蓑毛の先~頂上)の場合、FTPの105%を発揮できることが過去のデータから実証されているので、その分減殺すること。要するに時間が短ければその分頑張れるわけだ。ここでは最も一般的とされている20分TTを紹介する。
やり方:
15分ウォームアップ
1分間最大出力
9分回復走
周回もしくは往復コースで、20分間のTT。最大で追い込む。入りの1~2分は徐々に上げていく感じで。限界点まで来たらその辺りでキープ。できる限り早く、パワフルに、リズムを刻む。最後の1分はまさに爆発する感じで、覚悟を決めて燃え尽きる。かなりつらいセッションなので準備と覚悟を怠らないこと。
20分回復走
参考(トップレベルの数値): T岡さんが310W(ブログより) T大学のN園さんが321W(バイクラ7月号より)
自分を知る
FTPの向上とはすなわちエンジンを効率よく使うことである。
ここに2人のVO2max(最大酸素摂取量)が全く同一の選手がいるとする。決戦の日、FTPの高い方が勝つ。
ここに2人のFTPが全く同一の選手がいるとする。体格も、心肺能力も違うので、心拍は全く違う。つまり、グラフ上の出力は同一だが、主観的なレスポンス(疲労、心拍、感情)は全く違ってくる。FTPが高ければよい、というものではない。ことはもっと奥が深い。
パワーメータユーザーは、よく出力くらべをして勝った負けたに一喜一憂する。しかし、あなたがいくら1000ワットでスプリントができる神であっても、FTPが200wであれば結局最後まで生き残れずゴールラインで自慢することはできない。実験室で驚異的な数字を出す選手が、実際のレースで最初の丘の手前でのふるい落としに生き残れないことだってある。スプリントの生き残りを決めるのは乳酸閾値(LT)の優劣である。
900 wでスプリントが出来、300 wのFTPがあればどのレースでも着に絡めるだろう。
FTPはトレーニングの目標を決める際の重要な指標となる。データがたまれば、FTPを変えることは単純である(簡単ではないが、単純である)。


科学的なこと
VO2max(最大酸素摂取量)が、有酸素運動の限界を決める。青線がそれである。それを超えると、無酸素運動、30秒しかできない猛ラッシュだ。
どのくらい乳酸をためずにその限界線に近付けるか、それを決めるのがFTPだ。持続可能な、といわれる所以がここにある。この閾値を、努力、勤勉、自制によって薄皮を重ねるが如く向上させていく。青線と赤線をなるべく近づけるのが目標である。

上はFTP 300wのライダーのものである。40 km を平均時速40km で走ることができれば、このレベルである。
このテーブルはパワーメータユーザの間では一般的になったCogganのパワーレベルである。各レベルの間は実際はつながっているので、はっきりとした境界線は実際は存在しない。レベル分けはトレーニングの目的を細分化するための便宜上のものである。
運動生理学的な連続
下の運動強度グラフは、パワートレーニングレベルとセットである。
まず、左上から始まり右下で収束する線。これは最大持続時間である。「きつければきついほど長くはできない」
逆に、左下から始まり右上で収束する線。これは生理学的ストレスである。「きつければきついほど疲労はたまり、回復に時間がかかる」


ラクダのコブの線がある。これはレベル4、つまり乳酸閾値でピークを迎える。
レベル4が一番投資対効果が高そうに見えるが、実は体に与える疲労の割には収穫が少なすぎる。(破壊された筋肉の回復に時間がかかる)。レベル3が回復度からいっても、現実的な練習を繰り返しできる点でよい。
レベル4の90分トレーニングと、レベル3の60分 × 2、どちらが効果があるのか?(答えは後者だ。)
ただ闇雲に追い込むのではなく、頭を使って追い込んだ方がよい。
理論を実践に
ラクダのコブの線が最大持続時間の線とFTPの85%で交差している。ここがスイートスポットである。ここに練習の核を置く。
FTPの85%で20分のインターバルを2セット。これを週2回。これだけ!
下のチャートは筆者のオフシーズンから本番までのFTPの推移を表している。オフシーズンは240W、シーズン前は265W、そして本番は300-320wを目指している。
20分のレベル4を2本、ウォームアップ、間の回復、クールダウンを行った。

↓全体の40%をレベル4が占めている。


↓上のグラフの読み替えである。40%のレベル4内での、10W刻みのパワー分布。


↓265wの85%は225.25w。まさにその通りの結果となった。Norm Powerのところ




FTP 向上セッションは下記からなる:
▼10分のウォームアップ、時々スプリント。
▼20分間FTPの85%で走行
▼4分回復走。上限150 w
▼20分間FTPの85%で走行
▼100回転で6分クールダウン

6週間後、どのように変化したか・・・
あなたにも可能である。

↓21Wの向上、10%の出力アップ。


俺もこうなりてー

まとめ
FTPを計測し、簡単な計算をし、3週間、週2回練習する。回復する週を設け、計算しなおしてもう一度3週間練習する。
簡単なようだが、これで確実にFTPは向上し、自転車に乗るのが楽しくなる。レースでの順位は別として、自分の練習が確実に、着実に結果につながっているのを実感できる効果は計り知れない。
この練習方法だが、必ずしもこの形態に固執する必要はない。要するにFTPの85% 20分×2を週2回できればよいわけで、その内の一本をロード練習でやってもよいのだ。
おわりに
週末のクラブランで、先頭のペースのままに3時間走ったり、5秒だけ1000Wで走ったりしても出力は向上しない。←耳がいたい。


このトレーニングを続けていればわかるのだが、一意に追い込んでいると感じるスイートスポットがある。このスイートスポットこそが、体感上の達成感よりも効果をもたらす練習での目やすなのだ。
このトレーニングは決して涎をたらし、般若の表情でゲロを吐くまで追い込むものではない。
FTPの85%を20 分×2= 継続的向上
この強度のままであれば結果はついてくる。もっと強度をあげたいのであれば、他のインターバルの長さを1分短くすること。踏めるからといって、ワット数をあげてはいけない。強度をこれ以上あげると、結果はおもわしくない。ここは自制して、たまったものはレースで吐き出せばよい。
初心者にFTPをわかりやすく言い換えるのであれば、「巡航速度」である。85%のトレーニングが100%の結果をもたらすこと間違いなし。

++++++

つづく

努力計測器 到着

2009年12月15日 | トレーニング
キテツァー!


これは、何か。


話はそれる。これは疲労計。
心拍に代表される努力の指標を計測する。
心拍とはあくまで「主観的な」疲労度を計測するものである。これをPerceived level of exhaustionといふ。

心拍は、確かによい指標である。しかし、以下の点で主役たりえない。
①リアルタイムで計測できない。必ずタイムラグがある。
②気温、体調などで影響をうける。
③今日は平均心拍○○○出す!とか○○○をキープすれば40分で登れる!といった努力目標にはならない。

その点、努力計は一線を画す。


なにしろ、今をときめくたまごっちである。


これを搭載して自転車をこぐと・・・


内なるモンスターが目覚めるのだ!

今週末に迫ったシーズン開幕戦に間に合うか!
寒波が吹きまくっているが、モチベーションだけはこの冬もちそうだ。
これから継続してレポートを上げて行きたいと思います。

物欲相談をしたら、十人中十人にPowerTapを買え、と言われました。それだけ人柱的に期待されているのでしょう。精力的にレポートをし、PT仲間を増やしたいと思います。

まずはFTP等の計測からでしょうか。また、レース中の強度とか、朝練の強度、ヤビツでのペーシング走、通勤の平均強度など。計測したいパラメータがこじゃんとあります。楽しみだ~!

+++ +++


ずしりと重い。
しかし、4つあるラインアップのうちで、一番コストパフォーマンスがよさそうである。

PowerTap SLC+
MSRP: $2,099.99
* Wireless 2.4 GHz transmission with ANT+Sport
* Ceramic bearings
* 15mm alloy axle
* Hub weighs a mere 402 grams

PowerTap SL+
MSRP: $1,599.99
* Wireless 2.4 GHz transmission with Ant+Sport
* 15mm alloy axle
* Carbon/alloy hubshell
* Hub weighs a mere 412 grams

PowerTap PRO+
MSRP: $1,199.99
* Wireless 2.4 GHz transmission with Ant+Sport
* 12mm alloy axle
* Alloy hubshell
* Hub weighs 466 grams

PowerTap ELITE+
MSRP: $999.99

* Wireless 2.4 GHz transmission featuring Ant+Sport.
* 12mm steel axle.
* Alloy hubshell.
* Hub weighs 624 grams.

現在使っているMavic OpenPro後輪のハブのみ交換で事足りるのが嬉しい。
重量は200gの増加。これで練習もレースも行けるだろう。タイムトライアルもこれで行けるかもしれない。この手がある。

この冬は、しばらくこのネタが続くでしょう。

東伊豆動物王国(18禁画像あり)

2009年12月14日 | Weblog
1 cmもクランクを動かさなかった週末の話。

YOMEと西伊豆に行っていました。伊東まで踊り子で、伊東からは小さなレンタカー。ここ、伊豆しゃぼてん公園には数多の珍獣がいます。それでは、お楽しみください。

++++++

温泉を占拠する愛らしいげっ歯類をお楽しみください


極彩色の熱帯鳥類をお楽しみください




われわれの遠い親戚に思いを馳せて下さい




檻の中クリテリウムを延々とくりかえす、アルマジロをご鑑賞ください。




微動だにしない亀と、微動すらしないハシビロコウのビル爺さんをご覧下さい。





凛々しい立ち姿をお楽しみください。


ボディバランスを良し悪しを比較してください。


綿々とつづく生命の営みをご覧下さい。





eBay入札は集団スプリントに似ている

2009年12月08日 | 平地、スプリント
逃がした魚は大きかったニダ・・・

(この記事は、あるメールのやりとりをもとに掲載を依頼されました。)

話はさかのぼり,先週のこと。先週は夜な夜なeBayにてお得な自転車パーツをあさっていた。そこで飛び込んできたのが,下のフレーム


弩迫力の族車、Trek Equinox。


Comes with integrated bar.

入札開始時、なんと103ドル。
たしかこの自転車、完成車の定価が2007年で32万円。

確かにシートステーに傷は入っているが,それでもこれはバーゲンプライス。絶対落としてやる!と意気込んでこのアイテムをウォッチすること数日。

そして、落札当日を迎えた。

入札締め切り時刻は深夜1時20分。目覚ましをセットし,PCの前に鎮座する。

入札時刻20分前:
現在最高入札額は212ドル。数分ごとにちまちま1ドル単位で最高額がかわる。
「ケッ。1ドル単位であげやがって!」

私はオークション終了一分前に230ドルで畳み込む作戦。
終了5分前、1ドル単位の上げが活発になる。

ちなみに予算は送料手数料込みで諭吉様3枚作戦である。これ以上は無間地獄にはまるのでこれが今回のリミット。予算選定には自分のホッスィー気持ちに正直に相談すること。気持ちの曇りが,負けを呼びかねない。

そして運命の最後の4分前、一気に230ドルで入札し、最高落札者に躍り出る。
残り400メートル
次の瞬間、リロードボタン

「あなたは最高落札者ではありません」
やばい、まくられた!後ろから大集団が!

ここでさらにギアを重くし、250ドルで再入札!送信ボタンを押す!ゴールまであと200メートル!

「最高入札額は285ドルです。」

なぁぁにぃーーーー!1ドル単位であがっていた額が、20ドル単位であがっていく!
ゴール前!
ここで下ハンに持ち替え、300ドルスプリントを試みる!間に合うか!ポチ!

「時間終了です。残念ですが落札できませんでした。最高落札額は299ドルです。」

というわけで、ゴール前の集団スプリント、2名にさされ3位ですた。

おそるべしeBayスプリント。



かるべんでっし 26,709 円(US 299ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 27分
ふぉろーる 26,263 円(US 294ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 27分
にゃろーめ 25,012 円(US 280ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 27分
ふしゅぽと 24,565 円(US 275ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 26分
ぶねん 23,672 円(US 265ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 27分
れんしょ 20,545 円(US 230ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 26分
じるべる 20,099 円(US 225ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 24分
じゃむるらずでぃん・あぶぢゅじゃぱろふ 18,848 円(US 211ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 20分
あらぐすく 18,759 円(US 210ドル0セント) 2009年 12月 2日 01時 15分

逃げ弾正ぺっちーな

2009年12月06日 | 平地、スプリント

本日、朝練で伝説が刻まれました。


小春日和の皇居より、第一集団を先頭に帰路につきます。

皇居を出たすぐさき、帝国劇場の前から若殿が逃げ始めます。
三十六計逃げるに如(し)かず

     
Bチームには
『若旦那のアタックは全メンバーが総出でぶっ潰す!』という鉄の掟があるのですが、どうしたことなのでしょう。今日はみんな慈悲深い気分だったのでしょうか。
逃がします。

内幸町で7秒差。
「もっと先に泳がせようぜ~」
「どうせ続かないから、見てようぜ~」
やる気の全くない、ニャロメ、生協、やすろう、Fuka。(←4バカ)

追走グループは完全に遠足気分になりました。どこで逃げを吸収するか、蒲田か、六郷か、それとも橋の上か。六郷橋の上でハンドルを叩いて悔しがる若旦那を妄想し、ニヤニヤしながら追走集団は進みます。
と、ここで勝手にチームぺっちーなの一員となったニャロメが先頭を牽きます。
上ハンで、30 km で、牽きます。
二番手に入って、ローテーションを妨害します。(殿が逃げていますから、先頭交代には加わりません)
そっこーでやすろうに押しのけられました。

さて、追走集団。どこからペースアップをするのか、相談します。
「蒲田からで、いいんじゃね?」
「いや、それはまずい。蒲田の踏切で、姿をとらえないと、まずい。」

今日はよく信号にひっかかります。前方に若旦那の姿は見えません。完全に視界から消え、逃げが決まりました。

               

蒲田の手前、大森警察署あたりからペースが上がります。40km 近辺でローテーション。おもにやすろう氏が牽きます。

若旦那の姿が見えません。

「絶対に、逃げてないよ」
「どこかの自動販売機の裏に隠れているよ!裏をかかれて踊らされているのは、うちらかもだよ!」
「絶対後ろに隠れていて、あとで『ドモドモドモ~』って出てくるよ!」

蒲田の踏切でも、姿をとらえられません。やすろう氏、みんなに発破をかけます。
四人列車、かなりスピードが上がります。うむむ。千切れそう。昨日一昨日で200 km 走った足全体に乳酸が広がります。
                          

六郷橋手前、いよいよ何も見えません。
ときどきそれらしい物体を視界の端にとらえますが、原チャリです。

「本当に逃げているのか?」
「我々は蜃気楼を追いかけているのではないか?」

結局六郷橋についてしまいました。傷心のスプリントは、ニャロメがいただきました。でも、傷心なので参考にもなりません。
我々が知りたいのは、若旦那は前方にいるのか、後方に隠れているのか、この一点のみ。
いないと信じたい。集団にもプライドがある。

・・・

いました。赤いジャージの青い自転車が。
肩で息をして体を揺らしています。

逃げられました。一対四。20km

戦の後、殿に祝賀の挨拶をします。







六郷の 勝つも負けるも 時の運  それを決めるは機材なりけり

グシュ!ノワッ!
(-人-)(-∧-;) ナムナム

・・・

++++++


午後もいい天気ですね。三台まとめて洗車しました。



横浜から北岳の見えた週末

2009年12月05日 | 1級、2級山岳
すこし巻き戻して、金曜日の話。
この日はお休み。ホッスィーノ様と丹沢へ片道トレ。

自宅の門を出ると、今日は快晴の予感。空気が澄んでいる。
ひょっとして一年に数日あるかないかの、横浜から北岳が見える日かも!

雨上がりの鶴見川CR。
見えます!見えます!

撮影スポットへ急ぎます。

県立四季の森公園。ズーラシアの近く。
展望台に登る。


雑木林に隠れて見えず。これは悔しい。
しかし

こんなこともあろうと、新横浜から父に電話をしておきました
「北岳が見えるで~」と












以下、ニャロメ父 撮影


一眼は違うねぇ


我が家からみえる篠原しょうがっこ


早送りします。
すでにヤビツは過去の話。菜の花台から秦野市内を睥睨す。
体重+2 kg、ベストから約+2分の43分30秒でした。

昨年の12月に53分とか叩き出しているので、調子悪いながらもよしとしなければならないのか。オフシーズンの暴飲暴食の自制になりますね。
体重増加時に体重計に乗るのが怖いように、体重増加時のヤビツは怖いですね。しかし、こういうときこそ登らなければ・・・
このあとは、金目川サイクリングロードをポタポタ走って、茅ヶ崎へ。
いいですね。金目川。お気に入りに追加しました。


浜料理 えぼし
浜見平交番にあります。相模湾のキトキトの海の幸がたくさん。品数が多すぎて、注文に迷うことしばし。


鰤の塩焼き、鰤大根、メカブ、あら汁、カワハギの寿司

この後は茅ヶ崎から輪行して帰ってきました。約100km

++++++


そして今日に早送り。
朝7時前の山下公園。湘南国際村に行ってきました。
4人でくるくるローテーションを回して、お昼には帰宅。

サドルを突然1 cmあげました。
上死点からの踏み込みは力強くなった気がしますが、100km走った翌日のロングで、欠点が露呈しました。やっぱり回せない。突然出力が落ちます。
おそらく引き足とのバランスがよくない、引き足がうまく使えていないんでしょう。膝にも悪そうなので、速攻でもとに戻しました。いやいや疲れました。


調整はミリ単位でやるべきですね。反省。
おわり。


ポチッ。ああ、すっきりした。