熊野 3 daysは終わり。シーズン前半は終わった。
当初の予定通り、レース活動は一時停止。
の筈だった。頭はそのつもりだった。
しかし、段階的にビルドアップして来た調子と、週末ごとにあげていったオーバーロード(負荷)の連続を体は覚えていた。
あのレース強度の刺激を、体が勝手に欲してしまう。
というわけで、実業団ふじあざみラインにエントリー。これが正真正銘シーズン前半戦最後ですニャ嫁さま。
いや、これはボーナスエントリーです。どうせ完走狙い。気楽に臨みます。
さて、土曜日は「オッカスポタ」なる冠スポンサーを背負ったポタリングイベントをただの模擬レース会に替えるべく、宮が瀬周回練に行ってまいりました。
ほら。ポタリングらしいでしょ♪
宮が瀬湖畔、服部牧場です。
一緒に牧場のジェラートを食べに行きまそう。グルメポタです。
新緑の中、お馬さんと一緒にぱっぱか走る~♪
服部牧場のミルク瓶らしきものを乗せたミゼットと、マツダ トラックの名車、「
ロンパー」が麓の半原の町にいました。
1960年発売
<ここまで>
ISOYA川崎発、尾根幹経由宮が瀬行き。
当初は宮が瀬湖畔をグルグル走ります!とオカチャンが謳っていたので、「ふ~ん。ポタリングか。」と思っていました。しかしこの人がポタリングするといつも走行距離が200kmを越えたり、獲得標高4000mだったり、ちょっと世間一般のポタリングとは違うので、興味はありました。
前日、このイベントは実は来週末にせまったJCRC三宅島のシュミレーションである、と勝手に解釈。
ならばレース強度を実現するためのペース役を買って出ようとドタ参を決めたわけであります。
参加メンバーにnaotomanとwaki主将がいたのも決め手になりました。
はたして強度は予想通り。連光寺はいつものように心拍180で。げーきつい!
「2列で高速でまわして行きましょう!」と宣言したのですが。ばらばらのちりぢり。
交差点までは独走していたのですが、貯水塔付近でnaotomanに刺され、頂上を取られました。
でも坂でnaotomanと絡めたのは収穫。
その後の尾根幹も終始アップテンポ。コンビニの駐車場にたむろするオヤジ朝練のみなさまに大声で挨拶をして先を急ぐ。
トンネル前のスプリントポイントは、りゃうさんの逃げを吸収したタイミングでアタック、そこを外からSpeed Concept多田くんがかぶせてきたので、「ここはつってもいいから死ぬ気で踏む!」
5秒ほど死ぬ気で踏んだらnaotoman切り離しに成功。後は残り100mまで多田くんにひっぱってもらってスプリントちょん刺し。ごちそーさまでした。
この後、お股の違和感を訴えた若旦那氏が離脱。あれだけ尾根幹でアタックをしかけておいて、牽き逃げだ~(笑)
(犯人つかまるといいですね)
橋本から宮が瀬まではオカチャンのペースメイクの元、集団内回復に努めます。
しかし、山岳地帯に入ると気温の高さもあいまってみんなヘロヘロ。予想通り宮が瀬にたどり着いたころにはみなさんの脚はおわっておりました。
宮が瀬周回練、交差点ポイントを覚えるために、一周パレード、二周目レース(模擬)の36kmで行います。
実業団っぽくやるなら3周でよいかな?それにしても、酷いコースです。
パレードランの途中で、上の写真で紹介した服部牧場でフォトセッション。
<
コース紹介>
一周:18.1km
獲得標高:381m
2周走れば獲得標高はヤビツを越える。
S/Fは湖畔園地にした。
スタートするとやまびこ大橋へ。橋をわたったら左折。ここからはトンネルの続く高速区間。トンネルが多いのでリアのライトは欠かせない。ダムが見えて、トンネルの連続を越えるとながい直線の下り坂。信号があるので気を付ける。412号線を左。さらに下り続ける。下りきるとこれから登っていくダムが頭上にそびえたってげんなりする。
下りきったら地獄の三丁目。登坂距離はここから3.1 km, 167m up, 5.4%
しかし実は登坂区間は二段構えになっている。
①半原日向~服部牧場KOM
この区間は勾配がえぐい1 km, 100m up, 8.8%
この後、牧場脇の平地で呼吸を整えて、二個目の登坂へ
②交差点左折~韮尾根トンネル
700 m, 60m up, 8.7%
既に①の区間で脚が爆発しているはずなので、ここで勝負が決まる。しかし登りきってもこの後の湖畔のウネウネを一人で逃げ切るのは難しい。山頂ゴールより戦略がむずかしい。
この後は湖畔のウネウネ。細かいアップダウンが終わってしまった脚にきつく答える筈。
ちょっとした登りのペースアップが最後のふるい落としの勝負の分かれ目。
虹の大橋を越え、短い登りをこえたら終了(安全上ここをゴールにした方がよい)
<レースごっこ本番>
とは言え、交通ルールは厳守です。当然ながら。
「千切り合いにならないよう、なるべくチーム練を意識しましょー」
・・・とは言えながい平地区間をみんな一人では走りたくないので、勢い自然に脚のあう仲間を探すことになり、小集団レースになったのはよかった。
スタート
先頭を牽きつつ、ローテを促しながらトンネル連続の高速区間。
先頭を終えて最高尾にさがったnaotomanが早くも千切れ気味w
下ってwaki主将が先頭。ペースがあがって登り区間。主将の登坂のペースが速い!3kmあるのに・・・
ここでりゃう氏「ぐるぺ~っとぉぉぉ!!!」
早い!まだ100mも登っていないのに会長の掛け声が早すぎる。この後友の会には一人も参加せずw
前に人がいるとリズムをつかんで登りやすい。苦しいながらもwakiさん追走、激坂区間でゆっくり先行。
今日は53/39-11/23Tなのでギアが全然足りない。ただし後続には差をつけた。山岳賞はもらったぜ・・・後ろを振り向く。
T曲さんが10mの差を軽さをいかした加速で一気に刺してきました!山岳賞をハンドル投げで奪われた!!!
一回目のKOMで4人が抜け出した。ちょっと後ろを待ち、全員が団子になったのを待って再び登坂開始。しかしそのくらいでは脚は回復しない。みんな辛そう。化かし合いw
心拍をみると180。もう限界だ。いつでもリタイアできる。
二回目の登坂が始まると、T曲さんのアタック!明らかに切れ味が違う、誰も加速して追いつけず。強い。
しかし、アタックの切れが良すぎて1対3になってしまった。これは戦略ミス。
3人は協力してこの後の平坦で落ちついて料理すればよいので。
「後で追いつこうぜ~。今は泳いでもらおう。」
ここでnaotoman 「脚攣った!」後ろに下がる。
二番手に上がって、wakiさんの番手に。(←今日心拍200越えの男)
よく観察していたら、「ピクッ!」と脚をつった瞬間を確かに目撃しましたww
なんとか乗り切ってトンネルに入る。
この後の平坦区間を心配したT曲さんが後ろをチラチラ見ている。トンネル出口で吸収!
と同時にアタック!(セオリー通り)
10秒間死ぬ気で踏みました。ここでnaotomanと二人で決定的な逃げが決まる。naotomanが先行。
脚が攣った!しかしここで離れたら後はない。5秒間死ぬ気で踏む。
この後の湖畔のウネウネは脚が完全に終わった二人同士で助け合いながら逃げる。
しかし、どうやら俺の方が弱いかも。最後の緩い坂で10m離された。
このまま虹の大橋へ。3位は4人集団に後ろから追走をかけたオカチャンでした。
表彰式w
結局6人中5人が脚の痙攣を訴えるというサバイバルレースとなったのであります。
実にすばらしい山岳コース。実業団石川、松川に匹敵するいいコースだと思います。本番前の調整に、T芝練習会をフィクサーとして企画しようかしら。エースたちのガチンコ山岳バトルを見てみたいなぁ。これから暑くなるから給水所も必要だな♪
いや、本当にいいコース。練習会企画したい。大勢いればいるほど「アタックして、回復して、ペースアップして、アタックして、回復して・・・」のロードレースの醍醐味が味わえる。
この後宮が瀬湖で家に電話したところ、「後3時間で帰ってこい!」とニャ嫁に無茶ぶりをされ、ここからは向かい風が吹き荒れるなかTTTで帰宅。ズーラシアの坂もマックスで追い込んで、3時ジャストに帰宅したのでありました。めでたしめでたし。
***おまけ***
実業団T芝をスポンサードして頂いているOGK。
MS2を本日初装着いたしました。モストロの装着感はそのままで、消臭チンスチラップがこれからの季節助かるアイテムになりそうです。デザインもチームでソードシルバーに統一したので、写真映りも楽しみだ!