Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

直江津集合!2010 横浜~諏訪

2010年08月29日 | 長距離
週末は、ちょっと日本海まで
いえいえ、例の「直江津集合!」オフに便乗参加させていただきました。いやいや、なんとも素晴らしいイベントでした。単独走なのにみんなと走っている、面白い企画なのでした。このイベントの素晴らしさを伝えるには、原稿用紙が何枚あっても足りないのですが、まとめると、次の二つに凝縮されるかと。
"To each, his own"
「自分のものが各々にとって一番美しい」
・・・条件は、土曜日6時に直江津に集合すること。それだけ。何日かけようと、どのルートで来ようと自由。各々のルートが各々の宝石のような思い出になる。

"Separate but whole"
「バラバラだけど、全体の一部」
・・・特設SNS掲示板を通じて「今でました」「雨降ってきました」「今ここにいます」「○○さんと合流」「到着」40数人の呟きが刻々と更新されていく。広い日本を一人で走っているのだが、ウン十人のローディが、関東甲信越の地にちらばって全員が直江津を目指している。そのログを休憩のたびに眺めてしまうのだ。

+++++++++

さ、夏のオフシーズンもこれで終わりかな?レースシーズン再開に向けて、またあの強度に戻せるのだろうか?

Day 2

帰省編

++++++

Day 1

ルート
距離
222.4km
獲得標高
上り:2334m

金曜日朝


出発前に大黒埠頭で太平洋にたっち、その後Isoyaさんにふらっと寄る。大黒埠頭では海水にタッチしようにもクラゲが大発生していてこわかった。
沼さんとオノケールが開店前のお掃除をしていた。

ロングに備えてインソールを交換してみた。SIDIのぺナぺナから、しっかりとしたインソールに。最初若干のしびれ感はあったものの、慣れるに従い脚の一部になった。今回使った装備の中でも、インソールの交換はグッドアイデアであった。

今回のルートは、碓氷峠でも、渋峠でもなく、「ビーナスライン越え」。というわけで、麓になる諏訪を目指す。というわけで、多摩サイを上流へ。


成城Isoyaにもよって、PowerBarを購入。その後多摩川を渡る。アツイ。
狛江街道と国道20号はもう使わないだろう。路肩狭すぎ!


人はなぜ、エロ本コーナーの前に駐輪してしまうのか?
暑さにやられてコンビニに駐輪する際、どうしても本能でエロ本コーナーの前に停めてしまう。一通りヘッドラインを熟読してから、店内へ。そしてガリガリ君を買って、地べたに座ってボケー。これを何回繰り返したことだろう。


大垂水峠
舐めていましたすいません。m(_ _)m
よくトレーニングで使われると聞いていた大垂水峠、ツーリングなのでゆるゆる登ったが、それでも十分きつかった。これは峠ではなくて丘である、なんて口が裂けても言えないなー。


猿橋
これはこれは、かの有名なぐーたら親父さまのブログで紹介されていた、あの奇橋ですね。
この区間は先を急いでいたので基本寄り道はしなかったのだが、猿橋は街道沿いにあるので寄りやすい。ただ橋げたは確認せず。だめですなー。


笹子へと続くだらだら登り
甲州街道をフルに諏訪まで走るのははじめてですが、この区間だけ以前林道太郎さんと走ったことがあります。気がついたら標高700mくらいになっていました。


笹子峠(1050 m)に侵入。このトンネルのために、予備のテールライトを用意してはきましたが、結局峠を登ることに。
登っても300mぽっちですし、緩い峠なのはわかっていたので。


これですよ、これ。ツーリングたるもの、こういう道を走らなくちゃ。
途中一台の車、歩行者、自転車ともすれ違わず。


隧道の解説です。旧国道は、馬車や木炭バス(?)も通行していたはずだから、勾配は緩く作ってあるのだ。


トンネルをぬけると・・・


甲斐の国へようこそ


山が深い
西日が傾いてきました。笹子峠の山梨側はいつきても息を呑む山の深さです。

この後コーナーの立ち上がりで砂利が浮いている箇所があり、リアのタイヤが3cmほど横滑りしました。あやうく落車リタイヤするところでした。


甲府に向けて、高速ダウンヒル
甲斐大和~勝沼~甲府と高速道路のようなバイパスを進みます。甲府市街をぬけて竜王に入るころには日も暮れてしまいました。


前方にそびえる屏風のような山塊は八ヶ岳でしょうか。


韮崎はサッカーで町おこしをしているようですね。(中田ヒデの出身地)
私の2時間先を走っている某氏はここで清里方面に北上した模様。この後ダッチロールを繰り返して直江津を目指したとか。


私のダッチロールは二日目朝から。今は富士見峠への登りに集中する。
30kmかけて600m登ります。平均2%のだらだら登り。

コウジさん秘伝「ペダルに足を乗せるだけで勝手に進んでいく」走法をここで発動!
あら勝手に進んでいきます(ホントかね)


まもなくして勝手に進まなくなったので(涙)、道の駅白州で命の水を補充します。うまかったっす。


富士見峠へ
漆黒の闇をだらだらと・・・

ここで機材の話ですが、半年以上納屋に眠っていた金のシャマルさんをこの旅行のために引っ張り出してきました。PowerTapを買ってからというもの出番がめっきりへったSHAMAL君。やはり、いいです。まず、見た目が派手(笑)。
そして軽い。300gの回転部の軽量化の効果はすぐ感じられます。極太きしめんスポークの剛性は最高。


意外と手ごわい富士見峠950m
よし!やった!これで後は下り、と小さくガッツポーズをしたその時、空が一気に轟きバケツをひっくり返したような雷雨が。
ずぶぬれになって諏訪のネットカフェに避難したのでした。

ずぶ濡れでネットカフェのカウンタに立つ私を夜遊び中の若者たちがいぶかしげにジロジロ見ています。そしてここのネットカフェ、先週も来たようなwww
一応トイレで着ていたジャージを洗いますが、そのくらいで匂いが取れるわけはなく、かなりやられてしまった状態で3時間の仮眠に落ちていくのでありましたzzz

Day 2へ

直江津集合!2010 諏訪~直江津

2010年08月29日 | 長距離
ずぶぬれで終わったDay1より


ルート
距離
219.3km
獲得標高
上り:2549m

朝3時。諏訪のネットカフェの汗くちゃいブースに携帯のアラーム音が響く。白いジャージは灰色になってしまった。また、右の股ズレも酷い。だが、今日は朝から絶景ざんまいのビーナスラインに突入だ。絶景が疲れた体を癒してくれるであろう。まずは茅野からビーナスラインを目指す。


これがビーナスライン
画面中央を下から上へ横切る点線を走った
600mから2000mまでのぼり、一度1600mまで降りてから尾根伝いを走り、最後にもう一度2000mまで登る。諏訪からは60kmの長大なコースだ。尾根伝いのコースはパンチャー向け。ここでわたしのテレホンパンチは冴え渡るのだろうか。関係ないか。


風光明媚のビーナスラインとはいえ、暗いのでなにもわがんね。


夜が白んでいく。途中で大黒街道という道に変わった。信玄公の看板がおらを睨みつける。
ビーナスラインでツーリングをする場合は白樺湖からスタートするのがよいらしい。ということは、私が登っているのは富士スカイラインでいうところの水が塚駐車場までの罰ゲームか?


信玄公、暴君すぎる


やかましい!


白樺湖到着
まだ曇っている。絶景には出会えるのか。
諏訪からだと600mくらいしか登っていないが、結構脚を使ってしまった。単調だし暗くて景色は見えないし、霧に包まれているし・・・

ここ白樺湖からは車山高原を経て、霧が峰へ向かう。


霧ケ峰は霧の峰
びっしりと詰まった乳白色の霧は、ずっとそこにとどまっているようだ。霧は霧で風情があるのですが、やはり絶景が見たい。


いつか晴れ間はのぞいてくれるのだろうか・・・予感はある。灰色の空の中に、ところどころ葵にじみが出てきた。


オヨヨ?下に一条の道が見える!


晴れてきた!テンションが一気に上がる!クライマーズハイ到来!数秒後乳酸もやってきた!


グワーンと下って、ドヒューンと登る。の繰り返し。
下りはクラウチングスタイルのエアロポジションで、60km/hで滑降する。写真を撮りながらバランスを崩したら谷底だ。
↑はい。虚言です。写真撮影のため15km/hほどに減速して撮影しました。


画面中央をよ~くご覧ください


南アルプス連峰越しに、ひょっこり富士山!


今回渋峠ルートを見送ったが、補って余りある絶景が続きます。
180度パノラマ感は渋峠や乗鞍に譲りますけど、起伏があって脚応えがよい♪
ただし途中補給するポイントがすくない(特に早朝は)のでご注意を。
私が走っていた時間帯はとにかく峠バイク族が多かった。


ん?いやなものを見てしまった。
扉峠を越え、1600mあたりから2000mまで最後にがつんと登ると聞いていた、例のアレか。
ものすごい頭上に建物が見えた。しかもかなり手前に。目測で平均7-8%だが、やはりその通りだった。


意識がかすみがかってきた。27Tで来て良かった・・・
注:最後の4kmは平均勾配9%で、涙がちょちょwwwぎれます。


美ヶ原美術館にやっと到着。途中で風景を十分に楽しんだので、ちょっと休んだらすぐに下山。ここから日本海まで、結構遠い。なにせまだ上田にすら到達していないのだ。そんななか「なにあそ」の掲示版を見てみると、
「渋峠登坂ちう」
「碓氷峠なう」
「軽井沢でます」
など、仲間達はどんどん先に行ってしまっている。だがここから上田までは下りとはいえまだ50kmくらいあるのだー。ガフー。


美ヶ原~上田


武石あたり
下っていると眠くなる。とにかく長い。
バス停を30分ほど占拠し、爆睡しました。どうせだったらこういうバス停で野宿すればよかったな。


武石~丸子はひたすら貯金を吐き出します。40キロ巡航も、ずーと続けるとさすがに下りとはいえ辛い。

原チャリのおじさん、公道を25kmで走るのはやめてくださいwww


上田~千曲~長野

国道18号に入る。北国街道にはお仲間がたくさんいるはずだ。(ってほとんどの方が初対面なんですがwww)。すきやでカレーを米粒飛ばして食べていると、早速一人、二人と自転車が通過していく。いっしっし。追尾開始!


カズピー氏を拿捕!24時間振りのお仲間なり!カズピー氏とはこのあと灼熱の国道を野尻湖までご一緒することになる。長野まではなかなかのハイペースで移動できました。
そして結局カズピー氏とは相模原まで宴会列車でも道中を共にすることに。

いや、泥酔列車か。


おお!
そういえば、富士見峠に行く途中で教来石という地名がありました。武田四名臣の一人、馬場信春の領地でしたね。

千曲川沿い、風情のある橋やのどかなサイクリングロードを妄想していましたが、とにかく暑い。ク○暑い!景色よりアイス、ということで二人の列車が30分おきに休憩しながら野尻湖を目指す。

道のりも400km近くになり、股ズレも激しく、おならガスも盛大に充填され続けていくのだが、初対面の紳士カズピー氏の鼻っ面でメタンガス噴射アタックをするわけにもいかず、もじもじしながら進んでいく。あぁ北国街道。


野尻湖へ
この、牟礼村の先がキツイ。去年JRで行った際には登るイメージはなかったのだが・・・国道は峠なんですねー。


登り始めでカズピーさんさようなら^^~
直江津で会いましょう^^


炎天下、熱中症の危険と闘いながら登っていく。ぶっかけ用の水も使い切ってしまい、頂上のジュース自販機は故障(怒)


聞いてないよ~
古間のあたりだっけかな。これで後は下りだけ。


美田と蕎麦畑
疲労により写真が減っていきます。もうはよーつかんかい。
コンビニではとうとう2リットルのペットボトルを一気飲みする有様。


ナウマン象の野尻湖までやっときました。去年はここで高原の一日を過ごしたな・・・


やっとここまで来た!小さくガッツポーズ
国道18号線は妙高高原で新潟県に入ります。




残り30kmは基本下り基調でバイパス気味の国道18号線、下ハン握って高速巡航です。
この頃になると結構な方々のゴールの知らせが掲示板に書かれています。

妙高で22.5kmだった平均時速も、どんどん上がってきました。平均時速を23kmに乗っけるために、ペースを上げます。
でも、バイパスを降りて直江津市内に入ってからが長かったな・・・
後、上越市という名前はどうにかならないのでしょうか。直江津でええじゃないか!

松田+山北+愛川町+清川村が合併して「丹沢市」になったらどうするよ!


この橋のすぐ裏が、ゴール地点!

・・・そしてこの後が激しかった。

帰省編へつづく◆執筆中◆

直江津集合!2010 民宿あおぞら

2010年08月29日 | 長距離
Day2より

最後はスプリントでもがいてみた。が、誰も見ていなかったwww


ゴール地点では、コミュさんが乾杯していた。
アルコールノック状態だったので、私もすぐさま補給。く~っ、しみわたる!


お疲れ!エロイ号!
今回は半年ぶりにシャマル君で走ったが、最高だった。剛性+速度の維持が楽。また、直前にISOYAで変えていただいたインナーソールも効果てきめん。唯一の苦痛は股ずれ。これは本当につらかった。Assosのクリームも役に立たず。


Yuzitoさん愛車。
大弛峠登って降りるって、どういうルートだwww
*クリック注意*
下のリンクをクリックした後、あなたはMTBもしくはシクロ購入のためポチリとしているでしょう。
やべーオラも行きたいんず。

Yuzitoルート 大弛峠→馬越峠→車坂峠→湯の丸高峰林道→渋峠

獲得標高が8100mを越えています。なんですかこのルート。
ツール・ド・チョモランマだ。


この後は、日本海に沈む夕陽を眺めた後・・・



円陣を組んで、自己紹介+来たルートの報告です。5年目のこのイベント、みんな研究に研究を重ねて山を越え日本海を目指しているんですね・・・
人のルートは参考になります。来年はどのルートで行こうかな。晴れるといいな。今から楽しみだ~。どうせ2011年の夏も猛暑で練習どころではないのだろう。

この後の打ち上げ宴会では、予告通りビール二杯で落車。目が覚めたらベンチの上に寝ていましたwww

みなさんとほとんど離した記憶がありませんwww
米粒飛ばしてご飯をたべて、ビールをがぶがぶ飲んで、落車から復帰したらジャンケン大会に優勝して・・・解散と同時に海が見たくなって船見公園に戻っていたと思います。いやはや、気持ちよい遭難でした。^^


民宿あおぞら、つまりただの野宿
サドル越しにみる満月

明け方やけに冷房がきついな、と思ったらそれは浜風だった。
エアコンの効きすぎでのどがイガイガする。


目覚めて周りを散歩すると、隣のベンチに見知らぬロード乗りがwww
どうやら11時に到着したAKIさんらしい。かわいそうだから起こさずにそっとしておいた。いびきもかかず、ぐっすりと寝ていた。


民宿あおぞらの女将さん
いや、ちがう、この人魚にまつわる悲しい物語があるのです。なんでマックシェーク飲んでいるのだ?と思ったがそういうことだったのか。

ともあれ、みんなはどこに行ったんだ?と直江津駅に行ってみる。
そこで見たものは、想像の範囲を超えていた・・・













ぎゃあぁぁぁぁぁ




来年の目標:野宿力の向上

来年は、野宿希望者が殺到するかもしれませんね、マサさん


朝5時半の始発列車にのって、青春18な復路の始まり。列車は特急列車転用の普通列車なので楽ちん。

長野へ(特急列車利用の普通車)ビール2缶(1リットル)

長野駅で乗り換える際、10分しか乗り継ぎ時間がないのに、やまださんが妙に悠然とかまえている。時計を見るとあと一分しかないではないか!ビールを12本抱えて猛然とホームへダッシュ!マルオさんもダッシュ!
そんな二人を山田さんは
「何急いでんの?」と鳩が豆鉄砲うたれたような表情で見ていた。

次の瞬間、Purrrrr・・・・

ニャロメ二等兵「マサ隊長、無事酒保より酒と糧秣を運び入れました」
マルオ二等兵「しかし、戦友を失いました・・・」
マサ軍曹「うむ。任務御苦労であった。山田さんのことは残念であった。自転車を松本駅のホームにしばりつけ、我々は祖国へ帰ろう」
カズピー大尉、岡田隊長「うっうっ・・・山田さん・・・私が代わりになりたかった・・・」

というわけで、山田さんを長野に残し、残りの5名と山田さんの自転車は松本を目指す。車内は爆笑の大宴会なのであった。朝の8時台にロング缶を3本行ってしまうとは・・・


松本へ(特急列車利用の普通車)ビール1缶(0.5リットル)


松本駅そば
箱根そばとは比較にならないほどうまかったす。まあ箱そばには箱そばのよさがありますが。

松本~甲府の普通列車はがらがら。がらがらをいいことにロングシートに横になり、朝帰りの酔客のように好き勝手にぷーぷーおならをしながら小渕沢辺りで寝てしまった。いや、岡谷から既に爆睡していたか。

起きたら若いおなごの生足の森が目の前に乱立している!
どうやら竜王からどかっと乗客が増えた模様。すまなさそうに起きます。車両の反対側の4人を見ると、全員終着駅でお客が乗り込んできても、4人はぴくりとも目覚めないのだった。みんな飲みすぎwww


甲府で買った駅弁は、これ
うまい甲斐
お品書き:
鮑の炊き込み、桜肉の甘辛煮、煮貝(アカニシ貝)、紅白ワイン羊かん、武田漬け、信玄蒲鉾、原木取しいたけの煮物等
大変美味でございました。

嫁さんへのお土産はこれ、巨峰ゼリー巨峰の形をしたゼリー、大好評であっという間になくなりました。

いい週末でした。これで八月も終わり。

2010年8月の走行距離:
2800 km
惜しい!3000kmに届かず。

宴の後

2010年08月29日 | 長距離
旅に病んで
酔いが頭をかけめぐる

直江津駅構内
民宿あおぞらに宿泊する屍ご一行www

無事ご~る!
ゴール地点にはお仲間が沢山。このイベントは天才的です。
総距離450km
平均速度23.1m/h
獲得標高(たぶん)6800m
消費カロリー10000kcal

一緒に直江津を目指した皆さん、お疲れ様でした。これで8月も終わりである。
金曜日午前10時スタート
自宅→大黒埠頭→川崎イソヤ→成城イソヤ→大垂水峠→笹子峠旧道→韮崎→北杜市→白州→富士見峠→諏訪(土砂降り)
三時間仮眠

土曜日午前3時スタート
茅野→白樺湖→車山高原→霧ヶ峰→扉峠→美ヶ原→武石→丸子→上田(カズピーさん拿捕臨検)→長野→野尻湖→妙高→直江津→大落車大会(ビール二杯で予告通り落車)→民宿あおぞら

今直江津発長野行の鈍行列車に乗って、来た道をトレースしています。

AKB280 ファンイベントに参加してきました 前編

2010年08月23日 | 長距離
ウヒャーイ (((( ;゜Д゜)))




AKB街道 迂回を重ねて諏訪~浜松285km
獲得標高は4860 m←おっ♪

その前に、知らなかったらどうぞ♪
秋葉街道(国道152号)
秋葉神社
秋葉原、名前の由来


パート①


パート②

200gの減量に成功♪


私がAKB街道を知ったきっかけは、自転車人 No.012であった。この雑誌は非常にまじめに作られていて、2年たったいまでもときどき読みかえす。ここでの著者は3日間かけて210kmの道のりを走っている。途中の中央構造線、塩の道、青崩れ峠の担ぎなど、私が足早に通り過ぎてしまった箇所も詳細に、情感こめてしるされていている。興味のあるかたは是非。


名前:アルクマ

●信州だけに出没する、大変珍しいクマ。
●クマなのに寒がりで、いつも頭にかぶりもの。
●クマなのに旅好きで、いつも背中にリュックサック。
●信州をクマなく歩きまくり、信州の魅力を世の中にクマなく広めるのが生きがい。(公式ホームページより)


金曜夜、青春18きっぷを使い終電で茅野まで。長かった・・・
ニセ厚木を6時半に出て、茅野についたのが夜11時。ネットカフェがあるのを予習していたので、ここで3時半まで仮眠。


諏訪大社で早朝4時に安全祈願。この時に見たローソンを最後に、この後250kmコンビニを見ることがないとは・・・


杖突峠
一番最初の峠は、スタート直後に始まります。まだ体力もあるので、坦々と。曇っていますし、まだ暗いので、特になにもなし。
7.6 k, 450 m, 6%


杖突峠展望台に到着
ここからの景色は信州三景観の一つに数えられている。しかし、霧に閉ざされ何も見えず。


これを求めていたのだが!
八ヶ岳を一望できる他、霧ヶ峰、美ヶ原、北には北アルプスの山並までの展望が望める。また眼下には諏訪湖を望むことができる。・・・だそうです。紅葉の頃にリベンジか?

ここから高遠までは高速ダウンヒル区間。中央本線から抜けて、天竜谷でもなく、のどかな山の間を降りて行きます。空気が変わった気がします。確かに、秋葉街道へようこそ。


高遠城址公園
ここは桜の頃一度来てみたいですね。途中保科なんちゃらという地元の企業名を見てこっそり興奮したりします。


安宿
泊ってみたい。コンビニがないので携行食と自販機だけ。
おひとりさまはすばやくていいね。自販機休憩もクリートを片方外すだけ。ジュースをかったら飲みながら走る。空き缶は背中ポケットへ。


分杭を目指し長谷を南下
6.6km, 530 m, 8%の中級山岳。ですがそれまではしばらくだらだら登りです。


分杭峠
最初は直線のだらだら登り、最後はきつめの九十九折り。


北側からは勾配がきつい
和田峠のような大野山に似ている。
ゼロ磁場があるらしく、今はやりのパウワースポットのようです。


到着。
実はここに来るまでの道すがら
「この先通行止め」の看板がたくさんありました。ただ、今までの経験上、なんとかなると思い、
「歩行者自転車は大丈夫しょ!いっちゃえー!」
と後先のことを考えず降りてしまいます。もし本当に通行止めであればその時考えようと。
降ります。
降ります。
降りてます。
かなり降りてきました。

距離にして9km、600mくらい降りてきました。

さすがに不安になります。仮に土砂崩れでも、復旧工事をしているのであれば、何とか通してもらえるのではないかと・・・

いよいよ現場の看板が見えてきました。

ギャー!



人間、窮地に立つといろいろなことを考えます。私のとった行動は、
直進
担いでいけるものかどうか、まずは試してみます。
45%はあろうかという土石流の山を、クリートずぼずぼ、とりあえず向こう側が見えるところまで。

自分の転がした石ころが、奈落の谷底へ落っこちていきました・・・

どうやら、どこにもルートはないようです。しょうがない、登り返すか。ハー。


遭難はせず。失意の中、二度目の分杭峠♪
ここまでは、すべて計画通り、余裕をもってAKB街道を明るいうちに走破できるはずでした。ここにきて歯車が狂い始めます。
これが道路情報です。ツーリングは、計画的にね♪


伊那名物ローメン
地元のおじさんや、地元サイクリストにう回路を教えてもらいます。


中央アルプスの屏風!高い!
南駒ケ岳かな~

う回路は、天竜川を沿って伊那松川経由で小柴ダム(これも結構な坂)を抜けて大鹿村へでるものです。


天竜川沿いはサイクリストがたくさん。さすが飯田ですね。
時間があれば駒ヶ根で例のものを食べたかったのですが・・・


て、天保十二年!?
1842年のことです。
清国とイギリスの間で南京条約が締結され阿片戦争終結な年。


大鹿村
南アルプス山塊に抱かれて
左右から押しだしてくる山塊の迫力が丹沢の2倍くらいあります。ここは大鹿村、「日本一美しい村」の看板がありました。


おっ♪
ここは小渋橋の旧橋。「自転車人」の特集でも目にし、いつか行ってみたいと思っていました。

さて、これからが今回のメイン、地蔵峠+しらびそ高原です。地蔵峠はあくまで通過点ですが。
小渋橋から25km, 1150m, 5%の超級です。


国道♪
超級とはいっても酷道は酷道のまま。はやくサイクリング林道に格下げすればいいのに・・・ここら辺はまだ勾配も緩く、ルンルンです。

この後キャンプ場があり、安康露頭、というところを通過しました。先ほどの分杭峠崩落現場にも「北川露頭」というのがありましたが、これらはすべて中央構造線が地表に露出しているところらしいです。くわしいいことは大鹿村中央構造線博物館のHPを参考にしていただきたいのですが、下のような左側が西日本、右側が東日本な地層が露見しているサイトをたくさん通過しました。


北川露頭
歴史の勉強にも、地質学の勉強も乗りながらできる、自転車って魔法の乗り物ですね!


地蔵峠の九十九折り
えげつない。何曲がりあったのか・・・
月並みだが、「次こそは、いや次こそは・・・」と期待して何度も裏切られるカーブの連続であった。

後編へ続く。

AKB280 ファンイベントに参加してきました 後編 

2010年08月23日 | 長距離
前編から続く。


もう脚は閉店です。またのご来店をお待ちしております。
地蔵峠はあくまで通過点。菜の花台のようなもの。
なけなしのパワーバーをここで投入。あと10km以上、登りは続く。


1,000m級の山が、眼下に広がる。
先ほどまで見上げていた山並みが、眼下に。秦野峠丹沢湖側を彷彿させるダイナミックな登りが続く。


お疲れちゃん
ここからは「谷を一つ隔てて雪を頂いた赤石山脈が、本当に目の高さに手が届くように望める」・・・とうたわれているのだが、残念ながら目の高さに雲が。
いつかこんな景色を見たいものだ。

ここからは下栗の里へのダウンヒル。実業団しらびそはこちらから登る。
ゴール手前:激坂。
御池山クレーター近辺:高速区間
その下:激坂
杉林の中:コンクリ舗装の激坂

絶対レース強度で走りたくはない道が続きます。このコースを平均19kmって・・・
どのくらいきついかというと、富士あざみ以来ブレーキリムを冷やすために休憩を入れましたwww

御池山クレーターの近くはもうちょっとゆっくりして行きたかった。なんでも「今から2~3万年前に直径45mの 隕石がここに落下し、直径900mの穴が穿たれたという。」らしい。今から2~3万年前に直径45mの隕石がここに落下し、直径900mの穴が穿たれたという。隕石に萌える人は行ってみてね。ここここが詳しいです。


下栗の里。自転車世界遺産。


日本のチロルです。
下栗の素晴らしさについては、去年訪問時に書いたので、そちらに任せよう。


遠山の郷にて、ジンギス丼大盛り。
この時私はゴール地点まで数十キロだと思っていた。
ここから100km以上走ることになろうとは・・・帰宅して行程図を見てびっくりですよ。本当にサイクリストの距離に関する記憶は、楽観的にできています。


平岡~佐久間湖ルート
あまりの長さに涙目。
「次の町、佐久間までは確か7kmくらいだったと記憶している・・・」
次の瞬間
佐久間ダム 42km
の標識が。


トンネルマニアにはお勧めのルートです。
尽きかけた体力で兵越峠を越えるのを嫌い、平地ルートの佐久間湖で迂回したつもりですが、どうやらこのルートはかなりの大周りらしい。湖沿いなのでクネクネ道が40キロ続く。ここを走るだけで十分立派なコースになるよ・・・


是非動画サイトをご覧ください。私にはいやな思い出がよみがえってきますがwww


月明かりのラストスパート
夜はとっぷりとくれ、去年生協さんとかっ飛ばした秋葉ダム沿いを月の明かりを頼りに走ってゆく。

青春18きっぷで横浜に帰るためには、天竜二俣に7時に到着しなければならない・・・×


闇夜ですので、見上げ入道が出る可能性があります。
そういうときは「みこした」と呪文を唱えましょう。

以下、Wikiより・・・
見上入道(みあげにゅうどう)とは、佐渡島(新潟県佐渡市)に伝わる妖怪。見越し入道に類するもの[1]。
夜中に小坂路を登って行くと、小坊主のような姿で前方に現れ、こちらが見上げると背が高くなり、見ている人は後ろに倒れてしまうという。

終電はもう出発したらしい。*天竜二俣の最終は8時半(笑)


月にでもいくか。

*この後、天竜二俣の到着は8時30分。電車は5分前に出ていた。浜松発新横浜行きは10時が最終。結局残り24キロをゆるめず踏んで、9時45分に浜松駅到着。ウナギも食えず、風呂にも入れず、トホホな状態で新幹線にのって帰ってきました。

最後に:道路情報はしっかり検討しようね!

劇物注意:2010富士ライン祭り~地獄めぐり

2010年08月15日 | 超級山岳
苦しい記憶は風化し、楽しい思い出のみ純化される。
そうやって坂の思い出は美化され、苦しい坂に自転車のりは懲りずに何度も挑戦していくのだ・・・
自転車はそういうもの。

本来は。

今回も楽しい思い出だけ純化されていくのだろうか?
少なくとも、立案者としてこの企画だけは二度とすまい、と思った。
自走で巡る富士ライン祭り。おそらく一度かぎりの夏の打ち上げ花火だったのではないだろうか。


あざみを前菜にもってくる。スバルは体感平地で下りながら登るはずだった。

コース図


これは昨年のライン祭りのコース図。車で回った場合の獲得標高:3440 m

実際の鬼門は、山麓からスカイライン手前の水が塚駐車場までと、富士周遊71号線のアップダウンである。スカイラインは、スカイラインだけ登ると900 m程の標高差しかないが、麓からでは1800m程登ることになる。これは酷かったwww


Total Elapsed Time 13:07:56
スバルライン登坂時にデータが満載になってしまったため、データは50km分抜け落ちていますwww (たまごっちは15時間以上データを記録できない)。よってデータはもっとひどくなっている可能性があります。
Work, kJ 5352
Average Power, Watts 164
Max Speed (kph): 90.97
Normalized Power 207

参加者は
林道太郎さん
おかちゃん
△tezzさん
友情ドタ参
コウジさん

もしこのイベントが将来お蔵入りになってしまった場合、貴重な経験をしたことになりますねwww
4年に一回だったらやってもいいかな。


ベースキャンプ:オアシス御殿場
温泉にはいり、館内着にきがえて腕章で会計ができる居酒屋併設。ダメ人間速醸
温泉。2000円で朝の2時までやりたい放題できるので、同方面のベースキャンプに最適化。
館内着姿で会社の事業部長と遭遇
アーッ!


夜明け5時なので余裕をもって3時10分に須走を出発。
まずは鳥の看板を目指す。この日富士山全ラインマイカー規制がかかっていたので、走っているのはタクシーと観光バスのみ。

暗闇応援隊がいないのでさみしかった。


まっくら闇なので、先は見えない。しかし、ペダルにかかる斜度がだんだんきつくなって、どうもたまらんという頃になって右手に鳥の看板が見えてきた。


馬返しより:この季節ならではの風物詩。富士山登山道を照らす登山者の光の渋滞。

基本的にツーリングなので馬返しまではテンポで登った。
馬返し通過は35分。レース時より7分遅い。vivaテンポ
この後、毒キノコゾーン、20%区間でコウジさんがするすると前へ。すかさずチェック、そこから頂上まではちょっとストイックに。といっても全区間の平均は250Wたらず(レース時は280W)

暗闇から時折現れるタクシーはヘッドライトの明かりで予測しやすく、それ以外は高速蛇行、逆走、奇声、やりたい放題。22%の鬼坂も高速蛇行で乗り切った!やはり闇あざみは圧倒的に楽!(に感じる)

タイムは1時間16分。登頂後は降りてみんなを冷やかしに行った。


希少写真:限界まで追い込むウッチー氏。


富士五合目のノリピーショップで、マンモスオイピーしいたけ茶で乾杯。


ずっと曇りだったが、奇跡的に雲がきれ、ご来光がさす。


西方浄土。極楽祈願。富士地獄巡安全祈願。脚祈願。


写真提供:被害者K氏

時まだ朝の5時。朝練だん。
この頃は一本目とあってみんなまだ元気でした。

さて、下山。案の定ブレーキングにつぐブレーキングでリムが触れないくらいに熱くなるので馬返しでリム冷まし休憩。
そして、恒例の肝試しあざみダウンヒル最高速計測会。ここではアホみたいな速度がでる。今までの記録は、昨年計時した90.0 km/h
鳥の看板のところで、900Wでもがいて、スピードに乗せる。この後は、トップチューブにへばり付いて、小石とかでこけないように祈念しながらひたすら風の壁と闘う。

Max Speed (kph): 90.97

うーん。またも100km/hならず!
53-11Tとディープがあれば100km/h越えられるだろうか・・・

さあ、次は富士スカイラインだ。いままでと違って御殿場市街から登ることになるので、下からの獲得は1800m。ちょ、超級。


特に中間地点の水が塚駐車場までが、絶望的。
なにもない林の中を7%くらいの直線が走っていく。九十九折りはない。


おそるべし、スカイライン。
登り途中で「五合目まで残り24km」の看板を見た時、軽く眩暈が。
太郎坊のトンネルまでくると勾配はやや楽になります。


以前の美化されたスカイラインの記憶によれば、ほんのちょっと絶景ヒルクライムを楽しむだけで、頂上につくはず。
・・・実際のところは900m近く登りましたとさ。


五合目の気温はひゃっこい18度。この後レストハウスでずるずるした天ぷらそばのおいしかったこと。


写真提供:加害者K氏
さて、後はスバルラインを残すのみ。


天気は時々雲海の切れ目から青空が見える程度で、基本は曇り。
この頃は「もう後はスバルラインでおわり」的に、残り行程を甘く見積もっていました。
しかし、冷静になって考えると全行程200kmの内、まだ140kmくらい残っています。

「全行程200㌔っていいますけど、100キロは下りですから」
とかこの頃はあまっちょろいことを言っていました。

この後のスバルライン入口までで燃えカス寸前になるまで疲弊してしまうとは、この頃は夢想だにしていませんでした。

まずは、富士宮口までの長い長い27キロにおよぶダウンヒル!!肩はこるわ、睡眠不足で時速50キロで居眠りしそうになるは、大変でした。下れば下るほど気温は生温かくなるのが非常に残念でした。

そしてこの後に鬼門が。16キロ、600メートル間断なく続くアップダウンの県道71号線が待っていました。


コウジさん早すぎる!後続が・・・!

友情出演のコウジさん、調子が良さそうです。
「体力に自信がないから、輪行袋持っていくよ~」
と言っていたわりには、先頭交代でアップダウン区間を牽いてくれます。頼もしい!!!


サティアンの丘(コラ!)

ここ県道71号線は北海道のような牧歌的な道が気持ちよいです。
旧上九一色村のワインディングロード、景色はいいですがこの区間でみんな脚をどんどん削られていき、みんな一様に無言に。コンビニもないので自販機を見つけては炉端に座り込みます。

200w -220wでトボトボ進んでいきます。

本当につらかった富士宮~河口湖 42キロ。これさえなければ自走で富士ライン祭りは楽勝なのですが・・・

☆のさんと鳴沢道の駅で合流。すっかり塩分が体内から流れ出てしまった5人。テーブルに座ってのがっつり補給を希望します。


というわけで、まさに理想的な塩分+炭水化物補給。
メンズ富士山
富士山うどん2玉
もっと食べておくべきでした。

さて、脚が完全に閉店した状態で残り27キロ、1450メートル。昔の記憶が正しければあざみ>スカイと来た後の最後のスバルは、体感下り坂のはずでしたが・・・そんなことはありませんでした。

脚は残っていないわ、氷雨はふっているわ、途中でデータを拾わなくなるわ、しまいにはコウジさんが調子よくなってきて、「このSAPIMのスポーク、かかりがいいんですよ。ペダルに足を乗せているだけで、ホラ、勝手に進んで行っちゃう!」とか言って先行していなくなってしまうわ・・・

とにかく耐えに耐えて五合目を目指すのみ。これは6人全員の同じ気持ちだったと思います。途中で霧も濃くなり、ドリンクも切れたとの言い訳で4合目駐車場で中休止。その後平坦くかんでかみつんをイメージし40キロで巡航したところ、5秒で髪の毛の先端まで乳酸がたまりましたwww

結局1時間40分くらいでゴール。


完全誤訳www

4合目で見つけた面白い英語wwwwwww
おそらくは、
汲み取り=Taking into consideration
Making allowance=匙加減する

Excite 翻訳
汲み取り便所=Lavatory of taking into consideration


いやはや、本当に疲れました。


写真提供:目撃者K氏

外国からのお客様に占拠された五合目を後にし、後はゴール地点への帰還を残すのみ。しかし河口湖~忍野、そして山中湖~篭坂峠で240mほど登らなくてはいけません。これには全員涙目でした。しかし、この最後のひと踏ん張りで獲得標高が5000mを超えました。ホッ。


キリマンw

かくして、獲得標高は5000mを越え、ツール・ド・富士山あらためツール・ド・キリマンジャロは終わった。林道氏は、獲得標高がヒマラヤ並みにならなかったことを後悔しているという。一日でこのコースを二周すれば獲得は8800メートルを超えるであろう。申込は林道ツーリストまで(キャンセルはできません)

富士ライン祭り 最終連絡~♪

2010年08月12日 | 告知
いよいよ土曜の未明に迫ってまいりました。
ドタ参OKですよ~

概要はこちらをお読みください。

コースは特に問題なければ、あざみ>スカイ>スバルで行きたいと思います。

で、集合方法ですが

集合場所:須走、浅間神社前駐車場

車の人はめいめいにどうぞ!
自走の人も勝手にどうぞ!
金曜日仕事が終わってから御殿場へ輪行する人、楽しい健康ランド前泊はどうでしょうか?
候補①
候補②
深夜料金が始まる2時に施設を出て、走りだせばちょうどいいアップになります。

須走出走は朝3時です!5時のご来光をとらえましょう。

御殿場につく最終電車は、新宿ですと
21:31
川崎ですと
21:52
になります。まー、もっと早くにでますけどね。
一応おいらは本厚木1900で御殿場2130の予定です。健康ランドで2時間くらい仮眠できれば御の字かな。

連絡ですがニャロメまでDM下さい。よろしくー


横浜→高知→米子 1100km だん!

2010年08月12日 | 長距離
日々旅を進め旅を栖とした6日間の記録。

来る日も来る日もペダルを回し続けた

一日目
横浜~浜松



2日目
浜松~伊良湖~(伊勢湾フェリー)~伊勢~橋本





3日目
橋本~和歌山~(南海フェリー)~徳島~祖谷口





4日目
祖谷口~高知~(土讃線)~池田~阿波三島~(予讃線)~今治



5日目
今治~新見



6日目
新見~米子



おまけ

2010年夏 番外編 山陰道漫遊編

2010年08月12日 | 長距離

長い長い自転車の旅は終わった。出雲の休日はまず炎天下の妖怪ストリートから始まる。


ちょうど「ゲゲゲの女房」で境港は大盛り上がり。


街頭まで目玉親父


銘酒を醸す蔵、「千代むすび」もこなきじじいに憑かれてしまった


境港の妖怪ストリートには、百体を越える妖怪のブロンズ像がある。いちいち観察すると100m歩くのに1時間かかる。実際かかったwww


サラリーマン山田も妖怪なのか!

私のお気に入りは
①海坊主
②びとびとさん
③ぬりかべさん
④山田さん

番外:のんのんばあ


箴言
「なまけものになりなさい」
この言葉に頭をトンカツで殴られたような衝撃を受けました。
この言葉を胸に生きていこうと思います。


あぁ、なんて素晴らしいお言葉・・・


私の周りには、出場資格者がたくさんいると思います。
○○さん、××さん、来年コンテストに出場しましょう!!!


水木しげる博物館にて
こんなに萌える町はなかなかないぞ by ニャヨメ
同感♪


灼熱の境港を後にし、レンタカーは松江の町を目指します。宍道湖沿いの道はそりゃー気持ちいい海沿いの快走道路。

昼ごはんには当然ながらしじみ汁がついてきます。


伊勢神宮に続き、出雲大社
ここは遷宮をしていたので、本殿はおがめません。

縁結びの神様がましますので、他のやしろとは違い、4回拍手をうちます。


絵馬もこのとおり♪いいですね。
良縁祈願に、是非自走でお越し下さい。自走で行かないとご利益ありませんよ。


君が代にでてくる「さざれ石」がここに展示されているそうです。
フムリフムリ


い~わ~お~と~な~り~て~♪

+++++++
この日の宿泊は、湯の川温泉
因幡の白兎を助けた大国主命(おおくにぬしのみこと)は、その後八上比売(やかみひめ)と結ばれますが、その姫が出雲大社に向かう途中で沐浴したのがここ、湯の川温泉とされる。日本三大美人の湯とされる。
なるほど。ブ男もツルツルになりました。

因幡の白うさちゃん。→復習

ちなみに、6日間自転車に乗りっぱなしの私、嫁にあったときは髭ぼうぼうのネアンデルタール人でありました。


ホテルから車で10分のところにある、荒神谷遺跡
1984年~1985年の2ヵ年の発掘調査で、銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土した。

併設の博物館で、出土時の様子と古代出雲の歴史の勉強をさせていただきました。非常にためになり、寄ってよかった!さらに出雲のことを知りたくなりました。




この後は、島根県の雄峰である三瓶山を経由して銀山温泉へ向かいます。途中、ナビが発狂して一車線の激坂林道に連れて行かれました。


これでも立派な県道です。ガードレールもなかったり、ここはサイクリング林道に格下げしたほうがよいと思います。


三瓶山には、なぜかベンガル虎がいました。


世界遺産石見銀山は、歩いて回ると結構大変です。
電動チャリをレンタルした嫁に登りで先行を許します。この後心拍170で追走しました。


めでたく妙蓮寺~妙蓮寺だん
となりには新横という地名がありました。


手のみで掘られた銀山坑道、頭をかがめないと通れないほど低いその中の気温は・・・ヒンヤリ15℃


蝉の大合唱をBGMに、夫婦で銀山サイクリングを楽しんだのでありました。

++++++
その夜の宿泊は萩のオーベルジュ
極上のイタリアンで腹いっぱい。日本海にしずむ夕陽もきれいでした。

あけて日曜日の朝、嫁は朝一、一日一本の羽田便で東京へ。
私はレンタカーを走らせ新山口へ向かいます。


目指すは海沿いの道の駅、「きらら阿知須(あじす)」です。


1100km以上、巡航速度27km/hで走ってきたのですが、なにやらスピードがあがっていますねぇ・・・


実はレース会場に自走で向かうエキスパートクラスの選手と10kmほど高速トレインをシェアしていたのでした。どこまでも負けず嫌い・・・
注:この人はその後行われたエキスパートクラスで逃げに乗って3位。思わず感情込めて応援してしまいました。


博覧会場跡地で行われる平地クリテですので、撮影しながら並走できて、動きのある写真が取れます。バイクカメラですね。

来年は一人でがんばるやすろうのために、アシストとして出場しませんか!

レースの方は無事に終了。やすろうパパ&ママと歓談して、そのあとやすろうとガストでお茶をして、富士チャレの計画をたてます。さらば、やすろう。富士チャレではひいてくれwww


新山口のKIOSKで、フク弁当と獺祭をみつけて小躍りしたのはいうまでもありません。時速30kmで来た道を、10倍速巻き戻しで4時間後には新横浜についていました。

というわけで、土曜日~日曜日、一度も自宅に帰らない2010年の夏休みの記録でした。

編集後記:走るより、帰ってからブログを書くほうが大変だ!

2010年夏 Day6 新見~米子 121km

2010年08月12日 | 長距離


Stage Six
最終ステージだ。山岳ステージで終わることになるとは・・・(この日の獲得は2100m)
ムフフ


宿を出るとすぐに、1000kmの壁を突破した。


途中でこんな史跡を見つける


説明はこの通り。倒幕を企てた後醍醐天皇が承久の乱よろしく隠岐の島に配流された途中で寄ったのがここらしい。その後天皇は隠岐の島を脱出し、それに協力した足利氏や新田氏が鎌倉幕府倒幕の流れを作っていくのだが・・・
そういえばこの旅行で、吉野によりましたな。


今日最初の難関は、この後にやってきた明地峠。実は、あまりおぼえちょらん。
標高667m
ヤビツなみだwww


一度盛大に降りると、出雲海道宿場町、根雨(ねう)。


この後、地図ではショートカットにみえたので、ショートカットの道を選択する。
これが、酷い峠だ。6km平均7%
こんなはずじゃない、こんな登るわけがない、とヘロヘロになりながら進んでいく。
この旅行で一番凹んだ峠だった。自販もなく、交通量も皆無。虫がたくさんまとわりついてきて困った。


蚊帳峠
640m
ヤビツなみだwww

ここまでくれば大山はもう目と鼻の先。まずは蒜山(ひるぜん)高原に行きます。この高原はンモーナショナルブランドですよ!

気持ちよい高原です。思わず牛乳買ってゴクリ。


長旅の最後のヒルクライムのはじまりはじまり~♪


蒜山からのルートはなだらかです。スバルラインに酷似しています。ピストで登っている人もいるくらい。
11km 4.3% 標高差は500m 標高は925m

一度登りきったらふもとに下りて、もう一本!
ここまで1000km近く走っていますが、ゴールが近い精神的高揚感も手伝って、坂が軽く感じます。
実際に強くなったわけないので、おそらく軽いギアをくるくる回してハイになっていただけなのでしょうが、気分的にはどこまでも上り続られる感じ。


6km 6% 300m登ったら標高960mの桝水高原です!
大山は一度900m近くまで登ると、ほとんど同じ高度で尾根伝いに山を一周ぐるっとまわれるようになっています。高原トレに最適なのではないでしょか。


岡山側は曇っていましたが、日本海側に出てくると雲がぬけて大山がその全容をあらわしました。
そして・・・期待に胸を膨らまして「大山まきばみるくの里」に出ると・・・


海だ!日本海が見える!とうとうここまで来た!

またも絶叫+泣いてしまいました。本当に涙もろい。


高原からは一直線の道路を高速ダウンヒル。さすがに100km/hはでませんけど・・・
気持ちいいのですが、下れば下るほど空気が生暖かくなってくるのが非常に残念であります。この後は灼熱の市街地をつないで米子、そしてお風呂を探して皆生温泉へ。


ん?なんじゃこりゃ。おれがトイレで大をするときのポーズで自転車をこいでいるぞ


そ、そうなんですか。知りませんでした。トライアスロン発祥の地ですか。
この後フロントバッグをDHバー代わりに颯爽とDHポジションをとると、鼻をたらした少年から羨望のまなざしをあび・・・たわけないか。


さて、次はYonago Kitaro Airportに向かいます。カラン、コロン、カラン、コロン・・・


この町は完全に妖怪どもに占拠されている!


やべーテンションあがってきたーっ!


実は、この一反木綿に乗って、ニャヨメさまが夏のバカンス合流にやってきたのであります。

カップメンでない、うまいご飯が食えるぞー!(違)


いらっしゃい!

続きは山陰漫遊編にて

2010年夏 Day5 しまなみ海道~新見 206km

2010年08月05日 | 長距離



夜が明けた。

サンライズ糸山。格安な宿泊施設なのに、全部屋この眺望。夏の夜明けは朝靄が瀬戸内の島嶼部にたなびいて、絵巻のようだ。


ここが私が一人で泊まった4人部屋。自転車持込はまったく問題なし。


走り始める。前回来たときはポジションのあわないママチャリだったが、やっぱりロードは気持ちがいい。シャーっと早朝の来島海峡をわたってゆく。






島の主要産業は、観光と造船業。この瀬戸内海を、昔は連合艦隊の軍艦が渡って行ったのかな・・・と少年のような妄想をしながらゆ~っくり島をサイクリング。


我がレモン号のコクピット。林道太郎先生に貸していただいたフロントバックが今回も大活躍した。サイドポケットも開けやすい。よく出し入れする荷物はフロントバッグに、工具類は若旦那に借りたリクセンカウルのリアバッグにいれると、背中のポケットがかなり軽装備になる。暑さ対策の水かけも心置きなくできるわけだ。


そして暑さ対策。
気温30度以下:対策不要。
気温32度:水かぶり
気温34度:バブシャワー+水かぶり
気温36度:氷嚢作戦

氷嚢作戦とは、コンビニで買ったカチンコチンに凍ったドリンクを、日本手ぬぐいにくるんで背中につむ自己冷却術である。頚動脈が冷え、ラジエーター代わりになる。これだけ装備し、水分に注意し、オーバーペースに気をつければ真夏でもなんとかいける。
むしろ問題なのは平地の長い登り。長い登りは自分が熱源となってしまい、風の冷却効果も薄れるので本当に気をつけなければならない。
また、暑いからといって炭酸をがぶがぶのんで胃を弱めてしまうのも困りもの。胃がよわらないようにも気をつけた。といっても最後まで山のような食欲に悩まされましたがwww


だが、やっぱり、あちい。
特にしまなみは日陰がないしね。


多々良大橋
見事な橋が続く。ごきげんな70kmの道のりだ


GiantのGreat Journeyにのった若者が走っていた。よく見ると、サンダルだwww。埼玉からフェリーで四国に入り、四国を一周した後これから自走で埼玉へ帰るらしい。8月中に帰ることができればいいや、と言っていた。キャンプしながらの一ヶ月か。いいなぁ。俺のやっていることもあまり変わらないけどね。


因島大橋を越えると、しまなみも終わり。


対岸の尾道の町には、複数の渡し舟ルートがあるらしい。料金は70円で10分間隔。浦賀の渡しのフェリー版ですね。


尾道といえば、尾道ラーメンでしょ!とキョロキョロ物色していたら、駅構内にありました。

尾道ラーメンとは:wikiより
店ごとの独創性があり厳密な定義は難しいが、下記のような特徴が多く見られる。

醤油味をベースに、豚の背脂を使用
瀬戸内海の小魚によるだし(いりこだし)を加えた鶏がらスープ
歯ごたえのある平打ち麺
ネギ、チャーシュー、メンマを具材として使用

替え玉を二回頼みました。当然ですねwww。
店ではおばちゃんがパートの面接をしていました。生々しい家計の話題をBGMに、ズルズルズル。焦がしチャーハンもウマー。炭水化物ローディングを終え、一路備後の山の中に分け入ります。


今回の旅行で、もっとも地理勘のない中国地方山間部に入る。
海側の都市名はなんとかわかるが、内陸部となると、聞いたことのない地名ばかり。東西南北遠近さっぱりつかめない。

今日のゴールまでの道のりは:
尾道>国184>御調(みつぎ)>兼江橋から県道405>神農湖>三川ダム>備後三川>備後矢野>上下>県道423>神石>帝釈峡>東城>国道182号>鯉ヶ窪湿原>新見

このなかで全国区なのは日本○大渓谷の一つ、帝釈峡くらいでしょうか。すいません。でも超!新鮮でした。


三川ダムから箱庭のような農村を見下ろす。


ここは上下の町 分水嶺。とはいってもここから日本海までかなりありますよ。


途中地図をみながら国道をはずれたよさげな県道を探します。広域農道、こういう道はよく当たります。
備後備中備前、美作・・・といえば妄想は宮本武蔵に飛びます。

日本昔話にでてくるような農村ばかり。
「この農村では、江戸幕府が倒れても維新政府がなってもかわらない日常が流れたのだろうな・・・」
「廃仏毀釈の時は、お寺は排撃されたのだろうか・・・(寺の前)」
「戦争中もかわらない日常が流れたのだろうな・・」

なかなかの妄想力を発揮しながら、帝釈峡に進みます。


帝釈峡まで来ました。ここは紅葉のころ来るとよさげです。


味のあるお土産やさん


水槽の中には、巨大なオオサンショウウオがいました。


きれいな橋があったので、記念撮影をしました。


次の瞬間、上から自転車が降ってきましたwww


アップダウンを繰り返し、日の足が長くなってきた頃、やっと岡山県に入ります。相模の金太郎に吉備の桃太郎か!


日本の原風景。
ずっと線路沿いを走っていましたが、結局丸一日汽車を目撃しませんでした。ここは芸備線ですが、三次から新見間は、真剣に2時間に一本しか走っていないようです!輪行したら負けでした。


新見駅
駅までのケーキ屋さん兼観光案内所で、今夜の宿を探します。ここまでくると、安宿を探し当てる嗅覚が発達して来ました。
市街地からちょっと離れたところにビジネス旅館があります。


4000円♪
晩飯はほっかほか亭の岡山焼き鳥弁当大盛でした。

いよいよ明日は最終日。大山(だいせん)を越えて米子を目指します。1000km走って最後は山岳ステージだ!


この天然水を汲み取っている水源に行きます。

2010年夏 Day4 祖谷口~高知 その後輪行 150km

2010年08月05日 | 長距離
3日目。いよいよ祖谷渓谷を越え、土佐入りである。前日投宿した町のスーパーの女性の語尾が、かすかに土佐弁だったのを私は聞き逃さなかったwww



今日も暑くなりそうだと予報。この日は富士チャレンジ200の申し込み日。明け方3時にごにょごにょとエントリーの手続きをするために起床した勢いで、4時ごろ出発。まだ外は漆黒の闇。涼しい。


祖谷口からヒルクライムは始まる。ニャー!!!

近くの山間集落につながる道とは違い、祖谷渓谷に向かう道はなだらかだ。激坂を覚悟していたので、ちょっと拍子抜け。谷あいをぬうように標高を稼いでいくと、だんだんと薄ら明るくなっていく闇の向こうの山々がかなり深いのが伝わってくる。


夜がにじむようにあけていく。
この道はすごい。断崖にそって谷をはるか下に眺めながら高度をあげていく。実際の標高はたいしたことはないけれど、すぐ下に渓谷が流れているので、高度感がある。

ふわふわと、空中を走っている気になる。そう、ここは空中林道なのだ。


バックに見えるホテルには、谷底の温泉までケーブルカーでおりてゆく名物温泉がある。


祖谷渓谷名物のしょんべん小僧。

祖谷渓谷を更に奥深く入っていくと、名所かずら橋がある。平家の落人が追っ手からいつでも逃げられるよう、断ち切れるかずらで作ったという伝説が残る。


ここでは懐かしの(といっても私の記憶にはないけれど)ボンネットバスが運行しているらしい。


バス内部


これがその、かずら橋。日本三大秘境の割りには、ずいぶん立派なお土産センターがありましたが・・・
注:「岐阜県・白川郷」「徳島県・祖谷」「宮崎県・椎葉村」


朝の5時台なので、通行料をはらわずどしどし進み・・・めるわけありません。橋げたにつかまりながら、へっぴり腰ではいつくばりそうになって進みます。


一歩足を踏み外すと、ズボリ!


祖谷渓谷で登りきったと思っていましたが、実はここからが激坂ヒルクライムでした。これから登っていく道がかなり上の方に見えます。


忍者は軽々と登っていますが、かなりの勾配。自分自身が熱源になり、アチーアチーいいながら蛇行して進んでいきます。


のぼってきたなあ。ここは西祖谷の谷あい。この近辺にはもっと標高の高い峠がこじゃーんとあるがぜよ!


藁葺き屋根の料金所wを過ぎ、大歩危(おおぼけ)の集落へ高速ダウンヒルしていきます。


ここから高知までは、川沿いの60km。豊永から穴内までは、停車場道という生活道路が線路脇を走っています。


土佐犬が無造作に飼われています。


ちょっと登っているなーここ・・・
と思っていたら登りきりです。根曳峠 標高395m。
ここを越えると南国市。高知城下は目と鼻の先です。
ここまで750km走ってきた思いが胸にこみ上げてきて、ここからの下りは万感やまず、サングラスの下で感動で泣きながらダウンヒルしました・・・
うーん。年取ったなー。涙もろいぞー。

もちろん鼻歌BGMは龍馬伝でした♪
音痴ですよ。悪かったわね。


鏡川じゃ・・・

おみや~ん!


桂浜に近づくと、ボルテージは上がります。四国ではじめてお遍路さんを見かけました。内陸部にはあまりお寺はないですからね。

この後、結構な標高の橋を越え、やっと最初?の目的地、桂浜に到着。


とうとう桂浜まで来たぞなもし!
龍馬の頭が切れているのはご愛嬌。

自転車べこのかぁとして本望であります。(←とつぜん長州弁)

ちなみに岩崎弥太郎は江戸から土佐まで徒歩にて16日で踏破したらしいです。剛脚すぎるぞ弥太郎殿www


桂浜遠景


桂浜と自転車

・・・さて、歴男としてこの地は一週間でも回りきれないほど見所があるはずなのですが、早くも行く先が心配になります。どう考えても、今日これから梼原越えで伊予の国にでるのは無理。かといってそこに至る途中に手ごろな都市がない。本当は脱藩志士のたどった道で北上したいが、あまりにも獣道すぎる。かといって高知市で足止めするわけにもいかず。

そんなこんなで悩んでいたら、ぴーん!と何かがひらめいて、来た道を電車で帰ることにしました。

はりまや橋、龍馬記念館、土佐城、名所見物はまた次の機会で・・・


土讃線、一両編成です。


車内はこんな感じ。


青春18切符鈍行列車の旅ですので、停車時間が長い長い。
下手すれば自転車とどっこいどっこいか?
「次は○○~○○~。停車時間は20分。」
って止まりすぎだろ。

そういう時は駅の外を散歩しても大丈夫です。


特急列車南風の倍くらいの時間をかけて、やっと池田まで戻って来ました。

ここで脳内路線図と、時刻表を駆使します。土讃線は一度多度津の町(香川県瀬戸内海側)に大きく迂回してから予讃線になります。つまり、かなり大回り。しかも普通列車だから接続が悪い。

「自転車で峠越えた方がはやくね?」

三縄の駅で飛び降りて、山越えショートカットで阿波三島まで30km走る事にしました。


境目トンネル

これが大正解。エリエールティッシューの町、紙の街阿波三島についた頃には1時間の先行、そのまま一本前の汽車にのって、今治へ。そして今晩はしまなみ海道サイクルステーション、サンライズ糸山におとまり。

ここはいいですよ。4人部屋を一人で独占、しかも自転車の室内持ち込みはもちろんOK。料金も4000円台でした。

コンビニで伊予にきたらコレ!のじゃこ天を大量にかって乾杯です。明日のしまなみ海道を夢見ながら3日目の夜は更けていくのであった・・・

2010年夏 Day3 橋本~和歌山 徳島~祖谷口 145km

2010年08月05日 | 長距離





前日は目覚ましをセットせずに就寝したが、6時には起きてしまった。それでもフェリーの始発には間に合わない。60キロ先の和歌山港へ。和歌山へは24号線を紀ノ川沿いに南下する。橋本~高野山口~岩出~和歌山港

そういえば、この旅行中ずっとチェーンからカタカタ異音がする。走行に支障があるわけではないが、気になる。チェーン交換せずに1万キロくらい走っているから、そろそろ寿命なのかな?


和歌山市内に入って、自転車屋さんでメンテしてもらいました。
単にロックリングが緩んでいただけでした。大変申し訳ございません。これでストレスもなくなりました。


和歌山城下に来た頃には、炎天。逃げるように港へ。


フェリー乗り場の待ち時間は、これから四万十川を見に行くという還暦のハーレーダヴィドソン乗りと歓談して潰す。

南海フェリー 2600円(自転車込み)
和歌山~徳島間は2時間。途中全部寝ていたので記憶にございません。
一日の一番暑い時間帯を涼しいフェリーの中で過ごせたのは快適でした。


四国へ上陸。第三幕の扉が開ける・・・
気分はオマハビーチに上陸するA Companyですが・・・
次の瞬間、熱風の照射に一中隊全滅しました!


気温表示は38度!これは蒸発しますwww
髭も3日目にして伸び放題。野人化は進みます。コンビニに自転車を止めるときは常にエロ本コーナーの前。疲弊しているので思わず背表紙を熟立ち読みしてしまいます。傍から見たら犯罪者ですよね。地べたにばったりと座り込んで休憩。


ここまでバブシャワー+水かけ作戦で凌いで着ましたが、気温が体温を越えるともはや焼け石に打ち水です。
というわけで、氷嚢作戦を発動します。なんのこっちゃない、氷1キロを背中に担いで(正確には頚動脈を冷やしながら)走ります。これをやると、あら不思議、いつもとまったく同じ感覚で40km巡航できます。
・・・ただ追い風が吹いていただけでした。


吉野川。四国ですが吉野川。国道192号線を西進します。

この後鴨島にて坦々麺+チャーハン+餃子+キムチを爆食し、酷暑の阿波の国を西下します。今日は出発も遅く、フェリー乗船時間もあり、ゴール地点は山奥ですからあまり距離は稼げませんね。

実はここ阿波の国にきてからも、目的地に迷いがありました。

①高知桂浜まで南下し、梼原、松山、しまなみ海道をぬけて広島にゴールし、米子まで輪行
もしくは
②このまま西進して新居浜、しまなみ海道、広島、下関で九州を目指す

浜松でさようならをしたmasaさんは同時刻確実に九州に近づいています。このときはすでに100km西方に位置していた模様。というわけで、ネタかぶりを避け、土佐入りを決意。もともと土佐は憧れの国でもあるし(山岳ルートが唯一の心配の種ですが)


かつてPL学園と夏の甲子園で死闘を繰り広げた名門、池田高校
元巨人の水野や、南海の畠山など名選手を輩出。
やまびこ打線をよばれるニックネームは、まさにこの風景から生まれた。
その校歌が耳から離れない高校野球ファンも多い。

ムヒが丘に~
かゆみを越えて~ 
  池田♪ 池田♪模範堂♪

阿波池田から、高知に向けて32号線を南下する。今日中に祖谷を越えても、越えた先で宿の無い山間部に入ってしまうので、今日の目的地は祖谷口にする。32号線、しばらくすると吉野川の渓流沿いに、渓谷の山肌が左右から押し出す地形になってきた。エメラルドグリーンの奔流が目を洗う。ここはラフティングの一大メッカだそうだ。


上に視線を移すと、山の急傾斜の斜面にあろうことか集落が点在している。ざっと目視で標高差200m、平均勾配10%位はないだろうか。南信州下栗の集落を思い出す風景だ。
こりゃー登らないわけないだろ!よし、明日登るぞ!と意気込んで宿に入ったのであった。

宿泊はここ。賢見温泉。4200円だったかな。

お風呂に入って2秒でチン!夕食は大盛りペヤングでしたwww