今年のイベントを総括する前に、歴史をひも解いてみます。
2006年の1月、
「あぁ湘南のマサさん」が駅伝から逃げようとして失敗しております。
自転車に乗り始めたころ、これを読み、「これだ!」とひらめいて
2007年の一月にソロで初挑戦したのがきっかけです。
山の神も今井君から柏原君に代わり、一年生だった柏原君も4年生。
自転車逃げ切りイベントも年をおって成長し、もはや幹事のマサさんと私ではコントロール不可能なスケールになってしまいました。参加者の人数大杉でまったく把握できておりません。万事ざっくり進行で失礼いたしました。来年は旧道で下山しましょう。
そして、2007年から5年間、往路の箱根駅伝の展開を知りません。だれかダイジェストDVDを下さい。
また参加者を全て追い切れておりません。実際に一緒に走った方もまだ顔と名前とバイクが一致していないので、おいおいしっかり覚えて行きたいと思います。
1月2日黎明・・・
地元親父ーズ、@MASA4064と@ryau_dadaと待ち合わせして0515分に大口出発。
途中川崎でJOYさんと合流し、一行は六郷神社へ初詣。
ここには願をたてると一年落車しない、という馬の守り神がまします。
一年間の安全と、道中の安全を願って初詣。御蔭さまで今年の逃げ切り会はノートラブルで完了しました。
この後MASAじいが神社の警報ベルを鳴らしよるw (フラッシュに反応したらしいです)
一行は0645分の集合時間に間に合わせるべく急ぎますが、迷路にはまったり、途中予期せぬUnQo休憩などがあり、遅れてしまいました。
0630分になると、反対車線を走るローディが増えます。
今年の箱根駅伝はいろいろなグループが結成されました。
亀の子隊:0630大手町出発
本隊:0715大手町出発
騎馬隊:0725大手町出発
荷駄隊:1030風祭出発
など。0635分には田町でISOYA亀の子隊とすれ違いました。この後まさか往路のあそこで追いつくとは・・・
集合の時間に幹事が遅れ、いろいろ準備に手間取ってスタートが予定よりおくれ0725出発になります。
はっきりいってこの時間設定は足切りギリギリです。
しかし・・・
今年は一味違います。「TTバイクやディスクをもっている奴は正装してくるように」というお達しを出していたので、
TTバイク4台(うちディスク2台)
JPT一名
熊一匹
という強力の機関車重連で序盤から物凄い勢いで巡航開始。
しかし、巡航45kmで牽いても実力者揃いのため足もフレッシュな序盤の平坦では集団はびくともしません。
それにしてもディスクホイールは楽。45km/h越えてもペダルに足を乗せるだけで速度をキープできます。
誇張しすぎかw
いずれにせよ牽き疲れても後ろに降りて物陰に隠れれば足もちょっとは回復します。巡航40kmは基本で鶴見へ。
多摩川を越えるころには、牽きまくるもの、余裕でついていくもの、必死でしがみつくものが入り乱れ集団がワサワサしだしちょっと危険な雰囲気。レースじゃないので左から抜かないでくださいw
ちょっと声をかけます。
でもペースはおちませんw
鶴見中継所で2両連結
本日の戦犯ナンバー①、ミューラー氏が連結しました。つづいて@Dtaguも。
この親父め・・・(笑)
ミューラー氏の仮面舞踏会は、戸塚以降に開始されます。最初から風祭まで特等席で観劇しました。
不動坂の交差点で集団からちょっと離れたので、ミューラーさんと二人で追走開始。大阪の坂でミューラー氏着火。物凄い勢いで一気にレース強度へ。自分の得意な地形では必ずアタックする所がいやらしい。せっかく追いついたりゃう氏とマルオさんを振り落して再集合場所のコンビニへ。
新春仮装大会の控室
コンビニで予想以上に時間を食ってしまい(今回の反省。トイレ渋滞するので、再集合場所を決めてコンビニ休憩はばらばらにした方がよい)、戸塚のコンビニを出発するときにはタグを含む本隊は先に行ってしまった。10名の集団を追走か・・・
しかし、心強いお味方が後方には残っていた。
ちょw。
遊行寺から、熊が鬼のような勢いで先頭を牽きます。着ぐるみで40km巡航エ・・・
余裕をもって先頭を牽いているし
お尻のシッポがカワユス♪
ギャー!
@Zaikouさんとミューラー氏が前方でクルクル回しはじめた!
134号線に入りました。ここからは本気だしますよ。前に追いつくべく強力な3人TTTを始めます。
序盤から47km/h目標で強烈なハイペース!足裏体感パワーメータでは推定380Wくらい(先頭時推定)後ろに下がっても280Wくらい。
あくまで体感ですが
この強度だと普通先頭交代できないんですが、@Zaikouさん、ミューラーさん隊列を上げて行きます。
うぉーきつい。吐きそう。
そしてここであのミューラー氏が番手を飛ばした!おそるべき強度(ノーマルロードバイクだからしょうがないか)
この区間は
ザイコー 5
ニャロメ 3.5
ミューラー 1.5
くらいで回したでしょうか。夢のような時間でした。
それにしても@Zaikouさん強い。FTPで5W-10Wは違う、平坦の実力の違いを見せつけられました。同じ時間をローテすると間違いなくこっちが先にやられます。
というわけであっという間に先行する本隊に連結成功。このあと西湘バイパス近辺では
「ん!ミューラーさん疲れはじめてる!」とうかがわせる程一旦ペースが落ちました。(といっても38kmくらいですが)
しかし、これは死んだふりでした。
先頭集団のメンバーは、それをここから始まるミューラー仮面舞踏会で思い知らされることことになります。
大磯から国道1号に入ると、先頭からミューラー→たぐちょん→ニャロメの順になります。ここでミューラーさんが信号の度に猛ダッシュするインターバル練を開始。私は前方なのでまだましですが、後方では信号の度に800Wで踏みまくっていたらしいです。
決して巡航速度で痛めつけるのではなく、信号の度に猛ダッシュし、後続が息も絶え絶えで追いついたのをオーバーアクションで後方を確認すると・・・
キラーン☆
と目を輝かせて再度前を向き、再加速を始めます。
本当に後ろは阿鼻叫喚の巷でした。ちなみに本日のバイクは娘のGIANTの借り物でサイズは一つ小さく、クランクもコンパクトで167.5というミニミニバイクだったそうです。
ミューラーの仮面舞踏会は多くの犠牲者をだしつつ小田原まで続きました。たぐちゃんもよく付いて行きました。
てなわけで風祭に到着。「小田原までに足を使いきる」という当初の目的を無事達成いたしました。
後日譚:この仮面舞踏会が始まった大磯で、55分先に大手町をスタートした亀の子隊に追いつきました。
というわけで来年は0730の超ギリギリスタートで進行しましょうw
これから箱根五区の山登り区間ですが、はっきりいってどうでもよいです。
駅伝の方は、例年にないハイペースで進行している様子。例年ですと1015位にやっと先頭が4区にはいるペースですが、今年はローソンについた時刻に先頭は4区をとうに走り始めていた様子。これは危険。今年は沢山リタイヤが出そうだw
休憩もそこそこに一同10時30分になったので続々と登坂開始。
私は家族に電話したりして出発に手間取り、出発した時にはローソンには一台も自転車がいませんでした。というわけで、最高尾から登坂開始。
リアに28Tを用意したとはいえ、MTB並みに重いアルミTTバイクにリア1200gのディスク。引きずられるように登ります。
ですが、過去6年間で一番登りが楽なのも確か。
交通渋滞で路肩が混んでいるので、ペースがあがらない。前走者を抜く時は、わざと自転車をふってディスク音を響かせてゴウンゴウンと抜いていく。
やさしくアレゾちゃんをエスコートするコニタンを捕獲♪完走はすごいです。
だだ親父を捕獲、前方にTeam UNOのエース、高木さんがちらっと見えたので、よーし、がんばっちゃうぞ・・・
ん?
負けず嫌い親父がパンクしている。
声をかけて無視
↓
10mほど進み、罪悪感を感じてUターン
↓
一声かけたところ、りゃうさんがサポートに入ったので冷たく見放し再スタート
↓
500m先の宮の下でマスクマンに変身し、後続の2人を待つも、待てど暮らせど上がってこない。
10分ほど待ち、しびれを切らして再スタート!!(意味不明)
ここから区間区間をエンジョイしながら登って行きました。
宮の下
ユネッサンまでは過去で一番軽い感じで登っていたのですが、恵明学園を越える辺りで限界がやってまいりました。
そして今年は往路新もでた、というらしく例年よりもヘリコプターの羽根の音がはやく聞こえてくる。
残り1kmくらいで大会関係車に抜かれたので、あまりマージンがないことに気がつく。
最後の2kmはもう歩くようなペースでありました。
芦の湯のガソリンスタンドで最後の休憩、野点コーヒー用の水を買いこみ、最後のストレートへ。
例年のように満場のブーイングを浴びながらのゴールとなりました。
で、ついたら側溝大尉さんらはランナーの到着を待たずに向こう側に降りているし。駅伝見ないのかw
ゴールした後、一旦向こう側に降りてからモガキ×1
またも満場のブーイングを浴びました。これは病みつきになります。
来年は完走してゴールしたら観客の前でモガキ×4のメニューにしましょう。
頂上には、いろいろな人がいました。
野点コーヒー店を開業する荷駄隊のみなさまや、
ぼろ布をまとったザイコーサイクルの店長やw
凶器をふりまわす熊と闘う正義の味方や
史上最速の山ノ神をポンプで脅迫するペンギンなど
2012年のチバポンプスは要警戒のチームだということが分かりました。
マスクマン、ペンギン、熊、ぼろ雑巾
この後は万葉の湯に有志で移動し、温泉→即宴会でダメ人間速醸
この人は大ジョッキを5分で2本あけていましたw
推薦図書
側溝大尉のブログ
かずいさんのブログ
追記
箱根駅伝から逃げろ!イベントはレースの前を走り、交通法規遵守なので問題ないと思いますが、なにかと目立つイベントなので気をつけてはいます。自転車乗りにとっては面白いイベント会なのですが、自転車に乗らない人から見るとどうなんでしょうね。ね。
今年は戸塚の近郊で、自チームでもSSRでもない、他チームの2人組+その他が進入禁止の不動坂を直進しようとして、警官に制止されたあげく文句言いながら次の信号を無視して消えて行きました。こういう行為一つが評判をガタ落ちさせるので残念です。
タイムリミットが決まっているので、先を急いで無茶をするんでしょうが、全く言い訳になりませんな。