おせっちゃんの今日2

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折々のことば・・・石垣りん

2024-01-29 13:08:58 | 言葉

昨年末、ブログ冬休み中の言葉。
細やかな情緒など持ち合わせない私。日々単純に飯炊きババアをやっていると涙など縁なく暮らす日々です。
そんな私が、この日の折々を読み終わったら、なぜか涙ぐんでいる自分を発見しました。
今日は、そのままお伝えしたく、スキャンして載せます。

この女性、明日お嫁に行く、ひかえめの女性の身体全体から立ち上る幸せ感を感じて、頼まれて襟足を剃る役を感謝して受け入れたのです。

これ以上付け加える言葉がないほどその時間が私を包んできたのです。私が書くのは蛇足に過ぎませんが、

この若い女性、もしかしたら、親御さんを早くに失い、質素な生活を、それでも力いっぱい誠実に生きてきた人だろう。真摯に歩む人は運が開ける。やはり生きることに真剣な誠実な青年に巡り合ったのだろう。特に派手な披露をする人もいない。ただ二人の未来を見据えてこれからも生きていくのだろう。詩人には、その幸せが、この上ないものに思われたのだろう。風呂やで、行きずりの人に襟足を任せたひと。質素だけれどその豊かな幸せ。いい家庭が営まれるだろう。お幸せにね。

 


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