今朝、起き抜けにつけたテレビニュース、胸を突かれました。
高齢者の運転する車が、スーパーに突っ込み、死者、重軽傷者を出す大事故になったと言います。何とも胸が痛みます。亡くなった方にはただご冥福を祈るよりほかなく、傷付かれた方のご回復を祈るのみです。
被害者の方の無念を思うことは勿論ですが、加害者のことも憎むばかりの気持ちにはなれません。日頃、免許証を返還しなければとおっしゃっていた方だとか。
もうちょっと早く実行なさっておればと思うのです。
先日朝日新聞「声」に下記の声が寄せられていました。
運転を止めさせるにはこれほどの重い決断でなければいけないのでしょうか。この声を読んだときは、軽く受け止めて「面白い」という軽い気持ちで切り抜いたのでしたが、今朝のニュースを見てからは、切実な声かと、受け止め方が変わりました。ご紹介します。字が小さくてごめんなさい。
高齢者の運転免許返還は、こうした感情の問題だけではありません。
今地方都市では、公共の乗り物はほとんど実生活に役立たず、車がなければ何事も始まらないクルマ社会です。地方で暮らしている娘Maの所を尋ねますと、新幹線の主要駅までの送り迎えは当然のことのようです。娘は週何度か勤めに出ていますが、その出勤時間前に私を新幹線駅まで送ると言います。私はもっとゆっくりしていくからと言いますと、車でなくてはたどり着けないよと言います。老人、医者に通うのも、買い物するのも、全て車でないとどうしようもないようです。若いものは勤めがあります。年寄が運転しなければ始まらないのです。日常生活の命綱なのです。
行政はそこのところを考えなければ、この悲劇は無くならないと思います。
都会の交通網の完備している所では、当然返還すべきでしょうが。
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