14日の「折々のことば」に佐伯一麦(かずみ)・作家の言葉が取り上げられていました。
「子どもというものは、大人が思うほど子供っぽくなく、孤独に耐える悲しみや大人同様のきつさが付きまとっていた。
わが家の子供二人・姉弟はいわゆる反抗期という時期がなく、生き方などという深い思想を考えたことはなかったように思っていました。極々平凡に毎日を過ごしたと思っていました。
大学生・社会人になってから、なにかのことから「反抗期なかったねえ」と申しましたら、「反抗できるおばさんだったかあ?怖かったよねえ!」と二人顔を見合わせたのでした。
始めて、我慢していたのか、親子げんかにならないように、逆らわなかったのか、と気が付いたのでした。
公園で顔見知りになったワンちゃんたちと周回路で遊ぶ楽しみを覚えたところです。
「アルプスの少女」に出てくる大きな白い犬、そんなワンちゃんと仲良しです。ある日、落ち着きがありません。木陰の広場でゆっくりすることもなく、帰ろう帰ろうとするのです。昨夜、暗くなってから公園で、飛び出てきた自転車と衝突したのだそうです。よほど怖かったのか、それ以来食欲なく、水も飲まないでそわそわしているのだそうで、無理矢理連れて家を出てきたのだとのことです。
柴犬とも仲良しになりました。なんだか、ママとしっくりいっていないようにご機嫌伺をするように顔色を確めています。昨日甘えて膝の上にいる時、テレビ画面に可愛い小型犬が写ったのだそうです。おもわず「かわいい!!」と言ったら、それが気に入らなかったらしく、焼き餅焼いて膝から飛び降りてしまったのです。可愛くない、と知らん顔していたら、布団にオシッコをしたのだそうです。ひどく叱ったから、少々びくついているの、と。
同じワンちゃん、なにかで調子が悪かったらしく、ごはんをたべて、もどしたのだそうです。そのショックで、オシッコを漏らし、それ以来鬱状態なのだそうです。
動物とともに暮らすということをしないわが家、こんな微妙な感情があり、その感情をかなり長く心の傷として持っているんだと、驚くやら感心するやら。
3歳半の子供ほどの知能はあるとのことでした。
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