今日からまたぼつぼつ始めたいと思います。
お見捨てなく、よろしくお願いいたします。
まず小手調べに、日曜日、日経新聞の広告欄で見つけた言葉のご紹介から始めます。相も変わらず、他人の何とかで・・・ですが、お許しください。
『何をやってもうまくいかないと感じた時には、思い出そう。
飛行機は追い風ではなく、向かい風によって離陸することを。』
ヘンリー・フォード・・・フォードモーター・カンパニーの創設者 の言葉だそうです。
彼は、デトロイトで失読症、失敗、破産、と戦いながら、自分の道を突き進んだ人だったようです。
ちなみに、今、失読症をネットで調べました。ご参考までに記します。
「学習障害のひとつで、会話能力にも問題はなく、眼にも異常がないにも関わらず、文字の読み書きや文章を読むのに困難を抱える読字障害。 脳が言語を処理できないことで症状がおこる。」とありました。
向かい風こそが、飛躍の原動力か!
向かい風と言えば、一つの景色が私の頭には浮かびます。 私は大学4年間を、山口市で暮らしました。 本州の西の端で、おおくのかたが、「九州の方の人なのね。あたたかいところかな?」 とイメージされたかもしれません。 違うのです。 大陸から吹き付ける寒風を遮って、日本海側に雪を降らせ、太平洋側には晴天をもたらす地形。 本州に長々と横たわる山脈は、山口県ではもう低くなって、遮る力は弱くなっています。 冬の間中、ちらちらと小雪の舞う寒々しい冬なのです。 ついでに申しますと、後に私共が暮らした北九州は、山脈は無く玄界灘を渡ってくる寒気に、積雪も度々でした。 イメージとはかなり差があります。
閑話休題。 ある年、ちらちらどころか、下校時間にどっと吹雪が襲ったことがありました。 下宿させてもらっていた母の里は、街の中心からかなり離れたところでした、日暮れも早く、それこそ向かい風に逆らって体を丸めて突き進まなければなりませんでした。
淋しい山道、人にも出会いません。 心細さはかなりのものでした。
でも突き進んでいるうちに、身体のどこかから、力が湧き出てきたのです。 何か歌でも歌い始めようかと思うくらい高揚してきました。 「負けるものか」「もっと吹け・降れ!!」「負けてたまるか」
雪だるまになって、下宿の玄関にたどり着いたのです。
私にとっての向かい風はこんなイメージです。 幸というか、不幸というか、85年の生きてきた道で、貧乏はしましたけれど、打ち負かされるほどの不幸にも会わず暮らしてきましたが、なにかの時はあの時の吹雪に立ち向かった自分を思い起こして進んできました。 この後、閻魔様に裁かれるまで、向かい風に力を尽くしましょう。
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