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米沢を代表する伝統産業といえば、真っ先に浮かぶのが米織(よねおり)ではないでしょうか。
おしょうしなガイドの会新人女子の勉強会梅組6月の研修会前半は、上杉神社からほど近い米織会館で米織について学びました。
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米織会館の建物はレトロな雰囲気。ここからも米織の伝統を感じます。
一階はショップと機織り体験コーナー。二階は米織資料館。
今回は米織の織元の一つ、㈱安倍吉さんのご主人が直々に米織の歴史と現在についてお話をしてくださいました。
武家の内職
長年に渡って財政がひっ迫していた米沢藩。苦しい藩財政を立て直すために、9代藩主上杉鷹山公が武家の婦女子に内職として機織りを習得させたのが米織の発祥です。
当初は麻織物だったものを絹織物に移行。出羽の米沢織として全国的に名を馳せるまでに成功しました。
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米織を扱う小売店に与えられた証明書。
化学繊維の先駆け
大正時代には米沢高等工業学校(山形大学工学部)の教授秦逸三(はたいつぞう)が“日本で初めて”人工絹糸(レーヨン)を発明。米沢市内に帝国人絹株式会社(現在の帝人株式会社)が創設され、全国に先駆けレーヨンなどの化学繊維の生産が始まりました。昭和30年頃から化学繊維を使った洋服が一般的になると、米沢は呉服と洋服生地の2つの産地として評価を得たのです。
紅花染め
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山形県が全国一の生産量を誇る紅花
華やかな紅花染めの工程も学ぶことができました。
昔の織機を使った機織り体験コーナーで、梅組組員も米織作りに挑戦しました。
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慎重さと根気のいる仕事。
昔の女性たちは偉大です( ;∀;)
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米織紹介ビデオ(10分程度)
ショッピング
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米織会館併設のショップは高級な反物からマスクなどの雑貨まで幅広い品揃え。
しかもお値段は全般に市価よりお安くなっています。
特に女性の皆様には観光で米沢を訪れた際にぜひ立ち寄ることをおススメします。
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気軽に着ることができるツーピース式着物はレンタルして街歩きも可。
これは外国人観光客に喜ばれそうです。
終わりに
現在米織関連の企業は市内に約70社。
染色、縫製など様々な繊維産業が集積・連携し時代の変化に対応しながら、現在も米織ブランドはしなやかに輝き続けていることを肌で感じることができました。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
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追記:織元さんのお話メモから
・蚕の進化
蚕は養蚕に適したように品種改良を続けた結果、本来の夜行性から昼行性に変化。そして昔よりはるかに体が巨大化しているそうです(゚д゚)!
・本物の黒の下地は紅色
最高級の黒色布地は、驚くことに下地として紅花染の紅色を8回も重ねて染色。そのうえに黒い染料を乗せて完成します。
礼服の色見本の黒色もその製法で作られているとか。
〈紅花の紅を秘めた本物の黒〉
一度この目でその黒色を見てみたいものです。
・研修の後日、改めて米織会館を訪ね米織のカードケースを買いました。
男性ものの袴用生地を使用して、米沢市内の養護学校の生徒さんが作った製品です。
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おしょうしなガイドの身分証を入れて、米沢の歴史を案内するガイド活動の際に使っています。
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