山形散策～４柏倉九左ェ門家～

５月１４日　朝
ひまわり温泉「ゆらら」をチェックアウトして、同じ中山町の山手にある「柏倉九左ェ門家」へ。

この「柏倉九左ェ門家」は、江戸時代から続く、山形県内屈指の大地主の邸宅です。
立派な門構え、敷地内には幾棟もの大きな土蔵。長く続くお洒落な黒塀、、、
どれも目を奪われる豪華さです。



立派な文化財といえるこの「柏倉九左ェ門家」ですが、意外にも、現在もこの邸宅には柏倉家の現当主の方が住んでいて、日常の生活を営んでおられるようです。
玄関で受付を済ませた私たちを、ご当主の奥様が直々に屋敷の内部を案内してくださいました。


下の写真は、このときいただいたパンフレットから拝借しました。




これだけの御屋敷を昔の姿と変わらないように、維持管理していくのは並大抵の苦労ではないはず。この柏倉家代々のご家族の方々には敬意を表さずにいられません。


「柏倉九左ェ門家」とその周辺をゆっくり散策して、中山町を出発。
その後また山形市に戻って、霞城公園内の「最上義光記念館」見学。
最後に山形ジャスコ南店で軽くショッピングをして、米沢に戻りました。


山形の歴史を体感した「長谷堂城址」、「柏倉九左ェ門家」。
歴史ある建物を現代のニーズにあわせて再利用した「紅の蔵」。
そしてよい温泉(ちなみに、山形県は県内すべての市町村に温泉があるのが自慢なのです)。

山形の豊かさをたっぷり味わった夫婦ふたり旅でした。



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山形散策～３ひまわり温泉「ゆらら」～

長谷堂城址公園～紅の蔵と見てまわった後の夕方、この夜の宿、山形市の西隣中山町にある公共温泉、ひまわり温泉「ゆらら」に到着。

実は、昨年の１１月、うちの夫がテレビのローカル番組のなかのクイズコーナーに応募して、幸運にも当選。その賞品としてゲットしたのがこの「ゆらら」のペア宿泊券だったのです
(このクイズ番組当選では私がテレビで大恥をかいてしまいました(^_^;)そのときのてん末はこちら)。

賞品の宿泊券がテレビ局から送られてきたあとも、次女の大学入試～東京への引越しなどで慌しく過ごしていたために、半年近く経った今やっと、この宿泊券を利用しての温泉旅行を実行することができたのでした


さて、この公共の宿、ひまわり温泉「ゆらら」

民間の温泉旅館とまったく変わらない立派な客室。
設備の整った大浴場。
スタッフの皆さんの対応もキビキビとして、いつどこですれ違っても爽やかな挨拶をしてくれます。

設備も悪く、職員は無愛想、、、という公共の宿のイメージを完全に裏切った、とてもよい第一印象。

お待ちかねの夕食の時間。
私たちは無料招待券で泊まったにもかかわらず、松、竹、梅の３コースあるなかで一番豪華な松コースの御膳が。
牛肉の陶板焼きに、お刺身、海鮮カルパッチョに握り寿司の３点盛合わせ、、、、もう書ききれないほどの品数。ボリュームもたっぷりです。

ほ、本当にタダでこんなにいい待遇をしていただいて良いのですか。。。

一円も払わずに、こんな豪華なご飯をいただくのは申し訳けないので、せめてお酒ぐらいたくさん注文しようと思っていたのですが、料理の品数が多くてすぐに満腹になってしまい、ビールと熱燗を一本づついただくのが精一杯でした。
ほんと、スミマセン<(_ _)>




翌朝、朝食をいただいて９時にチェックアウト。

チェックアウトのときにも、フロントで私が若い女性スタッフさんに、この町の観光名所、かつての大庄屋「柏倉家住宅」を見学できる時間を尋ねたところ、わざわざ彼女は当の柏倉家に直接電話して、見学時間を確認してくれました。

ちょうどこの日、柏倉家では、午前１０時から貸切り団体の予約が入っているので、１０時までなら見学可能とのこと。
もしもそのことを知らずに、お土産物を買ったりのんびりしていたら、すぐに１０時になってしまい、柏倉家見学は出来なかったかもしれません。フロント職員さんのお気遣いのおかげで、旅の一つのお楽しみを逃さずにすみました。
急いでスタッフさんにお礼を言って「ゆらら」から柏倉家に出発。


規模、宿種の違いはあるけれど、同じ宿泊業を営むものとしてとても勉強になった「ゆらら」での宿泊でした。





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山形散策～２紅の蔵～

静かな「長谷堂城祉公園」を後にして、次は賑やかな山形市を代表する繁華街、七日町へ。

目的地は、最近出来た人気スポット「山形まるごと館　紅の蔵」です。


この「紅の蔵」は、昔の紅花商人、長谷川家の敷地に現存する母屋と５棟の蔵ををのまま利用した街なか観光施設です。




母屋と五つの蔵がそれぞれ
・山形の街の観光情報を紹介するスペース「情報館」
・おみやげ処
・地元食材を味わうイタリアンレストラン
・そば・郷土料理処
などに姿を変えています。


平日にもかかわらず多くの人で賑わっていました。

細かいことですが、この「紅の蔵」には、繁華街のなかにあるにもかかわらず、敷地に隣接した、と～ても広い無料の専用駐車場があるのにはビックリ。
車社会の山形、この無料駐車場も「紅の蔵」が人気を集めている理由の一つなのかもしれません。

あいにく今回は「紅の蔵」のなかの施設を見学しただけで終わったけど、次回はこのなかの蔵を改造したイタリアンレストランで、ゆっくり食事をしたいわぁ




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山形散策～１長谷堂城址～

５月１３日、木曜日
私たち夫婦ふたりで山形県の中央部、山形市周辺を泊りがけでゆっくり観光してきました。


一日目の最初に訪ねたのは、山形市西北部にある古戦場「長谷堂城址公園」

戦国時代、あの「関が原の戦い」と同時期に繰り広げられた、最上義光軍と直江兼続率いる上杉軍との戦い「長谷堂城合戦」の舞台です。

また最上軍は徳川方(東軍)に属し、一方の上杉軍は石田方(西軍)に味方していたことから、この「長谷堂合戦」を含む最上vs上杉の争いを「北の関が原」とも言われています。

長谷堂城は小さめの山の山頂に建てられてあったようですが、今は山全体が公園として整備されています。





長谷堂城があった山頂には、藩主最上義光と、当時長谷堂城を守っていた志村光安の名前が書かれた幕が掲げられていました。

この「長谷堂城合戦」を戦っている最中、直江公のもとに関が原で石田三成率いる西軍が、徳川家康の東軍に大敗したとの報告が届き、上杉軍は米沢への退却を余儀なくされます(この退却戦のとき、有名な前田慶次が上杉軍の殿‘しんがり、軍の最後尾’として大活躍したと伝えられています)。
この上杉軍撤退時に犠牲になった死者は、最上軍と上杉軍あわせて２０００人を超えました。

どうも私は、「古戦場」と呼ばれる場所に来るといつも、かつてその場所で命を落とした兵士たちの悲しみを思って感傷的にならずにはいられないんですよね～(しんみり)


かつてお城があった山頂に続く散策路ではちょうどアヤメの一種、「シャガ」などが花盛り、とても綺麗でした。



麓から城跡のある山頂まで、ゆっくり歩いても一時間もかからないほど。
軽いハイキングを兼ねた歴史散策にぴったりの「長谷堂城址公園」でした。



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山菜の季節です

５月半ばの土曜日、午後２時
厨房では、今夜お泊りのお客様に食べていただく食材の山菜の下ごしらえが始まっています。

野カンゾウ


ワラビ　これはこの春の初物です。


コシアブラの芽



その他
行者ニンニク、ウド、ウルイ、、、

春の山の幸がたくさん揃いました。

今宵、この山菜たちがどんな料理に変身するのか、、、
オーナーシェフの腕のみせどころです


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