乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

草刈りボランティア準備会

2017年11月12日 | 草刈りボランティア

11月12日(日)はとてもいい天気でした。
 乙女高原に10人が集まり、和気あいあいと準備をしました。「草刈りボランティア」は200以上もの人が集まる大規模なイベントです。その準備ですから、このくらい多くの方に集まっていただけると、とても助かります。複数人で協力して作業ができますし、かつ、大人数なので細かく仕事が分担でき、短時間で終わらせることができるからです。
 10時前から作業を始め、12時前にはすべての作業を終わらせることができました。ベンチで、角田さんがもってきてくださったカブの漬け物やナシ、三枝さんがもってきてくださった温かい飲み物や漬け物をみんなでほおばり、歓談しました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。




※こんな作業をしました

①キッズ・ボランティアの準備・・・落ち葉があるか確認。崖を上がる場所を決め、ロッジのはしごを掛けてみる。林道からブナじいさんまで安全に登れるようにロープを設置。「草刈りボランティアの日までは落ち葉を取らないでね」看板の設置。ブナじいさんの周囲に新しい杭を打ち、落ち葉を入れやすくする。

②草刈りの境界線のうち、分かりにくい2箇所にビニール紐を張ってわかりやすくする。

③遊歩道のロープに付けた看板を全部取り、整理する。

④富士ビューの看板が汚れているので、表面をきれいにする(水とスポンジたわし)。

⑤草原内に「ここに刈り草をいれないでね」「この中は草刈りをしないでね」「シカ柵の中も草を刈り、持ち出してね」といった看板を設置する。




⑥草原内(特にツツジコース)に生えてきたカンバ類やヤナギ類の若木を伐採する。

⑦ロッジの窓を開けて風を通し、そうじする。



⑧豚汁の調理道具を確認する(魔法瓶,包丁,まな板,ボウル,ざる,菜箸等)。

⑨包丁の切れ味が落ちているので、研ぐ。



⑩外トイレのそうじ(バイオトイレと古いトイレ)

 なお、ロッジのホールと物置にある用具類のチェックは植原が事前に済ませ、足りないものは補充しておきました。また、草原の一部は県の発注により、すでに草刈りがされています。草刈りボランティア前半で、ごみ収集車を「遊ばせない」ための工夫です。
 今年の作業はすでに終わってしまいましたので、今年都合がつかなかった方は、ぜひ来年、よろしくお願いします。

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大雪とニアミスの草刈りボランティア

2016年11月23日 | 草刈りボランティア
今年で17回目となる草刈りボランティア。
朝6時に家を出たら曇。車が林道を登るとガスが出てきて、そのうちフロントガラスに雨粒がぽつぽつ。
でも、乙女についたら、晴れているではありませんか。びっくり。



草刈りの準備を始めました。



今年も大勢の方が参加してくださいました。
全部で260人。



団体で参加してくださった方々もいらっしゃいました。こんな団体が参加してくださいました。
金峰前山保護組合
北奥千丈保護組合
西保財産区
諏訪財産区
西保下財産区
倉科財産区
山梨市観光協会牧丘支部
山梨ロータリークラブ
県有林造林推進協議会
(株)田丸・田丸グリーン基金
ジェイチーム
特老『笛吹荘』
コロンビアスポーツウェアジャパン
山と渓谷社



豚汁チームのリーダーは17年間、竹居さん。毎年、「手前味噌」を持ってきてくださいます。



今年は送迎バスを運行できました。栄和交通さんのご協力のおかげです。
草の運搬は、今年も田丸さんのゴミ収集車をお借りすることができました。
このような企業をあげてのご協力もあり、草刈りボランティアが続けられています。



さて、今年の草刈りではスクープがありました。
今までも、草刈り後の草原(地面)に、鳥の巣のようなものが見つかることがありました。(以下のサイトの「巣その3」です)
http://www.otomekougen.npo-jp.net/observ/0308/0308.htm

ところが、鳥の巣と違って、
①お椀状ではなく、ボール状で、多くは刈り払い機で真っ二つにされている(ゆで卵を縦方向に真っ二つに切り、黄身をくり抜いたイメージです)、
②巣を作っている草が非常に細く、細長い葉をさらに裂いて作っていると思われる
・・・という特徴から、何の巣なのか分からずにいました。草原で見つかる「鳥ではない巣」なのですから、ハタネズミの巣かなあ・・・と思っていましたが、ぼくはハタネズミの巣がどんなものか知らないので、そこで煮詰まっていました。
ところが、半場さんや高槻さんの観察の結果、どうもカヤネズミの地上巣らしいです。定説では、カヤネズミの生息地はせいぜい標高800mくらい。それが乙女高原にいたとなると・・・これは大発見かも。




最後に、草刈りのビフォーアフターの写真です。草刈り終了後、天気はどんどん崩れ、ガスが出てきてしまい、刈った後の様子がよくわかりませんが・・・






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草刈りボランティアの準備と下見

2016年11月13日 | 草刈りボランティア

ちょうど草刈りボランティアまであと10日という11月13日に、スタッフ有志で草刈りボランティアの下見ならびに下準備に行ってきました。当日は朝からいい天気で、絶好の下見日和でした。宮原さん,三枝さん,芳賀さん,山本さん,植原の5人で午前中、作業をしました。作業内容は以下の通りです。

①キッズボランティアの準備として、ブナじいさん直下の林道に落ち葉が十分あるかを確認。十分ありましたが、今後、持ち去られないよう、急遽カレンダーの裏にマジックで「ここの落ち葉は持ち出さないでください」と書いて貼っておきました。林道からブナじいさんまで安全に落ち葉が運搬できるように、太いロープを設置してきました。

②草原内の草刈りの境目が分かりにくい箇所があるので,そこにビニールテープを張っておきました。

③遊歩道のロープに付けた看板を撤去し、整理しました。これでロープ回収がスムーズになるはずです。

④ついでといってはなんですが、ヨモギ頭手前の富士山眺望スポットの看板の表面が「放置した金魚鉢のガラス」のように暗緑色のコケ(?)におおわれ、きたなくなっていたので、水をかけてスポンジたわしでゴシゴシみがき、きれいにしておきました。

ビフォー


アフター



⑤なお、草原内の「刈り取り実験区」は草刈りされないようにテープを張っておくのですが、これは事前に植原がやっておきました。また、事前に草刈りする区域は、すでに県の事業によって草刈りが済んでいました。これで作業開始直後から草の運び出しができます。



⑥ロッジ内、とくにホールのそうじをしました。

⑦豚汁作りで使う調理道具の確認をしました。

⑧トイレのそうじをし、トイレットペーパーを補充しておきました。


その後、20日にも乙女高原に行って、こんな看板を付けておきました。


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第16回乙女高原の草原を守る!草刈りボランティア

2015年11月23日 | 草刈りボランティア
今年も破られませんでした、「草刈りボランティアの日は雨は降らない」という神話。これで16年連続して11月23日には雨は降っていません。天気予報では「曇後雨」だったので、ずっとやきもきしてて、前日なんか30分おきに天気予報のサイトを眺めていたのですが、だんだんいい方に予報が変わっていったので、ほっとしました。

・・・ということで、まずは作業のビフォーアフターです。









 参加者数にもびっくりです。受付名簿によると265名ですが、出口調査(記念写真撮影後、シカ柵扉出口で野鳥カンウト用の数取り器で数えました)では278名の参加者でした。受付名簿の数を公式参加者数としますから、公式には265名ということになりますが、これは2007年の267人に次ぐナンバーツーの多さです。



 こんなに多くの参加者が得られた原因の一つは、団体参加の多さです。今回、次のような参加団体がありました。(●印は今年初)
 ・金峰前山保護組合
 ・北奥千丈保護組合
 ・西保財産区
 ・諏訪財産区
 ・西保下財産区
 ・倉科財産区
 ・観光協会牧丘支部
 ・山梨ロータリークラブ
 ・県有林造林推進協議会
 ・田丸グリーン基金
 ・ジェイチーム
 ・成城学園年輪会
 ・甘利山倶楽部
 ・山梨県立大学
 ・麻布大学
 ・特老『笛吹荘』
 ●あいおいニッセイ同和損保
 ●ジブラルタ生命やまなし営業所
 ●コロンビアスポーツウェアジャパン
 ●山と渓谷社

 以前、田丸グリーン基金の研修会で講演させていただいたことがあります。その際、
 「田丸グリーン基金が社会貢献として乙女高原ファンクラブに毎年、援助していただいているのは素晴らしいことだと思います。でも、これを素晴らしいと思っていてはダメだと思います。まわりの環境・自然・社会があってこその会社・企業です。企業の社会貢献が普通にならないとダメだと思います」
といった話をさせていただきました。今年、その芽が少しずつ大きくなってきているなあと感じました。

 人数が多すぎ、車は止めきれないわ、受付で配る「作業班別シール」は品切れるわ、ペットボトルのお茶も足りなくなるわ・・・うれしい悲鳴でした。でも、その分、作業は早かったですよ。手刈り班の人数が多かったので、それこそあっと言う間に終わってしまい、草を田丸さんのゴミ収集車で運ぶのも午前中で全て終了してしまいました。








 多くの参加者に恵まれたということは、受け入れる側のスタッフの数も多くないと対応できません。じつは、今年、スタッフに立候補してくださった方も多かったのです。また、行政側のスタッフも多かったです。そのおかげで、短時間で、しかも、参加者にストレスなく(というより、楽しく)作業を進めることができました。

 若い人は多かったですが,子どもたちの参加はそんなに多くなかったです。子どもたちもたくさん参加してくれるといいなと思いました。ま、最近、ただでさえ子どもの数が減少しているのだし、休みとなると習い事やスポ少で子どもたち大忙しですからね。ですが、予定通り、林道で落ち葉を集め、それを袋に詰めてブナじいさんの根元まで運び、ブナ祖父さんの根元に落ち葉のふとんをかけるキッズ・ボランティアも楽しく進めることができました。








 恒例の記念写真では、昨年のように撮影に間に合わない人がいないように、細心の注意を払いました。わら撒き隊の帰りを大勢の皆さんに待っていただいてしまいましたが、皆さんも事情を理解してくださり、10分も待っていてくださいました。「乙女高原の写真屋さん」古屋さんによって、今年も楽しい撮影となりました。

 豚汁も相変わらずいい味でした。竹居さんの「手前味噌」、藤巻さんの豚肉とゴボウ、そして、給水車や大鍋を手配してくださった山梨市。
 毎年、竹居さんの指示で、その日の参加者数や気温によって微妙に水の量を変えているんだそうです。どんよりとした曇り空で、吐く息が白く見えるくらいだったので、なおさら温かい豚汁はありがたかったです。記念写真を撮った後、配り始めたのですが、長蛇の列ができました。まるで年末ジャンボ(宝くじ)の売り出しみたいだったです(大げさか・・・)。



 さて、今回の草刈りボランティアは、先週末に完成したばかりのシカ柵のお披露目となりました。色は焦げ茶でまわりの景観に溶け込んでいるし、網は細めで、目も荒く、それも柵を目立たなくしている要因になっています。
 たくさんの人から「いいシカ柵ができましたね」と声をかけられました。来年以降、ぜひ乙女高原を訪れて、「その後の乙女高原」を見ていただきたいと思います。






 片付け終了後、これも恒例の茶話会を実施。20人がお茶を飲みながら情報交換しました。

 来年に向けて、ご意見等をぜひお届けください。よろしくお願いします。

 なお、一部の人にしか知られていませんが,今年,刈った草はこんな場所に運ばれたんですよ。やはりビフォーアフターで示します。









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第15回草刈りボランティア2014

2014年11月23日 | 草刈りボランティア
快晴。いい天気に恵まれ,また,203人もの乙女高原ファンが集結しました。



今回は「開会式」の中でサプライズがありました。山梨ロークリークラブさんが45周年記念として,乙女高原に案内看板を作ってくださいました。これは,その除幕および市への寄贈の様子です。

■草刈りボランティアの仕事 その1 刈り払い機による草刈り
 事前にお願いした県有林(恩賜林)保護組合・財産区,県有林造林推進協議会の方たちは,拾い範囲を機械を使っての草刈りです。


■草刈りボランティアの仕事 その2 手刈りによる草刈り
 レンゲツツジの株がたくさんある場所は,鎌を使った手刈りで草を刈っていきます。


■草刈りボランティアの仕事 その3 刈った草の運び出し
 刈った草をその場におかないで,できるだけ遊歩道に敷き入れたり,運び出したりします。


■草刈りボランティアの仕事 その4 藁撒き
 運び出した草は(株))田丸さん提供のパッカー車によって琴川ダムの残土処分場まで運び,撒きました。


■草刈りボランティアの仕事 その5 ロープ巻き
 遊歩道のロープは回収し,巻きなおして倉庫にしまいました。


■草刈りボランティアの仕事 その6 豚汁づくり
 第1回草刈りボランティアから変わらず続いている豚汁づくり。味噌や野菜はチーフの竹居さん,豚肉とゴボウは藤巻さん提供です。


■草刈りボランティアの仕事 その7 「キッズ・ボランティア」
 子どもたちはブナじいさんの元まで行き,じいさんの根元に落ち葉の「ふとん」をかけてあげる活動を行いました。落ち葉は森の中からではなく,林道から運びました。


 恒例記念写真。これが来年のちらしの写真になります。藁撒き班がまだ撤収してないのに写真撮影してしまいました。最後まで作業していた皆さんごめんなさい。藁撒き班のみの写真をとり、ちらしに特別入れることになりました。


 草刈りした後の乙女高原です。きれいな坊主頭のようになりました。

集まってくださった乙女高原ファンの皆様,ありがとうございました。











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