乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

マルハナバチ2頭だけ

2016年06月26日 | マルハナバチ調べ隊


林道で、おいしいおいしいモミジイチゴ発見。もちろん、朝食後のデザートにしました。
こんなおいしいベリーが食べられるのも、マルハナバチのおかげです。



ショック!! 乙女高原のシカ柵の出入り口が開いていました。これではシカに中に侵入されてしまいます。くれぐれも閉め忘れに注意してくださいね。



せっかくのマルハナバチ調べだというのに、もうレンゲツツジは終わっていますし、アヤメもがんばって咲いてはいますが往年の数ではありません。「出会えるかなあ」と心配しながらラインセンサス調査に出発しました。



結局、アヤメの蜜を吸いに来ていたトラマルハナバチの働きバチ一頭と、葉の上で休んでいたコマルハナバチの雄バチ(たぶん)の2頭だけでした。



仕方がないので,午後からの待ち伏せ調査はあきらめ、ブナじいさん→湿地までの観察ハイクをしました。



ブナじいさんのまわりでは、たくさんのブナの子を見つけることができました。去年の秋は山の木の実の「なり年」で、たくさんのブナの実が落ちていました。ですから、その分、発芽する数も多かったのだと思います。

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草刈り実験

2016年06月19日 | モニタリング調査

乙女高原では伝統的に秋の終わりに草刈りをしてきました。ファンクラブはその伝統を継承して11月23日を草刈りボランティアの日としていますが、それ以外の時期に草刈りしたらどうなるか? という実験の4年目です。元麻布大学教授の高槻先生の指導のもと、行っています。


フィールドはこんな感じのところです。10m四方の実験区が昨年までは6つあり、このうちの5つを今年継承しました。
●第1区→6月に草を全部刈り取る。
●第2区→9月に草を全部刈り取る。
●第3区→11月に草を全部刈り取る(現状,毎年行っている管理)
●第4区→6月と9月の2回,刈り取る。
●第5区→6月にススキだけ刈り取る。・・・・今年の継承はなし
●第6区→刈り取らない

今回,刈り取り作業を行ったのは「1区(6月区)」と「4区(6/9月区)」の2つです。





まず、高槻先生が調査を行います。



その後、宮原さんによって草が刈られ、三枝さんと植原さんによって運び出されました。

ちなみに、刈り取られた草の総重量は・・・
6月区 約46キロ(2015)→約20キロ(2016)
6/9月区 約8キロ(2015.6)→約41キロ(2015.9)→約4キロ(2016.6)
となっています。6月分を比べると,およそ半分になっています。

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乙女高原展① 古屋光雄写真展の展示替え

2016年06月13日 | 街の駅・乙女高原展
山梨市駅前の「街の駅やまなし」で行われている「乙女高原の写真屋さん古屋光雄写真展」ですが、このたび展示替えを行い、新しい写真が飾られています。
ぜひ見に来てくださいね。

なお、「乙女高原の写真屋さん古屋光雄写真展」は6月末日までです。7月にはがらっと展示を入れ替えますので、お楽しみに。








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谷地坊主観察会が黄色いスミレ観察ハイクに

2016年06月04日 | 観察会


6月4日、朝早く起きて、谷地坊主観察会のために観察道具を自作し、乙女高原まで登り、観察予定の湿地に行って、観察会の流れを考えました。まずは、湿地をできるだけ広く見渡せる場所から眺めてもらいます。すると、谷地坊主のある場所とない場所がくっきりと分かれています。ヤマドリゼンマイの群落が湿地の右岸から左岸までおおっている箇所があるのですが、そこから上流は谷地坊主だらけ。でも、ヤマドリゼンマイから下にはほとんど見られません。「この違いを産み出しているのは何か」を考えてもらうところから観察会を始めよう。よーし、準備万端。

 ところが、参加者の皆さんが集まり、話を始めたところ、たいへんなことがわかりました。山本さんがご友人と4日前に探索し、「黄色いスミレ」を発見したというのです。冬の乙女高原フォーラム(テーマはスミレ)で講師のいがりまさしさんが存在を予言したスミレです。
 参加者はそんなに多くありませんでしたし、皆さん、ファンクラブの関係者やイベントへの参加体験者ばかりだったこともあり、「谷地坊主観察会はお休みにして、そのスミレを見に行きませんか?」と提案。谷地坊主はいつでも見られますが、黄色いスミレは今しか見られない・・・というか、今なら見られる!!からです。

 参加者は7人。途中まで車で行き、そこから歩いて現地に向かいました。乙女高原よりだいぶ標高が高い場所です。こんな時期なのに、まだタチツボスミレやミヤマスミレが咲いていました。ミヤマザクラはまだつぼみ。





 1時間以上、歩いたでしょうか。突然、黄色いじゅうたんのような黄色いスミレの群落が迎えてくれました。苔むした岩に冷たい水の流れがあるような、少し湿った場所でした。



 キバナノコマノツメは名前に「スミレ」が付かないスミレです。他のスミレに比べ、花びらが長細く、人間に例えると、手足が長いスラッとした体格でした。ずっと見ていても、見飽きません。「このスミレに虫が来ているところを写真に撮りたいな」と粘ったのですが、願いは叶いませんでした。せっかくなので、黄色いスミレの群落を眺めながら、おにぎりを食べました。



 このコース、他にもいろいろな発見があって、楽しめました。他の季節に来てもいいなと思いました。





 案内してくださった山本さん、大江さん、ありがとうございました。
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