乙女高原で見られる「氷華」を紹介する乙女高原展を始めました。新作です。
冬のはじめころだけに見られるものです。
ある草花の根本に「氷の水飴」「氷の宝石細工」とも形容できる、なんとも不思議で美しい氷の造形が見られます。
展示テーブルには「スミレカレンダー2022」も置いてあります。ご自由にお取りください。ただし、一人一枚です。
乙女高原で見られる「氷華」を紹介する乙女高原展を始めました。新作です。
冬のはじめころだけに見られるものです。
ある草花の根本に「氷の水飴」「氷の宝石細工」とも形容できる、なんとも不思議で美しい氷の造形が見られます。
展示テーブルには「スミレカレンダー2022」も置いてあります。ご自由にお取りください。ただし、一人一枚です。
■■乙女高原連絡会議■■
■経過報告・報告事項
・スミレ・カレンダー2022の配布計画が承認された。山梨市役所、牧丘支所、峡東林務環境事務所県有林課の皆さんにお配りし、残しはカウンターに置いていただく。笛川小・中学校の全児童生徒・教職員にも配布する。
・次回世話人会は1/13。2月は無し。3月は総会(3/13)。
■「有志による」草刈りについて (反省・連絡会議)
・林道の両側ともしっかりと草刈りがされていた。ありがたかった。
・甘利山倶楽部の皆さんが来てくださったが、乙女高原ファンクラブからも甘利山にいくべき。
■乙女高原フォーラムについて (検討・連絡会議)
・ノートパソコンとプロジェクターは市で準備いただけることに。
・ちらし配布の概要 → 市:1千部。県:3千部(うち2千は全県立高校・特別支援学校)。講師に百部。ボランティアボード150部。世話人会100部。山梨・甲州市内小中学校1,300部。等。
・企画書を検討。1月世話人会までに県・市・FCで担当者を決めて係分担表に記入して報告。
・フォーラム後に行っていた「茶話会」は「反省会」とし、出席者はファンクラブ会員のみとし、ペット茶と菓子セットを配布する。
・スミレカレンダー2022ポストカードは、参加者全員に配布。
・フェロー授与者はなし。
■来年度の活動計画について (検討・連絡会議)
・遊歩道づくり・草刈りボランティア・乙女高原フォーラムについて市・県に日程調整を依頼。
■■乙女高原ファンクラブ世話人会■■
■来年度の活動計画について (検討・世話人会)
・自然観察交流会等に、野鳥観察を加味する。
・来年度の活動計画は今年度並み。1月の世話人会までに表の形で提案する。
■2021年度総会について (検討・連絡会議)
そ の 他
・【県より】焼山の作業小屋の向かいで伐採計画がある。留意点があれば教えてほしい。
※次回世話人会 2022年1月13日(木)19:00~ 牧丘支所 ※2月17日(木)は中止。
※2021年度総会 2022年3月13日(日)14:00~ 牧丘支所 (準備は13:30~)
参加者は5人。2台に分乗して乙女高原を目指しました。いい天気でした。
旧杣口林道の途中で、県道路課の作業予定地を確認しました。2021年度中に工事予定の「カエル池の北」は、工事車両が止まっていて、2人で打ち合わせをしていました。道は狭いし、駐車スペースもないので、スルーしました。
サワラ林で車を降り、氷華を探しました。カメバヒキオコシの氷華はもうシーズンを終えたようで、あまりきれいではありませんでした。道端にはマルバスミレ、タチツボスミレ、エイザンスミレの夏葉があり、閉鎖花の実の痕も見ることができました。
2022年度に工事予定のところでも車を降りました。大烏山登山道入り口の近くです。ここで割れた茶碗、湯飲み、急須、トタン波板など、生活の匂いがプンプンするゴミをたくさん見つけました。どうも小屋があったようです。何のための小屋だったのでしょう。どなたかご存じの方はいませんか?
大きなトチノキやカツラもある、とても気持ちのいい雑木林です。落ち葉がいっぱいでした。トチノキやカツラがあるということは、水に恵まれているということでしょう。冬越しをしているフデリンドウの株がたくさんありました。次の春から定期的に歩いて、観察しようということになりました。
さて、草原です。いい天気。雪はまだありません。ここでも枯草の中に、小さな小さなフデリンドウの株を発見。
地上巣も見つかりました。いまだに、どんな「ネズミ」がこの巣を作っているかは不明です。それにしても、よくできています。
湿地に谷地坊主を見に行きました。「髪の毛の量が多く、ボサボサ頭」状態です。これが雪でも降ると、上から撫でられた感じで落ち着くのですが…。
ツツジのコースは日当たりがよくないので、たくさんの霜が残っていました。
そして、ウスユキソウの根本にはたくさんの氷華。それはそれは美しかったです。
いくつか実も見つかりました。ツルウメモドキの実は真っ赤でした。ツノハシバミの実がまだ枝についていました。ネズミに見放されたなあと思って、かじってみたら、やっぱり中身がありませんでした。
おもしろかったのは、クモキリソウという小さな野生ランの実。指ではじいてみたら、中からほこりがポッと出てきました。これがランのたねです。ランのたねは「けしつぶ」どころじゃない小ささです。おもしろいので、何度も試してしまいました。
そして、あったのです。ウサギの糞。ウサギは全国的に減っている傾向があり、乙女高原も例外ではありませんでした。乙女の草原でウサギの糞を見つけるなんて、何年ぶりでしょうか。
帰りがけに、木道のある湿地で途中下車しました。湿地の中を歩き回ると、あることに気づきました。小鳥がついばむのにちょうどいい大きさの黒い実があちこちの木になっているのです。全部同じ種類です。イボタノキ。冬になって葉が落ちて、黒い実が目立つようになって、初めて気づきました。こんなにたくさんイボタノキがあったんだ。たねを広めたのは、きっと小鳥たちでしょうね。ついばんでいる姿を見てみたいものです。
また、古楢山林道にも寄りました。カメバヒキオコシに氷華が残っていました。
大きな胞子葉が残っているのはイヌガンソクというシダでしょうか。
ここでの大ヒットは名も知らぬキノコ。冬にしてはちゃんとした形でキノコがあるなあと思って、触ってみると・・・コチコチ。そう、凍っていたのです。これには笑ってしまいました。
道端の林の中に多数あったノリウツギのドライフラワーもなかなかきれいでした。