乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

植生調査

2021年09月19日 | モニタリング調査

草原内に10か所設けたポイントで、毎年9月に植生調査をし、シカ柵設置後、乙女高原の植生がどのように変化しているのかを調べています。主導は元麻布大学教授の高槻さん。

 

 

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2021年度 第3回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

2021年09月16日 | 世話人会

乙女高原連絡会議

■経過報告・報告事項
・基本的に紙面報告だが、紙面報告後に変更等あった部分について口頭報告。
・マルハナバチ調べ隊 9月も「調べ隊」は中止。調査のみ実施。
・「花と昆虫のリンク」調査 8月8日以外にも8月22日,9月12日に実施。
 調査結果は高槻先生が分析と考察。
・笛川小乙女高原案内、教員OB案内は両者ともコロナ禍のため中止に。
・次回、自然観察交流会(10月2日)。


■草刈りボランティアについて  (検討・連絡会議)
●「実施するか・しないか」を検討した。今後の感染状況によっては、全面中止となる可能性はある。
不特定多数の人々を、ちらしやマスコミ告知によって集める「イベントとしての」草刈りは中止。
会報(普通会員)、メールマガジン、ホームページのみで(限定的に)告知し、有志による草刈りとする。
・県(県有林課)、市(観光課)は、できるだけ協力する。
・事前参加申し込みは、FC事務局まで → 申込数に応じて、保険加入。お茶・作業手袋準備。
・ちらしは作らない。
・田丸さんのパッカー車は頼まない。
・記念写真は古屋さんに頼む。救護の町田さんにも声をかける。
・刈る場所を分けて、「手刈り」「機械刈り」「草運び→敷き入れ」「ロープ回収→整理」の指示役を作る。
・「救護」の準備をする。
・11月6日の「下準備」も「草刈りの1日」→多くの方の参加を!  2日間かけて草刈りをするイメージ。
・県による事前刈り取りの面積を、できるだけ多くしてもらう。
・団体(田丸、ジェイチーム、ロータリークラブ等)への参加依頼「できれば参加を」柔らかいニュアンス。


■乙女高原フォーラムについて  (検討・連絡会議)
・実施の方向で検討。後日、決定する。
・「リモート開催」を検討する余地がある。リモート開催できる環境で、開催する。
・「リモート」と「会場に人を集めて」のハイブリッド開催は難しい。

 

そ の 他

 ・乙女高原植生調査(高槻先生主導) 急きょ9月19日に実施。


※次回世話人会 10月21日(木)、11月18日(木)、12月16日(木)

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花と昆虫のリンク調査 9月編

2021年09月12日 | モニタリング調査

9月12日に有志4人でリンク調査に挑戦しました。

来年は初夏から初秋まで、継続的に「乙女高原のリンク」を調べてみたいと思っています。

 

 

 

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9月のマルハナバチ調査

2021年09月04日 | マルハナバチ調べ隊

雨が降るという天気予報でしたが、角田さん夫妻、三枝さん、芳賀さん、植原が調査に参加。角田(敏)さんはロッジ周りや遊歩道の草刈りをしてくださいました。
 天気が悪かったので、ラインセンサス調査のみ行いました。
  天気:曇から雨。
  気温:17.5℃(10:07)。
  調査時間67分間(10:12-11:19)。
  結果は合計:16頭。内訳は、以下の通りです。

・ミヤママルハナバチ計15頭(タムラソウ6、ノハラアザミ6、ヤマハギ2、タチフウロ1)
・オオマルハナバチ計1頭(タムラソウ1)

 その翌日、井上さんがお一人でマルハナバチ調べをし、レポートを書いてくださいました(以下)。

 9月5日(日)に乙女高原に行き、一人で勝手にマルハナバチ調査をしました。本当は前日にマルハナバチ調べがあったのですが、雨予報だったので私は行きませんでした。でも何人かは行かれて、マルハナバチ調べや草刈りなどをして下さったとのことです。
 曇り空で、ときどき晴れ間もみえるものの霧が流れ、気温は17℃と数日前の猛暑がうそのような低さ、前夜の雨で植物には水滴がたくさんついている状況で、はたしてマルハナバチはいるだろうかと思いながら、いつものラインセンサスのコースを歩いてみました。
 草原はススキの原になって、その中にタムラソウ、シラヤマギク、ゴマナ、ハンゴンソウ、マツムシソウなどがたくさん咲いています。モリアザミやセイタカトウヒレン、ハバヤマボクチなども咲き始めました。夏に咲いていたタチフウロやノハラアザミ、ツリガネニンジンもまだたくさんあります。

 8月のマルハナバチ調べでは、それこそたくさんのマルハナバチが飛びまわっていましたが、やはり今回はなかなかいません。1時間半くらいかけて一周する中で、ミヤママルハナバチ12頭、オオマルハナバチ10頭、トラマルハナバチ1頭の計23頭でした。タムラソウやノハラアザミに多く来ていました。アブやハエはノダケやゴマナに密状態なくらいにたくさんいたのですが、マルハナバチは少なめ。気温が低すぎたのでしょうか。
 昼食後に森のコースから草原のコースを歩きました。セイタカトウヒレンが増えてきているようです。マルハナバチを数えながら歩いてみたら、ミヤマ14頭、オオ10頭、トラ7頭の計31頭でした。草原では咲き始めたハバヤマボクチにトラが集団で吸蜜に来ていました。またりっぱなトリカブトにはいつもトラがきているのに、なぜかミヤマがきていてびっくりしました。
 午後になって少し気温が上がったようだったので、マルハナバチが出てきていないか、もう一度、ラインセンサスコースを歩きました。結果はミヤマ8頭、オオ11頭、トラ1頭、計20頭であまり違いはありませんでした。
 マルハナバチは少なめでしたが、意外にチョウがいました。アサギマダラ8頭、ジャノメチョウ7頭、ヒョウモンチョウの仲間20頭(羽がぼろぼろのものも)、スジグロシロチョウ5頭、キタキチョウ3頭、ミスジチョウの仲間3頭、イチモンジセセリは数えませんでしたが、たくさんいました。

 訪花昆虫調査をしてから、マルハナバチだけでなく他の虫にも目がいくようになり、花と虫のリンクが気になるようになってきました。訪れる人も少なく、一人でのんびりと昆虫や花を見ながら、秋の高原を楽しむことができました。

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