乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

2019年度 第7回 乙女高原連絡会議・乙女高原FC世話人会 議事録

2019年12月19日 | 世話人会

日 時:2019年12月19日(木) 午後7:30~9:00
 

※前回連絡会議/世話人会の議事録の承認。

 

乙女高原連絡会議

■第20回草刈りボランティア  (反省・連絡会議)
・反省点を共有。それ以外の反省点として「豚汁の味が薄かった」「配布している作業用軍手が安物なので、もっとしっかりしたものを」「熊手をもっと多くする」。
・20周年記念グッズの送り先31人。
※ジュースの余分は世話人会にして配布。お茶は賞味期間が十分あるので(2020年6月)、遊歩道づくりで使用。

■第19回乙女高原フォーラム  (検討・連絡会議)
・企画書を検討。スタッフに立候補くださる方がほかにもいらっしゃったので、企画書を更新する。
・今のところ、ファンクラブ・スタッフは13名。さらに立候補者を募る。
・茶話会とその後の懇親会は今年も開催。参加を!!
・フェローについて 記念品のサーモスは30個を注文。フェロー認定者は16名のはずなのに、記念品の残部は16。2名、まだ記念品を受け取ってない方がいる→次回世話人会で。
※弁当は25個を柳橋に注文済み。当日、11:30に配達してくれる。
※ルートインには講師宿泊費を支払い済み。

■来年度の計画  (検討・連絡会議)
・3者共催の事業の日程調整が必要。

 

 

乙女高原ファンクラブ世話人会

■来年度の計画  (検討・世話人会)
・夏休み前に遊歩道の草刈りを予定する。
・スミレ観察会は依田さんと、交流会や案内人活動は山本さんと打合せをする。

■2019年度総会  (検討・世話人会)
※座談会の話題提供者 芳賀さんから木曽川さんに民話語りを依頼。「焼山峠」「甲斐の湖」「笛吹権三郎」
・会計監査人として駒田さんと奥山さんに依頼したい。奥山さんには三枝さんから依頼。

そ の 他

 ・日本山岳遺産サミット 参加者には旅費半額補助を出す。


・第8回連絡会/世話人会2020年 1月16日(木)19:30~  牧丘総合会館

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乙女高原展「乙女高原の四季と乙女高原フォーラム

2019年12月08日 | 街の駅・乙女高原展

12月8日より、乙女高原展シーズン21「乙女高原の四季と乙女高原フォーラム」を開始しました。

お近くに来た折には、お立ち寄りください。

 

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12月の自然観察交流会~氷華~

2019年12月07日 | 乙女高原観察交流会

交流会に参加された井上さんがレポートを書いてくださいました。

 

 12月6日、観察交流会が行われました。雪の心配もありましたが、曇り空の天気。参加者は4名でした。今回の観察はシモバシラを見るのが主目的となりました。シソ科の植物のシモバシラは枯れた茎に霜柱(氷華)ができることで知られています。シモバシラの茎は冬になると枯れてしまうのですが、根はその後も活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続けます。そして外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎が裂けて氷が噴き出し、氷の華のようになります。この氷華のできた痕跡を1年前の観察会で見つけたので、実際に見るのが1年越しの宿題になっていました。乙女高原にはシモバシラはないのですが、他の植物でも氷華ができるとのことで、いろいろな植物を観察しました。
 まず、杣口林道のサワラ林の所で、カメバヒキオコシ、ヨモギにできているのを見つけました。セキヤノアキチョウジは氷は融けてしまっていましたが、茎の根元が裂けて、氷華ができた痕跡がありました。


 次に焼山峠から乙女湖展望台へ行く小楢山林道の途中で、カメバヒキオコシの氷華の観察です。この氷華はまるで飴細工のような白い氷が茎の四方へ噴き出しています。渦巻のようなもの、花のようなものなどさまざまな形の氷華がありました。植原さんは飴細工みたいで、おいしそうと言って、ちょっと食べてみると、やっぱり氷の味。シロップをもってくればいいのではないかなど、盛り上がりました。また氷華にできる縦縞で何日ものの氷華かもわかるということを教えてもらいました。


 近くの道端に実をつけたヤナギランがたくさんあるのを見つけました。以前、乙女高原で草刈りをした草を入れていた場所に行ってみると、そこにもヤナギランがかなりあります。アケボノソウ、カワラナデシコ、トモエソウ、オカトラノオなどの枯草もあります。乙女高原の花の種が芽生えたのでしょうか。来年の夏には見に来なくてはと、また1年越しの宿題です。ここではトモエソウ、オカトラノオ、ヤナギラン、キオン、トネアザミ、ジャコウソウなどに氷華を見ることができました。


 その後、乙女湖展望台に行ってみました。杣口林道を上がってくるとき、山が雪で白く見えていたのですが、前夜から朝にかけて雪が積もったようです。乙女湖の上に見える稜線の木々は霧氷のように白く見えてとてもきれい。曇り空ですが、金峰山の五丈岩もよく見えました。

 あちこちに寄り道しながらゆっくり観察したので、乙女高原に着いたのは、もう正午過ぎ。気温は1℃、寒さにふるえながら昼食をとりました。寒くてじっとしていられないので、短時間で昼食を終え、草原の観察です。歩きながらネズミの地上巣をいくつか見つけました。

そして、刈り残してあった場所では、ハンゴンソウの、林のふちの日陰の場所では、ゴマナ、ヨモギ、アキノキリンソウ、ヤマハハコ、ウスユキソウ、ヤナギタンポポなどの氷華を見つけました。

これらの氷華は、カメバヒキオコシのように目立たないので、みんなで枯れた草の根元を覗き込みながら探すのですが、知らない人が見たら変に思うかもという感じでした。痕跡だけのものも含めると20種類近い植物に氷華ができることがわかりました。ウスユキソウの氷華は透明で根元から三角に伸びてきれいでした。


展望台では雪をかぶった富士山が見えました。曇り空に雪の白さと山腹の青さが美しかったです。ヨモギ頭では木の間越しに南アルプスや八ヶ岳も見えていました。ロッジに下ってくると気温は0℃。寒いはずです。観察は終了。草原を後にしました。


途中、木道の湿地の所に、何か猛禽類がいます。カラスも。車から降りてみると、シカが笹の斜面で死んでいました。角が短い若いシカです。センサーカメラがあれば、どんな動物が来るかわかるのにと残念がっていた植原さんは、翌日、センサーカメラを設置しに行ったとのことです。

寒い一日でしたが、寒くなくては見られない、いろいろな植物の氷華を楽しむことができました。楽しかったです。

 

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