言の葉(内村鑑三）：霊と肉と。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　　人は霊魂のみではない、
　　　　また肉体のみではない、霊魂と肉体とである。
　　　　霊肉は彼の実在の両方である。
　　　　したがって霊魂の始まった復活は肉体にまで
　　　　及ばざるをえないのである。

　　　　　（「一日一生」内村鑑三著　教文館　）


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　一般的な多くの宗教にありがちな「霊魂だけ」というのはキリスト教ではない。
　主の主王の王主イエス・キリストが救ってくださるのはご自身と同じく霊魂と肉体をもつものである。フツーのクリスチャンのわたしが毎朝毎晩唱えお祈りしている言葉の中に「霊魂と肉体にて一つの人なるごとく神と人にて一つのキリストなり」という一節があるが、まさに主の主王の王主イエス・キリストの復活のことである。
　主は霊魂だけ「復活した」のではなく、霊魂と肉体の両方が天の父なる神によって「復活した」のである。これは「創造」ということを考えてみれば、ごく「自然なこと」ではないだろうか。つまり「復活」というのは一種の「再創造」であると言ってよい。
　ただ単に「生きかえった」「よみがえった」のではない。
　霊魂と肉体にて主がわたしたちをいのちある者を創造なさったように、主イエス・キリストも天の父によって十字架上の死より霊魂も肉体も復活させられたのだ。
　わたしたちフツーのクリスチャンはこの方の復活のいのちに（霊肉共に）生かされている。



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