
自分で自分を救おうとする人間の心の傲慢を、
主はよくご存じです。
(「ルカによる福音書」下・11-24章 蓮見和男著 新教出版社 )
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主イエス・キリストがまさに十字架上で苦しんでおられる時、暴徒と化した群衆が叫んでいる。
「神の子なら十字架から降りて自分を救え」と。
主は「人間となった神」である。しかしその主が人性を取り人間としての条件をすべて御身に成就なさるために主はその「自分で自分を救おうとする人間の心の傲慢さ」を御身と共に十字架につけて殺してしまったのである。
それでは主は「自殺」されたのか?
そういった疑問がある方もおられると思う。しかし主は「罪」を取り除くために人間の世界にこの世に降りて来られた。人間のひとりとして。だからこそ呪いそのものとなって罪の姿そのものとなって十字架上でわれらの罪を取り除くために死んでくださったのである。主の十字架の出来事が本当に自分の罪を帳消しにしてくださるためだったと魂の奥底から信じることができる者は救われる。
そして十字架の死より復活なさった主より復活のいのちがいただけるのである。
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