
わたしは、飽くことにも飢えることにも、
富むことにも乏しいことにも、
ありとあらゆる境遇に処する秘訣を心得ている。
(ピリピ人への手紙 第4章12節 )
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宣教の大使徒パウロに与えられたみことばである。
これはパウロがよく言われるところの「聖人」という者ではないことを示す。
要するに彼はどのような状況下に置かれても静かに力強く聴こえてくる主の主王の王主イエス・キリストの御声を聴き、それによく従い、その御声に生かされていたということなのである。
これは人間としてごくフツーの生き方であり、フツーのクリスチャンの主に対する態度である。フツーのクリスチャンの生き方生かされ方であり、決して悟りきった偉い聖人の生き方生かされ方ではない。彼にはキリストしかいなかったのである。
自分自身を理解してくださり、支えてくださり、生かしてくださるのは彼にとってキリスト・イエスしかなかったのである。決して「聖人」などという虚飾に満ちた人間ではない。
フツーのクリスチャンである。だからこそフツーの人間らしい人間である。
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