すると、会堂管理者のひとりでヤイロという者が来て、
イエスを見て、その足もとにひれ伏し、いっしょうけんめい願って
こう言った。「私の小さい娘が死にかけています。どうかおいで
くださって娘の上に御手を置いてやってください。
娘が直って助かるようにしてください」。
そこで、イエスは彼といっしょに出かけられたが、多くの群衆が
イエスについて来てイエスに押し迫った。
ところで十二年間長血をわずらっている女がいた。
この女は多くの医者からひどいめに合わされて、自分の持ち物を
みな使い果たしてしまったが、何のかいもなく、かえって悪くなる
一方であった。
彼女はイエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、うしろから
イエスの着物にさわった。
「お着物にさわることでもできれば、きっと直る」と考えていたから
である。
すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことをからだに
感じた。
イエスも、すぐに、自分のうちから力が外に出て行ったことに気づいて、
群衆の中を振り向いて「だれがわたしの着物にさわったのですか」と
言われた。
☆★☆★ ☆★☆★ ☆★☆★ ☆★☆★
ヤイロの娘も十二歳、この女性の病気の期間も十二年だった。
この十二という数字はイスラエル十二部族を表わす。
ヤイロの娘もこの女性も病気をいやしていただいた。
大切な」のは信じる心である。ヤイロも主イエスなら自分の
娘をいやしていただけると心の奥底から信じた。この女性も
病気をいやしていただけると必死で信じてイエスの着物にさわった。
主を信じてそして主に選ばれてイスラエルとなった者はみんな
無条件で主に助けていただけるのである。
主イエス・キリストの御名によって。
アーメン。
☆★☆★ ☆★☆★ ☆★☆★ ☆★☆★
↓:ヤイロ
にほんブログ村