言の葉（トルストイ）：福音は伝わってゆくのか？主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　　公正な富はなに不足ない人たちの間にのみありうるもの
　　　　である。現在のわれわれの社会のように、数百人の貧者が
　　　　あってようやくひとりの富者ができるようなところには
　　　　後ろめたくない富者などはありえない。

　　　　　　（「ことばの日めくり」トルストイ著　小沼文彦編訳　女子パウロ会　）


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　あなたは上記のトルストイの一文を読んで「良心に痛みを覚える」だろうか？
　フツーのクリスチャンのわたしでも魂にグサリと主よりのみことばがつきささる。
　わたしはフツーのクリスチャンとして「主イエス・キリストの愛と正義と自由」つまり「福音」を宣べ伝える者にすぎない。しかし上記のトルストイに与えられた主イエス・キリストのみことばはまことに痛い。
　わたしという存在そのものが痛む。
　「良心に痛みを覚える」どころではない。わたしという人間存在の全身全霊が痛む。
　「おまえそれでいいよ。そこからわたしのみことばの宣教が始まると思わないか？　」と主ご自身のやさしいなぐさめのみことばが与えられることに主イエス・キリストの御名によって感謝している。
　「主イエス・キリストのみことば」は「たっぷり食べてちゃんと着て、眠れる人」ではなければ受け取っていただけないのである。
　この拙文を書くため、夕食としてわたしは十分に食べ、冷暖房完備の「自宅」で書いている。わたしは上記のトルストイに与えられ一文を読み全身全霊にわたしという人間存在そのものに痛みを覚えている。主よ。



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